初の議会で所信表明演説を行う三浦市長
御坊市6月定例議会が26日に開会し、5月執行の市長選で無投票初当選を飾り、第6代市長に就任した三浦源吾市長(60)=島=が、初の議会で1期目の所信表明演説を行った。選挙で掲げた5つの大きな柱、23項目の公約実現に向け「使命感、責任感、正義感を常に忘れず、市民の皆様の幸せ実現のため、職員とともに仕事をしたい」と決意を述べた。傍聴席には市民約30人が訪れ、三浦市長の演を聞いた。
冒頭で議会を代表して向井孝行議長から「公約を実現するため、長年培ってきた行政手腕、知性、情熱、行動力を生かし、ワンチームとなって、さらなる市政発展に努めていただきたい。議会も一致団結して頑張りたい」との激励を受けた三浦市長は「市民の皆様のご期待と市長という使命と責任の重さに改めて身が引き締まる思い。粉骨砕身、市長の職務に励みたい」と決意を述べた。
市政運営は「健康で明るく楽しく前向きに笑顔があふれるまちづくり」をキャッチフレーズに(1)災害による犠牲者ゼロをめざし市民の生命と財産を守るまち(2)子どもと大人が集い、明るく楽しく学べるまち(3)健康でいきいきと安全に、ここに住みたいまち(4)誰もが希望を持って前向きに暮らせるまち(5)快適で笑顔あふれる暮らしができるまち-を掲げ「持続可能な行財政運営」「協働のまちづくり」「国や県の施策活用」「周辺町との連携」に取り組む考えを示した。
特に「命を守る」「健康づくり」「観光振興」を重点項目に掲げた。「命を守る」は健康づくりと連動した避難訓練の習熟化、防災意識のさらなる高揚、日高川水系整備計画の早期完成など。「健康づくり」は健診受診率アップや体力づくりに取り組む市民を増やすための運動推進、地域等での高齢者支援など。「観光振興」は市と周辺町が連携した観光ルートを整備して関西三大都市などからの誘客を図るを挙げた。
御坊市の歴史、前市長の功績にふれながら「これまで5代にわたる市長、諸先輩方がご尽力され、築き上げてきたふるさと御坊のかじ取り役を担うべくタスキを受け、そのさらなる成長と市民の安全安心を守るため、全力で取り組んでいきたい。一人でも多くの市民の皆様が『生まれて住んでよかったまち御坊』『誰もが住みたいまち御坊』を実感できるまちづくりを進めていきたい」と述べた。
引き続き、上程議案の提案理由を説明。令和元年度一般会計補正予算(専決処分)や市ふれあいセンター経営状況など報告3件を承認し、午前中に散会。議会は30日に再開し、一般質問を行う。
その他の主なニュース
● 日高食品衛生協会 食中毒予防へちらし、ステッカー配布
● 管内7市町 来春新組織設立、7年後に自立
● 由良町 小学校統合を本格協議、7月に初の検討委員会
● 印南町商工会 7月1日から「まいど!!印南3店舗スタンプラリー」実施