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日高川町 久留米町長、再選出馬表明か 12月議会で2議員が一般質問 〈2020年12月9日〉

2020年12月09日 08時30分00秒 | 記事


任期満了まで半年を切った久留米啓史町長


 日高川町長選挙(5月28日任期満了)まで半年を切る中、週明けの14日と15日に行われる町議会一般質問で入口誠副議長と吉本賢次議員が、現職の久留米啓史町長(64)=1期、江川=に出馬への意向を問う。すでに久留米町長は、支援者らと次期選挙戦に向けた話し合いを済ませたとみられ、再選への出馬表明となりそうだ。現時点で久留米町長以外に対抗馬の噂もなく、無風状態が続いている。

 町長の任期満了まで半年を切り、来年5月中にも次期町長選挙が行われる。現職の久留米町長は初当選後、公室長時代に前市木久雄町長が着手や提唱した事業を継続することを掲げ、町防災センターの建設や、かわべテニス公園のドーム化などの大事業を実現。9月議会でこれまでの町政運営について問われた一般質問にも「大きなプロジェクトを完成または推進できていることは大変大きいと感じている」と1期目の手応えを語った。
 久留米町長は、これまで出馬への態度を明らかにしていないが、3年半を振り返り「思っていた以上に考えていたことがスムーズに進んできた。自分が公約に掲げたことは目に見える目標ではないが、人口減少を食い止め、住みやすい町づくりに向けて良いワンステップを踏み出せた」と語り、続投に前向きな姿勢を示している。また「有権者に対しても早く態度を表明するべきだと思う」と話しており、週明けに行われる一般質問で明確な態度を示すとみられる。
 日高川町長選は町村合併後、3期連続で町を二分する激しい選挙戦となり、いずれの町長も1期で交代していたが、前回は一転して久留米町長が無投票当選。
複数期での町政運営を望む声も聞かれる中、現時点で新人出馬の噂はなく、前回同様に無風状態が続いている。


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