日高高校内に建立されている
3世代の選抜出場記念碑
1924年に創部した日高高校野球部が100周年を迎え、OB会(中村幸嗣会長)を中心に計画してきた記念事業(浜崎正人実行委員長)が23日、同校で行われる。午前10時からの記念式典では、選抜出場を果たした3世代の選手やOBで元プロ野球選手の大久保勝信さん、俳優の鈴木蓮清さんがトークショーを行い、午後は平成4年の選抜出場時に秋季近畿大会で対戦した郡山高を迎えて記念交流試合を行う。
日高高硬式野球部は、1924年に創部し、桐蔭や向陽はじめ、今春の選抜21世紀枠で出場を決めた田辺の1898年や耐久の1905年に次ぐ伝統校。100周年記念事業実施に向け、約1年前からOB会員らで組織する実行委を月1回程度開き、秋の記念行事を検討してきた。
第一部で記念式典を行い、創部から過去3回の選抜出場時など節目の関連映像や画像を投影する。休憩を挟んでトークショーを行い、昭和31年、平成元年、平成4年に選抜出場を果たした入江喜一さん、山村武さん、谷村和也さん、元プロ野球選手の大久保勝信さん、俳優の鈴木蓮清さんの5人が野球部時代の思い出を語る。司会は、御坊市在住のタレント・坂尻夏海さん(オスカープロモーション所属)が務める。
午後1時からの第2部では、平成4年の選抜出場を決めた平成3年秋季近畿大会1回戦で対戦した奈良県立郡山高を迎えて記念交流試合を行う。今年の日高は秋季近畿地区県2次予選3位決定戦で市和歌山に5―7で惜しくも敗れ4位。対する郡山も奈良県大会の3位決定戦で智弁学園に9―13で敗れて4位、両校ともにあと一歩で近畿出場を逃したが、高レベルな戦いを繰り広げてくれそう。
日高は、昭和30年に秋季県予選で2連覇し、近畿大会ベスト4で翌年の第28回選抜大会に甲子園初出場。滑川(富山)との初戦を引き分け再試合で初勝利を挙げ、2回戦で日大三(東京)に2―4で惜敗した。その後、昭和63年に33年ぶりに秋季県大会を制し、近畿では北陽(大阪)を2―1、東洋大姫路(兵庫)を3―0で下し、準決勝は報徳学園(同)に4―6で惜敗したが、第61回選抜で平成初の甲子園出場。再び2年後の平成3年、県2位校の近畿大会初戦で郡山に3―1で勝利、上宮(大阪)には0―4で敗れたが、ベスト8で翌年春に3度目の選抜出場を果たし、甲子園でも優勝校の帝京(東京)と0―1の好試合を演じた。
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