紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

MRC 「メタボからランナーに!!」 気軽に続けられる活動が好評 〈2020年12月4日〉

2020年12月04日 08時30分00秒 | 記事

 健康増進にと日高地方の3人で始めた「MRC~メタボランニングクラブ~」が、口コミで仲間が集まり、活動の場を広げている。「メタボからランナーに!!」を合言葉にしながら、無理のない参加スタイルが受け入れられ、世代、職種、人種、走力を問わず広く入部し、今では28人。当初は健康志向でランニングする程度だったが、大会で入賞して走力アップするメンバーや経験者がいるまでになった。初心者も気軽に続けられる環境とあって、ランニングを通じての交流がつながっている。

 平成24年から、メタボリックシンドローム体型を気にして、少しでも解消させようと、現会長を務める玉置佳嗣さん(日高川町)、松尾浩人さん(日高川町)、奥田倫行さん(御坊市)の3人で始めたクラブ。軽いノリで、メタボ、ランニング、クラブのそれぞれ頭文字を取り「MRC」とすれば、かっこいいのではと命名。当初は週数回、近場で軽くランニングする程度で続けてきた。
 気軽な活動が良いと、知人が知人を呼んで徐々に会員が増え、大阪国際女子マラソンや全国都道府県対抗駅伝、トライアスロン鉄人レースなどの出場者、100キロマラソン完走者ら実力者も在籍。火曜日午後8時30分から、宝の湯駐車場に集合して、ゆっくりと個々にランニングする活動とともに、個々の能力を伸ばす意味でも日曜日には御坊市総合運動公園を外周する記録会を開催。健康増進から始めたメンバーもフルマラソンを走れるようになったり、経験者も自己記録を伸ばすなど実力を上げている。
 毎年、一年間の総仕上げで、県下でも走力があるチームがそろう有田川駅伝にメンバーを選んで出場しており、「繰り上げスタートもある中、初めてタスキをつなげられた時が一番の思い出」と語る玉置さん。今後は3位以上の表彰台に上ることを目標にしているが、ダイエットや健康づくりが目的の人や、「走ったら負け」と飲み会だけの参加者もおり、初心者が続けやすいよう当初の気軽さの方針はぶれない。
 日高地方在住者がほとんどだが、県外在住者の数人のほか、カナダ人やメキシコ人も。玉置会長は「初心者から経験者まで幅広く受け入れられ、個々の走力に合わせて練習できているのが良い。そろいのTシャツを作ったり、メンバー全員が仲の良さを保っていられるのがありがたい。このまま続けられれば」と話している。
 問い合わせは、同クラブ事務局のカーメイク松田(電話24・9088)へ。


 その他の主なニュース

大洋化学と市ふれあいセンターがふるさと納税限定プレートセットを出品

日本拳法和歌山交流大会 御坊支部勢4人が優勝

広域研修会 体験型観光1自治体1億円目標に

由良町12月議会 13議案発表