ロングヘアがなびいて・・・女性観客をひきつけた‘長髪男子F4’
10年前の2005年冬、イ・ジュニク監督の映画『王の男』が封切られた。朝鮮初の宮中芸人劇を扱ったこの映画は1230万人を動員し
この影響でカム・ウソン、チョン・ジニョンら俳優陣も大いに愛された。
その中でもこの映画の最大の受恵者はイ・ジュンギだった。彼が演じた旅芸人コンギルは 細い肩のラインと長い髪など中性的なイメージが強い人物。
このキャラクターはの旅芸人チャンセン(カム・ウソン)と燕山(チョン・ジニョン)の間でBL(ボーイズラブ)コードにやんわりと触れた。
母性愛を刺激すると同時に 女性たちの性的ファンタジーであるBLコードまで満足させた。
こうしてイ・ジュンギはこの作品ひとつで症候群レベルの人気を享受した。
イ・ジュンギが弱いイメージでスクリーンを彩ったなら チョ・インソンは複合的な‘長髪男子’を魅せた。
7年が流れた今 再び見ても破格的な映画『霜花店』(2008)を通じてだった。
『霜花店』は激情の高麗末 王位を継ぐ王子を授かるため 王妃と代理性交をすることになった護衛武士ホンリムを中心に
王と王妃の三人の禁忌の愛を描いた作品だ。
チョ・インソンは劇中 約10年 武術を錬磨してきた親衛部隊・乾龍衛の将軍ホンリムを熱演した。
彫刻のような容貌を持つチョ・インソンにとって 長い髪は似合わないという総合評価もあった。しかしこれは女性性と男性性が共存する
ホンリムのキャラクターにぴったり一致して ソン・ジヒョ、チュ・ジンモとの調和のとれた関係を形成した。
3番目の‘長髪男子’は‘覇王顔’のアイコン カン・ドンウォンだ。
『王の男』イ・ジュンギに先立ち 映画『デュエリスト』(2005)でもロングヘアで女心をつかんだカン・ドンウォン。
彼は昨年 映画『群盗』で いっそう強烈なロングヘアに挑戦した。
カン・ドンウォンは両班と官僚らの搾取が横行した朝鮮哲宗13年 民衆の側に立った義賊集団 群盗についての映画『群盗』で民衆の敵チョ・ユンを演じた。
礼服姿に笠をかぶったチョ・ユンを見守った女性観客は 劇の中盤 チョ・ユンの髷がほどけた時 歓声をあげた。
カン・ドンウォンが波打つ長い髪をひるがえしてアクションをしたこの場面は 今も伝説の映像として語り継がれている。
彼らに続いて 今年の冬スクリーンを彩る新たな‘長髪男子’は名前だけでも‘母の笑顔’にさせる俳優ユ・スンホだ。
彼が昨年12月 軍除隊と同時に選んだキャラクターは映画『朝鮮魔術師』の中のファニ。
『朝鮮魔術師』は朝鮮最高の魔術師をとりまく愛と対決と すべての運命に逆らうことになる物語が繰り広げられる映画だ。
ファニは美しい外見を持つ朝鮮最高の魔術師で チョンミョン王女と恋に落ちる。
ユ・スンホは11日午前 ソウル・広津区 ロッテシネマ建大入口で開かれた制作報告会で「私の口から話すのも何だが ファニは致命的な魅力の持ち主だ。
美しい話術で女心をつかむキャラクター」と説明した。
彼の言葉だけでも 歴代最高の致命的で美しいキャラクターが誕生すると期待される。
これはすでに公開されたモーションポスターと映画スチールでもうかがえる。ここでユ・スンホは 舞い上がるロングヘアとオッドアイで美しく神秘的な感じを演出した。
ビジュアルになり演技にもなる新しい‘長髪男子’ユ・スンホは 12月公開される『朝鮮魔術師』で見ることができる。
個人的には、肩より少し下くらいの長さが好きだ。ドラマで見たイケメン長髪男子たち。
『神医』のイ・ミンホ。
『帰ってきた一枝梅』のイル君。
ジュンギ君とイル君の‘一枝梅’ 名前は同じでもストーリーは全く異なる。
『武士ペク・ドンス』のチ・チャンウク。
劇中ライバルとなるユ・スンホと。
ユ・スンホはロングヘアが似合う。
『アラン使道伝』の玉皇上帝の時。ここまで長くてもあまり違和感がない。
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