川又工区が完成すれば全線の整備が完了(昨年完成の川又新橋と工事中の第二トンネル)
県が平成26年度から本格着工している印南町真妻地内を通る国道425号の上洞~川又間(延長2800メートル)の川又工区は今年度の完成をめざし工事が進められている。工事は昨年度着手した川又第2トンネル(延長99メートル)工事やトンネル出入口の道路取り付けなどを残すだけ。国道425号は印南原~切目川~真妻地区と町を縦貫する唯一の幹線道路で、拡幅工事などの整備を進め、川又工区が完成すれば全線整備が完了する。
同町を縦貫する国道425号は、印南原地内の大峠区間や平成14年度から着手し平成29年度に完了した田ノ垣内~上洞間(切目川バイパス)など拡幅やトンネルを新設、改良工事など整備を進め、残すは川又工区だけ。平成26年度から工事に取りかかった川又工区では4~5メートルの幅員を7メートルに拡幅し2車線(片側1車線)にするほか、2つのトンネルを設ける。2つのトンネルのうち川又第一トンネル(延長151メートル)はすでに完成しており、トンネルを含め工事が完了した1100メートルはすでに供用されている。
昨年度は3億7000万円をかけて川又新橋(延長20・4メートル)を完成させたほか、現道の拡幅工事や第二トンネル工事に着手した。今年度は当初予算に工事費2億円を計上しており、昨年11月に着工し今年3月に貫通した第二トンネル工事やトンネル出入口の取り付け道路、残る現道の拡幅に取り組む。
印南町は「生活道としての利便性だけでなく、近い将来、懸念される東南海・南海地震に備えた緊急輸送道路確保の面などからも重要」と県に早期完成を強く要望していただけに、日裏勝己町長や同道路整備を推進してきた促進協議会長の前田憲男町議は「生活道路としての利便性だけでなく、地域振興にもつながる」と完成を待ち望んでいる。
促進協議会は完成に合わせて開通式を実施したいとおり、地元挙げて竣工を祝うことにしている。
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