EMKミュージカルカンパニー 2020年のラインナップ公開・・・『モーツァルト!』、『モンテ・クリスト』など帰ってくる
ミュージカル制作会社EMKミュージカルカンパニーが2020年のラインナップを発表した。
まず創作ミュージカル『笑う男』(2020.1.9~3.1/芸術の殿堂オペラ劇場)が1月9日にアップグレードされて帰ってくる。
2018年の初演開幕後わずか1ヶ月という最短期間で累計観客10万人を突破、客席占有率92%、千秋楽まで計24万人の観客を動員したミュージカル『笑う男』は
2018年の初演当時 海と船舶を斬新に具現して強烈な第一印象を与えたプロローグの船の難破場面は 実際の船を新たに作って
より一層実感のわく舞台を見せる予定であり、劇中劇で行われたグウィンプレンと悪役の戦いの場面では 最も多く愛されたナンバーであり
作品のメインナンバー“笑う男”を挿入して作品のタイトルを喚起させ 劇のクライマックスで持つことになるグウィンプレンの決心に力を与える展望だ。
続いてミュージカル『モーツァルト!』(2020.6.11~8.9/世宗文化会館大劇場)が2020年に10周年を迎えて6シーズン目の公演を準備する。
2010年に初演された『モーツァルト!』は2016年まで年を重ねてパク・ヒョシン、キム・ジュンス、パク・ウンテ、チョン・ドンソクら人気スターの華麗な登竜門と
傑出したミュージカルスターが輩出される夢の舞台として毎シーズン観客の関心を集めてきた。
ミュージカル『モーツァルト!』はミュージカルコンビ 劇作家ミハエル・クンツェと作曲家シルベスター・リーヴァイのヒット作で、
天才的音楽家の人間的苦悩、自分自身との葛藤と同じ深みのあるテーマを様々な周辺人物との関わりの中で ドラマとして解きほぐした脚本と
クラシカルながらも大衆的なミュージカルナンバーで韓国の観客に愛された。
続いてミュージカル『SISTER ACT』(2020.11.12~20201.1.31/忠武アートセンター大劇場)のコメディ感覚が充満した修道女たちが2020年の年末 再び韓国を訪ねてくる。
ミュージカル『SISTER ACT』は2017年にオリジナルチームが来韓公演を行った。
当時 東洋人の俳優で初めて 臆病な見習い修道女メリー・ロバート役として ミュージカル俳優キム・ソヒャンが堂々と役割をつかんで韓国の観客に大いに愛された。
ミュージカル『SISTER ACT』は原作映画の興行を導いたウーピー・ゴールドバーグによって2006年に誕生した。
『リトルマーメイド』、『美女と野獣』、『アラジン』、『ポカホンタス』等ディズニーアニメの黄金期を率いた映画音楽の巨匠 作曲家アラン・メルケンのディスコからゴスペル、
ブルースまでジャンルを行き来する多彩な音楽と 映画『SISTER ACT(邦題:天使にラブソングを)』のヒットナンバーが観客に楽しく陽気なメロディーを聴かせる作品だ。
最後にミュージカル『モンテ・クリスト』(2020.11.21~2021.3.14/LGアートセンター)が10周年記念公演で帰ってくる。
『モンテ・クリスト』は『三銃士』、『鉄仮面』等の小説で有名なフランスの作家アレクサンドル・デュマの同名小説をミュージカル化した作品で
2009年スイス(ザンクト・ガレンシアター)での創作初演以後 初の海外ライセンスで2010年に国内で紹介された。
『エクスカリバー』、『ジキルとハイド』、『マタハリ』など韓国人が最も愛するミュージカル作曲家フランク・ワイルドホーンの作品で
彼と幻想のコンビで知られるジャック・マーフィーが台本と歌詞を書いた。
今回『モンテ・クリスト』の10周年記念公演は 海外で有数の競争力を持つプロデューサーを退けて『モンテ・クリスト』の全世界公演配給権を獲得した
EMKが上げる初の韓国公演という点で その意味が格別だ。2017年公演の配給権を獲得したEMKインターナショナルのキム・ジウォン代表は
「韓国ミュージカル市場の先駆者的な役割をしてきたEMKが10年間ライセンスミュージカルを韓国情緒に合わせて修正、脚色し
原作会社に全世界を集結する韓国プロダクションの実力を認められてきた結果だと自負する」と明かし
「今回の契約で韓国ライセンスミュージカル市場にまた別の基準を提示することになった。アジア市場を超えてヨーロッパと中東に至るまで
幅広い市場進出と底辺拡大のため努力する」と伝えた。