紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

三浦源吾御坊市長始動 部課長会で指示、事務引き継ぎも 〈2020年6月13日〉

2020年06月13日 08時30分00秒 | 記事

事務引き継ぎを行った三浦、柏木新旧市長(左から)


 11日に初登庁した三浦源吾御坊市長(60)=島=は、午後から柏木征夫前市長(79)との事務引き継ぎ式、初の部課長会を開き、三浦市政を始動させた。部課長会では今年度中に策定する第5次総合計画、新型コロナウイルス対策など3項目について指示を出した。今後10年間のまちづくりの柱となる総合計画は独自施策だけでなく、全国の良い事例を積極的に取り入れた政策提言も行うよう促した。また、管理職が率先して風通しの良い職場づくりに努めるよう協力も求めた。
 
 事務引き継ぎ式では、新旧市長が帳簿等書類や未着手事項など4項目をまとめた引き継ぎ書に署名捺印し、握手を交わした。部課長会では「皆さんと一緒に『生まれて住んで良かったまち御坊』『誰もが住みたいまち御坊』と、一人でも多くの市民の皆さんに思っていただけるまちづくりを進めていきたい」と協力を呼びかけ、当面の課題についての方針を伝えた。
 第5次総合計画と来年度策定の第2次まち・人・しごと創生総合戦略について「職員の皆さんから積極的な意見、アイデアを出してほしい」と要請。特に総合計画では「独自の構想や政策アイデアはもちろん、他の自治体がすでに実施している事業で、素晴らしいものがあればどんどん参考にし、メリット、デメリットを検討して御坊市にマッチした形での政策を提案してほしい。今はネットを調べれば直ぐ分かる。良いものをどんどん取り入れていこう」と積極的な政策提言を促した。
 コロナ支援策では国の第2次補正予算に盛り込まれた地方創生臨時交付金について約2億円と想定した事業計画を早急にまとめ、6月定例議会の会期中に提案したいとの考えを伝え、使い道については「市民の皆さんが、真に必要としている施策を考えてほしい」と指示。あわせてコロナの影響を受けた事業を洗い出し、花火大会など中止になった予算を、コロナ支援策など懸案事項に回せないかも検討するよう求めた。
 混乱もなく、予定より早く支給開始できた特別定額給付金の取り組みを慰労した上で「仕事をするのは人。上司は部下のやる気を応援し、組織の目標達成につなげるのが理想。どんなにつらい大変な仕事でも職場が明るく、楽しく、前向きに仕事をする雰囲気、職場環境なら少しは救われるかなと思っている。管理職の皆さんには風通しのいい職場づくりに努力いただきたい」と促した。


 その他の主なニュース

ひだか病院 コロナで大きく減収、パンク寸前 当面3億円支援(6市町)交付金前払いも

湯浅御坊道路の4車線化で県道御坊美山線の移設進む

美浜町 新浜集会場新築へ樹木伐採 9月以降着工へ

7月1日から7日まで全国安全週間