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12月8日、元西武の垣内哲也氏が母校山野小の閉校催しに 〈2024年11月9日〉

2024年11月09日 08時30分00秒 | 記事

 日高川町の学校再編で、来年4月に統廃合となる川辺地区の4小学校で閉校イベントが計画されている。山野小(橋本和輝校長)では12月8日、同校出身でプロ野球西武ライオンズなどで和製大砲として外野手で活躍した垣内哲也氏(54)を招いて講演会などを行う。同校からは、今年のドラフト会議で千葉ロッテから1位指名を受けた青山学院の西川史礁選手も先週、帰郷の際に母校に立ち寄っており、新旧の地元のスターで閉校を記念する。
 垣内氏は、地元の山野小、丹生中から日高中津分校に進み、当時からプロのスカウトの注目を浴びた。1988年のドラフト会議で分校出身者としては史上初めて、西武ライオンズから3位指名を受けて入団。3年後には1軍出場を果たし、プロ初本塁打も記録。1993年には47試合出場で5本塁打、翌年には78試合で7本塁打と成績を伸ばし、1995年には初の二桁となる14本塁打、翌年には左翼手のレギュラーに定着して121試合に出場、28本塁打を放つなど西武の主力メンバーで「和製大砲」として期待された。1999年から3年連続で二桁本塁打を放ち、2003年には千葉ロッテに移籍、4年間在籍して2006年に現役を引退。その後は、中日、楽天のコーチなどを務めた。現役16年の通算成績は917試合出場、2248打数510安打で打率・227、本塁打は110本を記録している。
 講演会は午後1時から体育館で行い、その後は初歩的な野球教室も予定している。高校時代に、自身も日高高の遊撃手として選抜で甲子園出場を経験した橋本校長は、1歳上の垣内氏とも対戦経験があり「当時からすごい選手だった。スカウトが見ている前で、本校グラウンドの左翼ネット上段に突き刺さる本塁打を打ったのをすごく記憶しています。子どもたちはプレーした姿を見たことはないでしょうが、山野が生んだ垣内さんの偉大さを知ってもらう良い機会になってほしい」と話した。


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