うとうとしながら

地震災害をテレビで見ながら、寝たり、起きたりを繰り返し、幾度となく夢を見た。
悪い夢を見そうだが、全く関係のない楽しい夢が多かった。
家から一歩も出ることはなく、まったりした1日だった。
テレビを見ながら、被災地の人達は寒いだろうなとばかり考えていた。
目を閉じるとまた眠っていた。身近な人達が夢に現れ、皆、優しくしてくれた。
テレビの報道の声に目が覚め、うとうとした状態で、夢と現実の境界線がないようであった。
昭和が終わり、平成になった頃から、日本は不運続きのような気がする。
今から、ますます大変な時代になるが、向かい風の時だからこそ得られる幸せもあるかもしれない。
夢から覚めて、そんなことを考えている。
格差社会になり、皆、勝ち組に入りたいと思う。
現実は、ほとんどの人が負け組になる。
これからは、そんなことに振り回されず、人として何が大切なのかを考えて、貧乏な中に、幸せを見つけるようにせねばならない。
住みなすものは、心なりけり。
贅沢が幸せとは限らない。楽しいと思うこと、感動できること、人に親切にすること、親切にしてもらうこと。
幸せとはそんなところにあるのかもしれない。