何が大切か

お陰さまで私の勤める会社は、仕事の注文がいっぱい来てて忙しいです。利益もまあ、来年の賞与が楽しみなくらい出ています。

ほんの数カ月前までは、「残業するな」「定時操業で利益を出せ」「ワークライフバランスを大切にしろ」と言っていた偉い人たちも、最近はめっきりそんな事を言わなくなりました。

今は、「盆の連休も休んでる場合ではないぞ」なんて雰囲気です。

ワークライフバランス云々なんて言葉は、会社の仕事が少ない時に苦し紛れで出てくるもので、仕事が超忙しくなると、「仕事は程々にして、プライベートをもっと充実させろ」なんて言う人はだれもいません。

結局は、私たち労働者は、経営者から政治的に都合良く使われているに過ぎないんだと思います。

「この忙しいのに５日も休んで北海道に行くのか」なんて事を私に言う人もいますが、「忙しいから休めない」では、私は会社を辞めるまで休めないでしょう。

私は今年はまだ有給休暇を１日も取得していません。仕事を休んだのは、今年４月に母が他界した時の忌引き１日だけです。

仕事が忙しいのを理由に毎週の様に土曜日出勤をして、有給休暇も取らずに過ごしていたら、母の「孫と一緒に海水浴に行きたい」と言う、ささやかな希望も叶えてあげる事が出来なくなってしまいました。

自分と家族が幸せな生活を送る為に仕事をしているはずなのに、自分の親のささやかな希望ですら叶えてやれかった事に不条理を感じてしまいます。

仕事では、「忙しいから出来ない」は理由にも言い訳にもなりません。では、「忙しいから休めない」も理由にならないのではないでしょうか。

忙しくても休みたい時は休む。遊びたい時は遊ぶ。と言う考え方も大事だと思い直している今日この頃です。

だから、胸を張って北海道に行きます。と無理やり正当化して、バイクネタにこじつけて終わります。

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