二十四節気七十二候、白露の末候(9/17~9/21)は、
「玄鳥(つばめ)去る」。
春先にやってきたツバメたちが、子育てを終えて暖か
い南の国へと帰ってゆく頃です。
5月頃、巣作りの巣材を集めるツバメ。
7月、近所のスーパー入口の駐輪場の天井に造られた巣か
ら顔を出し、親鳥が運んで来る餌を待つツバメ4兄弟。
この子たちもみんな無事に巣立ったのかな?
8月、巣立って飛ぶ練習を始めた頃のツバメの幼鳥。
ほとんどの鳥達にとって、巣は子育てをするところで
住むところではありません。
ツバメも、雛が巣立ったあとは集団で河原などをねぐら
として暮らしています。
電線に止るツバメたち。
そしていつしかみんなで南の国へと渡っていきます。。
落日の なかを燕の 帰るかな ーー与謝野蕪村ーー
春にやってきたつばめが飛び去ってゆく様子に、侘びし
さを感じさせて秋の夕暮れを情感込めてシンプルに表し
た蕪村の句です。
ツバメは、来春になれば巣をかけた同じ場所にまた
戻ってくると言われています。
ふと気が付けば、夏の間飛び交っていたツバメたちの
姿をいつの間にか見かけなくなりました。
夏に子育てをしていたつばめたちを見なくなったら・・
だんだんと秋が深まってきた証拠、再び春に帰ってくる
までしばしの間お別れです。
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