吉原公園のヒマワリが開花
西山ピクニック緑地では天使の翼になるよう定植
JR紀伊由良駅周辺では広大に植えて造成
美浜町、日高町、由良町観光連携プロジェクトチーム「PROJECT24」のヒマワリを活用したインスタ映えスポットを造成する「ひまわり大作戦」で、3町の観光スポットなど1カ所ずつに種植えして育て、美浜町吉原公園内にあるポイントでは近く満開期を迎えそうだ。これに合わせ、新型コロナウイルス感染症で気持ちが落ち込む中、元気に明るく咲く夏の代表花のヒマワリの輪を広げることで地域を盛り上げようと、14日、同公園周辺で苗のプレゼントイベントを行う。
同チームは各町や日高振興局の観光担当と外から3町を見た視点や意見も取り入れたいと、地域おこし協力隊も加えたメンバーで昨年7月に結成。SNS発信が期待できる20~40歳の女性をターゲットに、思わず写真を撮りたくなるような撮影スポットを新たに作ろうと、今年度新規事業の一つに「ひまわり大作戦」を企画。第一弾として美浜町吉原公園テニスコート周辺に訪れた子どもたちにも見てもらいやすいように背丈が60センチほどで比較的に低い品種「ビッグスマイル」の種300粒をまいた。
第二弾は日高町の西山ピクニック緑地公園内に風に強い「サンスポット」600粒をまいた。上から見ると、天使の翼になるよう整えて植え、中央にベンチを置いて撮影スポットに。第三弾はJR紀伊由良駅周辺。背丈1メートルほどに伸びる「緑肥用ヒマワリ」を使い、車窓から見てもらいやすいよう4000粒もの種を定植した。
吉原公園内のヒマワリはすでに3、4分程度が開花しており、今月中旬には満開になる見通し。美浜町の花でもあり、太陽に向かって元気に咲くヒマワリのイメージから、新型コロナウイルス感染症の収束を祈る輪として広がるよう願いを込めて、吉原公園で先着300人に贈る苗のプレゼントイベントを計画した。
14日に吉原公園で開催される「夕暮れ市」で、午後3時~5時に訪れた人に1人1苗「緑肥用ヒマワリ」を無料で配布。自宅で鉢や地に植えると、8月中下旬には見ごろになる。
西山ピクニック緑地公園は7月上旬、JR紀伊由良駅周辺は7月下旬に満開期と予想しており、チームメンバーは「各スポットで写真に収めたりして楽しんでもらうとともに、地域の人々の手で育ててもらうことでヒマワリを楽しめるようにして、地域に明るさと元気を届けたい」としている。
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