おもしろき ー熊本、鹿児島、宮崎で過ごした日々🌟🌟🌟

おもしろきことのなき世をおもしろく!Carpe Diem. 人間万事塞翁が馬。人生いろいろあるから、おもしろい!

オリオン座

2014年11月28日 01時52分51秒 | 天体

9月から続いたかんぺき問題集の授業も今日でおしまい。

計12回の授業だったが、今年初めて、12回とも長文を扱った。

今日の文章もまたしみじみとしたいい内容だった。うん。

長文ばかりやるというのは最初で最後の試みになると思う。

長文の授業はどうしても、たんたんとしたものになり、生徒にとっては辛いものになったかもしれない。

それでも僕には、英語力を伸ばしたいという揺るがぬ信念があったので、満足している。

高校になって、きっとこの12回の授業が、ボディブローのように効いてくると信じている。

いい大学に進学して、ずっと英語を得意にしながら、日本を変えてくれるような人物になってもらいたい。そう願って止まない。

あと数日で今月も終わり、合格100日作戦が始まる。
中3の担任をしてしまうと、どうもいけない。

合格させねばならぬという緊張やら、あと100日しか教えることができないという寂しさやらが交錯し、何とも表現できぬ気持ちになる。

「光陰矢の如し。一寸の光陰軽んずべからず。」という言葉を覚えたのは、小学6年の時、「時をかける少女」を見た時だった。

あの頃は意味を解りつつ、実感は涌かなかった。

無常感という言葉を知ったのは中2の時、平家物語を習った時だ。
これまた実感が涌かなかった。

今ではこれらの言葉が身に沁みる。

永遠はない。前の道を進むのみ。後戻りはできぬ。

だから一生懸命、今を生きなければと思う。

家に帰り着き、天を仰げば、オリオン座が南中していた。

しばらく空を見上げながら、もうこんな時期になったのかと訳もなく涙がこぼれそうになった。

悔いのない人生ではあるが、やはり心配は尽きない。

笑いの絶えない、苦しみの少ない世の中になることを心の底から願っている。

「皆、幸せになりますように。」
オリオン座に願いを込めて。

 

平家物語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)
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