くまどこ

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紀州熊野が発祥 紀州犬

2006年09月04日 00時31分03秒 | くまどこ(熊野)情報
天然記念物「紀州犬」審査会に行ってきた。
http://kumadoco.net/news_after/view.cgi?no=648
そこに鈴鹿から来ていた紀州犬の子犬。
御浜町阪本(熊野古道 横垣峠)には、紀州犬にまつわる話が残っている。

御浜町HPより抜粋
紀州犬物語(弥九郎とマンのお話)
 江戸時代、紀の国は阪本村に弥九郎という鉄ぽう撃ちの名人がいました。
 ある日の夜、弥九郎が山道を歩いているとのどに骨がひっかかり苦しんでいる一匹のオオカミがうずくまっていました。
 弥九郎は骨をぬいてオオカミを助けると「もしよければ、おまえの子供を一匹おれにくれんか。」といって、オオカミを放してあげました。それからしばらくして弥九郎の家の前に一匹の子犬がおいてありました。弥九郎は、これはあのオオカミの子にちがいないと思い「マン」と言う名をつけて大事に育てました。
 ある年、新宮のお殿様が狩りをした時、1頭の手追いのイノシシが殿様めがけて突進して来ました。
 それを見たマンはイノシシにおそいかかりみごとにたおしてしまいました。
 こうしてマンは、このあたりでは知らない人がないほど有名になりました。
 この弥九郎の犬が、後の紀州犬の先祖だということで、紀州犬はオオカミの血をひいているといわれています。
 マンの主、弥九郎は実在した人で阪本の岩洞院というお寺にお墓も残されています。


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