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SIS 参加者増、歩くサッカーも注目  サッカー文化発展の活動2年 〈2020年12月26日〉

2020年12月26日 08時30分00秒 | 記事

 日高地方のサッカー文化を発展・活性化させようと取り組む「S・I・S Special Training」(坂本寿里也代表)が活動を始めて2年。技術向上や楽しめるクラスを設けるほか、ウオーキングサッカーなど新しい要素も取り入れ形態を変えながら運営し、参加者数も増加。その人に応じた環境を提供することで豊かなサッカー文化を彩り、スポーツのある生活を推進している。
 本格始動へ向け、平成30年11月に第1弾、12月に第2弾、平成31年3月に第3弾とプレオープンさせ、準備。初心者、経験者を問わず楽しめる「エンジョイクラス」や技術的にレベルの高い内容の「アカデミークラス」、「ウオーキングサッカー」を取り入れ、平成31年4月からは有料のクラブとして本格始動した。
 今はニーズに応じ、初心者でも楽しめる「グラスツールクラス」(年中~小学2年)、生涯を通してサッカーを楽しめる「アドバンスクラス」(小学3年~中学3年)がともに週2回、学年を問わない女子だけの「ガールズサッカークラス」、子どもから大人までの「ウオーキングサッカー」は週1回と形態を変えた。
 地域活性化にとクラスだけでなく、親子サッカー教室や子育てトークカフェなど無償で開催。「走るのは禁止」「接触プレーは禁止」「ボールを背丈より高くけり上げるのは禁止」などルールがあるウオーキングサッカーは地域でも開催要望されるほど。今年11月に土生子どもクラブ(川辺西小学校の子ども会)の依頼で児童や保護者10人が参加。コロナ禍から屋外で行うことも良く、好評だった。
 出張ウオーキングサッカーは3回目だが、初めての子ども会からの依頼であり、同様の機会を広める可能性を感じている。SNS広報活動で日高地方以外でも参加者が増えており、当初は10~20人程度だった参加者も、今では年会費を払って参加する正会員、1回だけの参加でも良いが、常連的なビジター会員を合わせて87人に。気軽に参加してくれた人を合わせると、100人を大きく超えているという。
 坂本代表は「ウオーキングサッカーで楽しんでくれる人が増え、それをきっかけに普通のサッカーを始めようとする子ども達も増えました。プレオープンからチャレンジして試行錯誤する毎日。それが受け入れられてるのかも」と話した。
 坂本代表は小学時代に元エストラッサ湯川Jr・FC、中学時代は日高ヒューチャーズFC、初芝橋本高でプレー。大学で指導者の道に進み、大阪などで子ども達を育て、指導歴10年。8年前に同プロジェクトを設立し、指導者資格を持つが、ドイツの海外研修で経験も積んだ。
 問い合わせは、坂本代表(電話090・3713・3259)へ。


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