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高校野球 和歌山独自大会、7月18日開幕 〈2020年6月17日〉

2020年06月17日 08時30分00秒 | 記事

和歌山高校野球の聖地・紀三井寺に今年も球児の姿が(写真は昨夏)


 和歌山県高野連は15日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった全国高校野球選手権和歌山大会の代替大会開催について「2020 夏 高校野球和歌山大会」の大会名で7月18日に県営紀三井寺公園野球場で開幕すると発表した。原則無観客試合となるが、ベンチ入り以外の部員や保護者らが制限付きで観戦できる。夏の高校野球恒例となっているテレビ和歌山や和歌山放送ラジオも全試合中継の準備を進めており、今年も夏の紀三井寺で戦う球児の姿が楽しめそうだ。

 県高野連は15日午後、会長や理事長などで構成する業務執行理事会を開き、中止となった全国高校野球選手権和歌山大会の代替大会の日程や運営方法について協議した。同高野連が主催し、日本高野連と朝日新聞社が後援で、大会名は「2020 夏 高校野球和歌山大会」。7月18日に開幕し、期末試験中の20日から22日は無開催とするなど土・日・祝日に行い、8月5日に決勝戦の予定。
 抽選会は6月26日に和歌山市の和歌山ビッグ愛で各校の責任教師らが参加する。例年どおり、和歌山の高校野球球児の聖地と言われる紀三井寺球場で全試合を実施し、開幕試合の前に出場校の主将宣誓などの開始式も行う。20人がベンチ入りでき、試合ごとの変更も認められている。7回以降7点差以上はコールドゲームが成立し、10回以降はタイブレーク制を導入する。全国の独自大会で唯一、1球場での開催となることから、夏の風物詩にもなっているテレビ和歌山の全試合完全生中継や和歌山放送ラジオも中継に向けて準備を進めているという。
 選手はじめ責任教師や監督らに検温報告を求め、体温が37・5度以上ある場合は来場を自粛するほか、試合間のベンチやロッカーの消毒などのガイドラインを設けて感染防止策を徹底。原則無観客で、ベンチ入りの選手以外の部員や保護者の観戦は認められるが、選手1人に付き2人分の入場用タグを配るなどの入場制限も行う。


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