リニューアルした南山若者センター大会議室と元レストラン部分
昭和55年の完成以来約40年ぶりに大改修が行われていた日高川町南山スポーツ公園若者センターのリニューアルが完了した。屋根や外壁が真新しくなり、元レストラン部分を2部屋に改修し、競技場西側にある障害者ピアサポート施設(旧管理棟)を同部屋に移転、公園管理業務を旧棟に戻すことで管理業務の利便性を図る。大会議室などは照明や空調設備を含めて全面的に改修し、施設の再活用と避難所機能が強化された。
南山スポーツ公園内にある若者センターは昭和55年に完成し、宿泊施設なども備えていたが、現在は公園施設の管理事務所や会議などのほか、災害時には避難所として利用されている。耐震診断が良好だった結果を受けて、避難所としての機能強化とスポーツ公園内施設としてのさらなる活用を目指して改修。国の令和元年度第1次補正予算で、防災・安全交付金で改修費に3500万円が付き、令和元年度の補正予算に改修費約7000万円を投じて工事を進めていた。
劣化していた屋根や外壁は、同公園陸上競技場のブルートラックをイメージした青色の屋根と外観に改装。1階は、事務所のほか、大会議室(180平方メートル)と体力開発室(160平方メートル)、以前はレストランとして利用していた120平方メートルのスペースがあった。大会議室は、床面以外の壁や天井、照明や空調設備を全面的に一新、体力開発室も宿泊に利用していた浴室を撤去するなど大改修し、利用頻度が高まりそう。
元レストラン部分のスペースは、壁を設けて2部屋に。1部屋には、陸上競技場西側にある障害者ピアサポート施設を同部屋に移転、ピアサポートが利用している旧管理棟に公園の管理業務を戻す方針で、競技場などの利便性が図られる。
もう1部屋には、小型キッチンを設置しており、イスなどを備えて競技場や野球場の利用者が休憩スペースとして利用する。
同センターには、もともとレストランや使用済電車の車両を宿泊に利用する「トレインロッジ」があったが、赤字続きで閉鎖。指定管理者制度で運営した旧町ふるさと振興公社も平成21年に契約を解除し、レストランや宿泊業務を停止した。その後は、ハーブ関連のNPO法人が賃貸契約してレストラン業務で再活用したが、経営難で撤退し、未活用状態が続いていた。
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