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広域観光協「ひだかブランド」ロゴマーク完成、夏に動画配信も〈2020年6月7日〉

2020年06月08日 08時30分00秒 | 記事

ロゴマークを披露する金崎会長と中村局長(左から)


 日高広域観光振興協議会(会長・金崎昭仁日高町観光協会長)が、昨年6月に日高地方発祥で県外からも幅広い人気と知名度を誇る特産品など12品目を認定した「ひだかブランド」のロゴマークを制作し、5日にお披露目した。「日高地方1市6町、みんなで育てる新たなブランド」をコンセプトに制作し、今後、各種情報発信やイベント等でのPR活動に活用する。夏には動画配信を始め、秋には認定品の追加募集も行い、ブランドの充実を図るとともにさらなる普及、知名度アップに努める。

 昨年秋に県内で初開催した第32回ねんりんピック紀の国わかやま2019で日高地方の特産品を売り込もうと「ひだかブランド」を募集し、推奨品として12品目を認定。日高地方発祥で県外からも幅広い人気と知名度を誇る「日高発祥ブランド」に4品目、日高地方発祥でこれから県内外にPRしていきたい「日高新星ブランド」に8品目を選び、パンフレットなどをつくり、ねんりんピックをはじめ各種イベントなどで売り出している。
 今年度事業で統一したロゴマークをつくろうと、業者発注して提案された35の案の中から協議会員の投票で決めた。採用したロゴマークは「ヒダカ」の「ヒ」をブロックにデザインし、7市町に見立てた7色のブロックが集まり、ひとつの星(シンボル)をつくり、その中で新たなブランドを育てていくというストーリーを表現している。中央の葉の濃い緑色は日高発祥ブランド、黄緑色は日高新星ブランドを表している。
 5日に日高振興局ロビーでお披露目式を行い、金崎会長と中村一人日高振興局長がロゴマークを発表。金崎会長は「1市6町の統一したロゴーマークをつくることで、日高地方がより強く、ひとつにまとまったと思います。一人でも多くの人にひだかブランドを知っていただき、購買促進につながるよう努力したい」、中村局長、服部克彦・振興局企画産業課長は「イベントなどで情報発信、PR活動を行い、認知度を高めていきたい」と話した。
 現在、ひだかブランドを紹介する動画も撮影しており、ユーチューブで協議会のチャンネルを開設し、8月から配信予定。認定品別の動画では、生産者の思いなども聞いている。協議会のホームページ、インスタグラムにも動画を載せ、全国に発信する。10月には認定品の追加募集を行い、日高新星ブランドを中心に5品目程度追加認定し、知名度アップ、購買促進に力を入れる。
 日高発祥ブランドは、ゆら早生、黒竹民芸品、金山寺味噌、南高梅の4品目。日高新星ブランドは紀州あかもく、ハリワカメ、ごんちゃん、かきまでご飯の素、衣奈そだち、衣奈わかめ、松ブランド野菜、幸せくるる御坊のお菓子の8品目。これら、ひだかブランドを主な原材料に加工した食品や食材(調理品含む)として使用、または売り文句とした料理は関連商品として売り出している。


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