古里の暮らしの中で

私の住んでいる地域の文化を紹介する

高潮・苦潮(にがしお)

2012-09-20 14:04:41 | 日々の暮らし
日本海を通過した台風16号と満潮の関係で高潮になった。
9月17日の夕方、子供たちがゴズ(ハゼ)をバケツ一杯とって騒いでいた。
苦潮で、海から川へ逃げて来たものの水門で逃げ場をなくしていた。

18日午後4時過ぎの川の様子。大きな魚はセイゴ(出世魚のスズキの前)、この間に無数のゴズが死んでいた。
今年はゴズの生育もよく、ゴズ釣り大会を楽しみにしていたのに、という声が聞かれた。
こんな状況下でも、強いのはボラの子。死んだゴズに群がり食べている。


海岸近くの川端のお宅の前、コンクリートの壁が出来てからは初めての出来事だとか。


18日午後4時過ぎの水門の様子。
水門の右が川、左が海水。海の水の方が50センチ位高かった。


19日朝8時半過ぎの水門の様子。
干潮になり、潮が引き、海水が低くなった。
水門を締め切る前に水門を超えていた、ゴミと死んだ魚が集まってきた。


山陰中央新報によると、18日午後5時時点で、2003年9月13日に次いで
観測史上2番目となる1.05メートルまで上がったそうだ。

町内の雨水の排水溝にも海水とともに魚が上がってきた。
魚が死んで水だけ下がって行き、昨日、今日は臭いし蠅が出るしでたいへんだった。

今日、夕方に地元消防団の方が消防車とそのホースで、この溝のゴミや魚の死骸を洗い流してくださった。

80過ぎの近所のおばあさんも、こんなことは初めて、と話しておられた。