小学、五年の時だったと思う。インコを飼っていて、卵から雛がかえった時、
弟と大喜びした記憶がある。
雛の成長が待ち遠しく、毎日、籠を覗くのが楽しみだった。
雛もずいぶん大きくなり、手の上にのせ、そこから飛ぶ練習をさせたりするようになった。
本当に楽しい時間だった。ある日、縁側でいつものように、飛ぶ練習をさせていた。
陽気な温かい日が差していて、最高の気分だった。
が、一転した。
僕の飼っていた猫が…。
レオという名の猫で、子猫の時、土佐犬に腹を噛まれ、一命をとりとめた経緯がある。
シャム猫だったが大人になっても耳は黒くならず、以上に大きくなり、ケンカばかりしていた。
多分、あそこまで、僕になついてくれた猫はいない。事件があった時の雛インコの顔と閉じた目を今でも、忘れることができない。
その日は倉庫にいるレオにいろいろ投げつけて、叫んだことを思いだす。
今になって考えると、インコばかりに目を向けていた僕に対する、レオの反抗だったかもしれない。
レオは結局、ケンカで骨が折れまくり、歩けない状態だったが、ある日、姿を消した。
彼の生き方はまねできない。僕もかくありたいものだ。
弟と大喜びした記憶がある。
雛の成長が待ち遠しく、毎日、籠を覗くのが楽しみだった。
雛もずいぶん大きくなり、手の上にのせ、そこから飛ぶ練習をさせたりするようになった。
本当に楽しい時間だった。ある日、縁側でいつものように、飛ぶ練習をさせていた。
陽気な温かい日が差していて、最高の気分だった。
が、一転した。
僕の飼っていた猫が…。
レオという名の猫で、子猫の時、土佐犬に腹を噛まれ、一命をとりとめた経緯がある。
シャム猫だったが大人になっても耳は黒くならず、以上に大きくなり、ケンカばかりしていた。
多分、あそこまで、僕になついてくれた猫はいない。事件があった時の雛インコの顔と閉じた目を今でも、忘れることができない。
その日は倉庫にいるレオにいろいろ投げつけて、叫んだことを思いだす。
今になって考えると、インコばかりに目を向けていた僕に対する、レオの反抗だったかもしれない。
レオは結局、ケンカで骨が折れまくり、歩けない状態だったが、ある日、姿を消した。
彼の生き方はまねできない。僕もかくありたいものだ。