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近所のお正月の神様飾りを写させていただきました。
床の間の上の両側にも向い合せに、神棚がありました。
するめ、昆布、神葉、吊し柿がお供えしてあります。
またこのお宅は、大みそかに黒豆で豆まきをされるので
その時の豆が、三方の左側に升に入れてお供えしてありました。
正面の桁に飾ったしめ縄は、1年間そのままだそうです。
他の輪締めなどのしめ縄は1月5日にどんどさんではやします。
(この場合、燃やすとは言わずに「はやす」と言っています。)
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以前はこの町内でも神木迎えがあり、子供が竹を2本運んで立て、その下ではやされたそうです。
終わった後はその竹を曾木屋さんに買ってもらって、
そのお金で子供たちがお菓子を買ったりして食べたそうです。
曾木屋さんはそれで竹の釘を作って、屋根の曾木葺きに使われたようです。
高齢化の進む町内では、歳神様の社の維持や、お正月の飾りつけ、とんどさんの直会など
だんだん難しくなってきました。
とんどさん、お地蔵さん、荒神さん等の昔からの行事が町内のまとまりになってきましたが
外れたいという方が増えて、残ったものはますます大変になり、
今、いろいろ話し合ってみんなが参加できるように検討しているところです。