答申の骨子について協議
第3回由良町学校教育環境在り方検討委員会(川端邦男委員長)は3日夜、役場で開き、町内3小学校の統合に「賛成」の結論を出した。児童数減少傾向が続く中、子どもたちにとってよりよい教育環境について協議を重ね、前回の委員会でも「統合やむなし」との意見が多く、最終的に賛成でまとまった。
会議には委員や事務局の町教育委員会から26人が出席。
寒川正美教育長が統合に向け方向性が見えてきたのを受け、来年度、統合を協議するための検討委員会を設置し1年をメドに協議してもらいたい考えを述べた上で、町教委の諮問機関・在り方検討委に答申の骨子作りに向け意見を求めた。
答申内容については、統合賛成を軸に、望ましい教育の在り方・生きる力を育むなど具体的な方策、地域の合意形成に努める、重点課題(校舎・通学・防災対策など)に早期に取り組む、統合後の継続性(地域と学校のありかたなど)、教職員の配置、安定した学校運営の充実をはかる-なども留意点として盛り込みたい考えを示した。
統合の是非については賛成で一致。委員からは今後、協議を進めていく上で重要な要素となる(統合後の)校舎をどこにするか、地震や津波に備え安全な避難場所の整備にも取り組んでほしいとの意見が聞かれた。統合の是非について結論が出たことから、最終の第4回委員会を来年1月下旬に開き、答申内容をまとめる。
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