5月の御坊市長選で無投票初当選を果たし、第6代市長に就任した三浦源吾・新市長(60)=島=が11日に初登庁。職員や支援者ら約100人に迎えられ、女性職員から贈られた花束を笑顔で受けた。初登庁式で「健康で明るく楽しく前向きに笑顔があふれるまちづくりに向け、使命感と責任感、正義感を常に忘れず『熱い心と冷静な頭』でベストを尽くし、市民の皆さんの幸せ実現のため、ワンチームとなって精一杯頑張りたい」と決意を述べた。
三浦市長は午前9時に初登庁し、健康福祉課職員の角冴佳さん、湯川はるかさんから贈られた花束を掲げ「ありがとうございました」と笑顔で応えた。市議会を訪れ、向井孝行議長、松本隆史副議長らにあいさつしたあと、市役所5階で初登庁式を行った。職員代表で龍神康宏副市長が「三浦市長が掲げられた公約実現のため、全力でサポートするとともに御坊市を魅力あるまちにするという情熱を持って職務に取り組みたい」と歓迎のあいさつ。
三浦市長は「市民の皆さまのご期待と、市長という使命と責任の重さに改めて身が引き締まる思い。全身全霊を傾けて市長の職務に励む覚悟」と決意を述べた上で「私は何があっても逃げない、引かない、驚かないの姿勢で仕事を続けてきたし、これからもそうしていく。いつも最悪のパターンを準備し、最善、ベストを尽くすことが大事。使命感と責任感、正義感を常に忘れず『熱い心と冷静な頭』で市民の皆さんの幸せ実現のため、職員の皆さんと一緒に仕事をしていきたい」と話した。
選挙で公約に掲げた5つの大きな柱、23項目のマニフェストの実現に向け、今年度中に策定する第5次総合計画、来年度策定の第2次まち・人・しごと創生総合戦略に反映させるとともに「市民の皆さんのアイデア、意見を聞きながら職員の皆さんとともにしっかりした計画をつくりあげたい」と強調。「堅実で着実な持続可能な財政運営を行い、職員の皆さんとともに絶えずアンテナを張りめぐらし、国や県の施策を活用し、周辺町とも連携しながら市民の皆さんとの協働によるまちづくりを推進したい」と話した。
「6月議会中に提案したい」
コロナ支援第2弾検討指示
記者会見では、国の第2次補正予算に盛り込まれた地方創生臨時交付金の使い道を早急にとりまとめ、26日開会の6月定例議会の会期中に「提案したい」と意欲を示した。
第一弾交付金は1億1500万円で最大20万円支給する企業者等応援給付金、水道基本料金や学校給食費の2カ月免除、新生児への10万円給付などに活用。第2弾は2倍の約2億円を想定した事業計画の検討を指示した。コロナで中止したイベント等の予算やふるさと納税の収入などを充てる考えも示した。
また、市長席に座った感想として「実感はまだ湧かないが、責任の重さをひしひしと感じている」と述べ、まず取り組みたい施策として防災対策、健康づくり、観光振興を挙げた。
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