長文の上、インタビューは話し言葉なので翻訳がなかなか進まない。翻訳機の力を借りつつ意訳してみたが、一部わからなかったり強引に訳した部分もある。
今はトッドである時間、『エリザベート』パク・ヒョシン
2012年上半期の話題作であり、今年の下半期の熱い期待作でもあるミュージカル『エリザベート』。
そのイシューの中には新たなトッド パク・ヒョシンがいた。
2000年、19歳で歌手デビューして今まで14年間 鳥肌が立つほど歌の上手い歌手だったが 歌と演技、そしてすでに多くの愛と関心の中で
成功裡に初演を終えた作品の再演は パク・ヒョシン本人にも、そして公演を待つ観客にもハラハラする緊張感を与えたのが事実だ。
だが去る7月末 幕が上がった後 彼の真価は観客の爆発的な拍手で証明されている。かなりの練習の虫だったということをあちこちで聞いたから、幕が上がった今、
それまでの心配を多少解きほぐすという予想とは異なり 相変わらず彼は精密な顕微鏡をトッドに映し出し 小さな事ひとつひとつに敏感な触手を止めていた。
幕が下りる前まで決まった答えはないという彼、トッドとして生きていくパク・ヒョシンが相変わらず眠れない夜を過ごす理由だ。
決して単発性や好奇心でするのではない
公演前の楽屋で 思ったより余裕があるように見えました。
今はもうちょっと早めに準備できる時間があって、いっそう集中するから余裕がちょっとあります。
最初は失敗したらダメだから他の俳優と一緒に合わせることも前もって考えて 動線も描いてみたらとても忙しかったが 今は全体の流れがなじんで大丈夫です。
他の方がもともと素晴らしくて ひとまず私だけが上手くやればいいと。朝からゆっくり始めて徹底的にコンディションを調節して劇によく没頭できるようにします。
没頭するのはトッドになる過程ですね。
本当に難しいです。死というキャラクターは映画やドラマでも全て創造で作られて存在とか答えがない。そのどこにも答えを探すことができないキャラクターです。
だから場面ごとに入りこむのが大変です。登場前に準備している姿は自分で考えても本当に笑えます。「スーッ、ハーッ」と言いながら本当におかしな奴みたいに(笑)
腹の底から呼吸を準備して、自分なりの方法で姿勢を決めて それをずっと繰り返します。初めは客席が見えると思って怖がっていましたが 意外と一つも見えなくて。
良かったと思ったのは、集中できる状況だったから 舞台に入ると本当に別の世界に入ったみたいです。
練習する時 死について夢をたくさん見たと言いました。
普段はあまり夢を見ませんが 練習する時は続けて 死ぬことについての夢を見ました。
誰かも分からないが 明らかに死んだ人が出て来て私をとても苦労させ、怖がらせて。さらに一度は刀でめった切りにされて死ぬ夢を見ました。
そうやって死んだのに私が魂になって私を殺す場面まで見ていました。自殺する夢も見て、ものすごく苦しかった。今は幸い悪夢は見ないが相変わらず睡眠不足です。
寝ながらも一人で公演するのに(笑)
悪夢からは解放されたわけですね(笑)
体は大丈夫ですが考えはより多くなりました。ディテールする部分に欲が出たんです。
この作品が私にとって本当に重要だからです。『エリザベート』に出ると言った時 まわりで止めさせようとする人もいました。なぜあえて試験台に上がるのかと。
でも私はミュージカルに対する考えがありました。ただ見る方たちがなぜ突然パク・ヒョシンがミュージカルをするのか、することもできるという私の考えと
その方たちの考えの相違が最大限縮まるように願うことです。それで今回の作品が終わって「よくやった」と言うのではなく、
今後もミュージカルをもっとやれるという可能性が開かれることを願います。単発性や好奇心でするのではありませんから。
2000年にミュージカル『ロック・ハムレット』に出演しました。道がその時にすでに開けていたのではないですか
その時は新人として自分を探し求めたら何でもしたかったんです。性格はとても内向的ですが 内面は何でも挑戦したい気持ちが大きくて 道があればよくする方でした。
その当時もやりたくてやりましたが、私の前にはあまりにもはっきりとすべき事、歌手の道が開かれたので その道を歩いて、
ミュージカルはもうちょっと準備して機会が来たときにやりたくて、その時間が長かったんです。
当時(ミン)ヨンギさんがアンサンブルでしたが『エリザベート』キャストが初顔合わせする前に「何十年ぶりに会う」と私にメッセージを送って下さった。
本当に妙な気分でした。ヨンギさんが今はミュージカル界になくてはならない人になり、こうしてずっと道を歩いてきたヨンギさんに迷惑がかからないように
熱心に練習しました。今もヨンギさんが毎日自慢して下さるのに それほどまでの力になることはないようです。
進むべき道があることは感謝すること
13年ぶりのミュージカル、慣れなくはありませんでしたか?
全然慣れなくてプレッシャーが大きかった。以前と違い練習もとても体系的だし、音楽ランスルー練習の時は怖かったりもしました。
その前から各自練習して初めて皆一緒に合わせてみることだったが アンサンブルから他の俳優たちがみな本当に上手でした。すぐさまいっそう緊張しました。
こうした気持ちをなくそうとひたすらミュージカルだけを考えながら過ごしました。歌手パク・ヒョシンということを考えずに最大限熱心にして
ミュージカル俳優として上手くやりたいという思いが多かった。バレエのレッスンも受けて後半には寝る間も惜しんで本当にたくさん練習したと思います。
歌手パク・ヒョシンを引っ込めてミュージカル俳優として勝負しようという意味ですか?
以前は二匹のウサギを捕まえることができないと思っていました。でも一等になりたいとか大賞をもらうという欲ではなく、
私の音楽、私の歌を好む人ひとり一人にもっと聞いてほしいという気持ちで熱心に歌手の道を歩いてきて、今ミュージカルをするからと言って
こうした歌手の道が揺らぐことはないので 今後は二匹のウサギを捕まえることができると思います。
それでもっとよく準備してミュージカル俳優として、そして歌手としても良くやっていきたいです。
歌唱力は皆が認める部分でも、俳優パク・ヒョシンなら演技も外せないでしょう
多くの方が『エリザベート』を愛して下さって期待値が途方もないために心の片方で容易ではないことだという考えを持って常に問いかけてみて
あれこれたくさん試してみながら少しずつ整えました。進むべき道があることは感謝することです。結果を早く得たい人もいるが 私は性格が反対のようです。
その道を進むべきだという考えがあればたやすく満足せずに続けていきます。
歌手としても こうして疲れることなく来ました。良くやったという言葉もありがたいが 今後どうなるのか見たいという期待と反応により会いたいです。
プレスコールの時 マイクに服の飾りが引っかかってもたつきました。長時間準備した場面を初めて見せた場だったが、とても残念だったと思う
終わって言葉も出ませんでした。本当に涙が出るほど途方もなくて。よく見えないからマイクが落ちたと思って
それなら声がきちんと聞こえないので一瞬どうすべきか、慌てました。もともと予想をした部分もあったが リハーサルをしてからは全く問題がありませんでした。
ところがその日本当に熱心にしたことを見せようと ちょっと過激にアクションをしてそうなったんだと思います。
気に障ったことを初舞台の時ちょっと解消しましたか?
解消しました(笑)。人がいっぱいになった時 歌詞伝達力がどうか、歌手として感じた声量がミュージカルではどんな表現になるのか、
また私のミスが原因で生じることを心配したが 幸いこうしたことはありませんでした。
公演の雰囲気、キャラクターに自らより集中すればよい、したいと安堵のため息とともに初舞台を終えて涙がやたらと出ました。
何ヶ月も気をもみながら準備したことが頭をよぎって、久しぶりに観客が歓呼する姿を見て感じるので感慨も新鮮でした。
死だと主に空中で登場するようです(笑)。橋の上に立ったり綱渡りをする時 怖くありませんでしたか?
それで私もサーカス団のようです(笑)。人は舞台上の姿だけ見ますが 登場準備するには舞台裏から階段をまさに這い上がっていって体にロープをくくって(笑)。
橋が両横だけでなく上下にも動いて重心を取るのが容易ではありません。初めはその上で歩く練習をするのも難しかったが 今は楽しい。
ちょっと怖いこともあるが そういうのを楽しむ方です。
切ない空気、その中に人間的な様子が
今パク・ヒョシンはどんなトッドを見せていると思いますか
死とか 人が一般的に考える、とても恐ろしくて切ない姿が明確にあります。この国で幽霊、死神になることができるが
誰かを死に追いやるということ自体が客観的に良いキャラクターじゃないのではないか。
それを持っていかなければならないが トッドは彼の中に人間的な面があります。恐ろしいのに温かくて魅力的なキャラクターだと思います。
それで手ぶりをしたり、物をつかむ時でもたくさん考えて表現します。以前にはなかった‘ロンド’という曲が追加されているが
見慣れないために好き嫌いがあるとわかっています。でも個人的に表現すればするほど魅力ある部分だと思います。
強く誘惑したり拒否したり、そうしながらも人間的な部分をあらわにするトッドを見せたいです。
『エリザベート』が終わったらどうなると思いますか?
とても寂しいと思います。共演した俳優、公演の中間中間で過ぎ去りながら手を一度だけつかんで話すことなく???ことが とてつもなく大きな力になりました。
また いつオペラ劇場でこうして精一杯歌えるかどうか。いろいろ考えたら今から名残惜しくて胸が詰まります。
でも物足りなさがあってこそ 次にまた良い姿でできるのではないですか。
引き続きミュージカルの計画はありますか
そうですね、続きます。それであれこれ他のレッスンを受けることを考えています。もうちょっと突き詰めるべきことも確かめて
『エリザベート』が終わって私ができることについて考えてみることです。超然としながら私が作るキャラクターについて経験もしてみたいです。
新しいアルバムはいつ出会えますか
今年中です。音楽作業は少しずつやっています。『エリザベート』が終わったらすぐアルバム作業に入って、アルバム発表後はミュージカルをやりたいです。
今 楽しいですか?
幸せです。舞台にいることは当たり前に幸せなことです。コンサートは長く準備してたった数日だけで終わりが来て その虚脱感が大きいですが、
こうして長期間舞台に立つことはまた別の感じです。
朝から自分を鍛錬し準備して夕方に舞台に立つ前 鏡の前に立つ時 その震えながらも幸せな気持ち、明日の公演を思うと不安だが
こういう作品をこのように多くの方の前でするということは本当に幸せなことです。
今はトッドである時間、『エリザベート』パク・ヒョシン
2012年上半期の話題作であり、今年の下半期の熱い期待作でもあるミュージカル『エリザベート』。
そのイシューの中には新たなトッド パク・ヒョシンがいた。
2000年、19歳で歌手デビューして今まで14年間 鳥肌が立つほど歌の上手い歌手だったが 歌と演技、そしてすでに多くの愛と関心の中で
成功裡に初演を終えた作品の再演は パク・ヒョシン本人にも、そして公演を待つ観客にもハラハラする緊張感を与えたのが事実だ。
だが去る7月末 幕が上がった後 彼の真価は観客の爆発的な拍手で証明されている。かなりの練習の虫だったということをあちこちで聞いたから、幕が上がった今、
それまでの心配を多少解きほぐすという予想とは異なり 相変わらず彼は精密な顕微鏡をトッドに映し出し 小さな事ひとつひとつに敏感な触手を止めていた。
幕が下りる前まで決まった答えはないという彼、トッドとして生きていくパク・ヒョシンが相変わらず眠れない夜を過ごす理由だ。
決して単発性や好奇心でするのではない
公演前の楽屋で 思ったより余裕があるように見えました。
今はもうちょっと早めに準備できる時間があって、いっそう集中するから余裕がちょっとあります。
最初は失敗したらダメだから他の俳優と一緒に合わせることも前もって考えて 動線も描いてみたらとても忙しかったが 今は全体の流れがなじんで大丈夫です。
他の方がもともと素晴らしくて ひとまず私だけが上手くやればいいと。朝からゆっくり始めて徹底的にコンディションを調節して劇によく没頭できるようにします。
没頭するのはトッドになる過程ですね。
本当に難しいです。死というキャラクターは映画やドラマでも全て創造で作られて存在とか答えがない。そのどこにも答えを探すことができないキャラクターです。
だから場面ごとに入りこむのが大変です。登場前に準備している姿は自分で考えても本当に笑えます。「スーッ、ハーッ」と言いながら本当におかしな奴みたいに(笑)
腹の底から呼吸を準備して、自分なりの方法で姿勢を決めて それをずっと繰り返します。初めは客席が見えると思って怖がっていましたが 意外と一つも見えなくて。
良かったと思ったのは、集中できる状況だったから 舞台に入ると本当に別の世界に入ったみたいです。
練習する時 死について夢をたくさん見たと言いました。
普段はあまり夢を見ませんが 練習する時は続けて 死ぬことについての夢を見ました。
誰かも分からないが 明らかに死んだ人が出て来て私をとても苦労させ、怖がらせて。さらに一度は刀でめった切りにされて死ぬ夢を見ました。
そうやって死んだのに私が魂になって私を殺す場面まで見ていました。自殺する夢も見て、ものすごく苦しかった。今は幸い悪夢は見ないが相変わらず睡眠不足です。
寝ながらも一人で公演するのに(笑)
悪夢からは解放されたわけですね(笑)
体は大丈夫ですが考えはより多くなりました。ディテールする部分に欲が出たんです。
この作品が私にとって本当に重要だからです。『エリザベート』に出ると言った時 まわりで止めさせようとする人もいました。なぜあえて試験台に上がるのかと。
でも私はミュージカルに対する考えがありました。ただ見る方たちがなぜ突然パク・ヒョシンがミュージカルをするのか、することもできるという私の考えと
その方たちの考えの相違が最大限縮まるように願うことです。それで今回の作品が終わって「よくやった」と言うのではなく、
今後もミュージカルをもっとやれるという可能性が開かれることを願います。単発性や好奇心でするのではありませんから。
2000年にミュージカル『ロック・ハムレット』に出演しました。道がその時にすでに開けていたのではないですか
その時は新人として自分を探し求めたら何でもしたかったんです。性格はとても内向的ですが 内面は何でも挑戦したい気持ちが大きくて 道があればよくする方でした。
その当時もやりたくてやりましたが、私の前にはあまりにもはっきりとすべき事、歌手の道が開かれたので その道を歩いて、
ミュージカルはもうちょっと準備して機会が来たときにやりたくて、その時間が長かったんです。
当時(ミン)ヨンギさんがアンサンブルでしたが『エリザベート』キャストが初顔合わせする前に「何十年ぶりに会う」と私にメッセージを送って下さった。
本当に妙な気分でした。ヨンギさんが今はミュージカル界になくてはならない人になり、こうしてずっと道を歩いてきたヨンギさんに迷惑がかからないように
熱心に練習しました。今もヨンギさんが毎日自慢して下さるのに それほどまでの力になることはないようです。
進むべき道があることは感謝すること
13年ぶりのミュージカル、慣れなくはありませんでしたか?
全然慣れなくてプレッシャーが大きかった。以前と違い練習もとても体系的だし、音楽ランスルー練習の時は怖かったりもしました。
その前から各自練習して初めて皆一緒に合わせてみることだったが アンサンブルから他の俳優たちがみな本当に上手でした。すぐさまいっそう緊張しました。
こうした気持ちをなくそうとひたすらミュージカルだけを考えながら過ごしました。歌手パク・ヒョシンということを考えずに最大限熱心にして
ミュージカル俳優として上手くやりたいという思いが多かった。バレエのレッスンも受けて後半には寝る間も惜しんで本当にたくさん練習したと思います。
歌手パク・ヒョシンを引っ込めてミュージカル俳優として勝負しようという意味ですか?
以前は二匹のウサギを捕まえることができないと思っていました。でも一等になりたいとか大賞をもらうという欲ではなく、
私の音楽、私の歌を好む人ひとり一人にもっと聞いてほしいという気持ちで熱心に歌手の道を歩いてきて、今ミュージカルをするからと言って
こうした歌手の道が揺らぐことはないので 今後は二匹のウサギを捕まえることができると思います。
それでもっとよく準備してミュージカル俳優として、そして歌手としても良くやっていきたいです。
歌唱力は皆が認める部分でも、俳優パク・ヒョシンなら演技も外せないでしょう
多くの方が『エリザベート』を愛して下さって期待値が途方もないために心の片方で容易ではないことだという考えを持って常に問いかけてみて
あれこれたくさん試してみながら少しずつ整えました。進むべき道があることは感謝することです。結果を早く得たい人もいるが 私は性格が反対のようです。
その道を進むべきだという考えがあればたやすく満足せずに続けていきます。
歌手としても こうして疲れることなく来ました。良くやったという言葉もありがたいが 今後どうなるのか見たいという期待と反応により会いたいです。
プレスコールの時 マイクに服の飾りが引っかかってもたつきました。長時間準備した場面を初めて見せた場だったが、とても残念だったと思う
終わって言葉も出ませんでした。本当に涙が出るほど途方もなくて。よく見えないからマイクが落ちたと思って
それなら声がきちんと聞こえないので一瞬どうすべきか、慌てました。もともと予想をした部分もあったが リハーサルをしてからは全く問題がありませんでした。
ところがその日本当に熱心にしたことを見せようと ちょっと過激にアクションをしてそうなったんだと思います。
気に障ったことを初舞台の時ちょっと解消しましたか?
解消しました(笑)。人がいっぱいになった時 歌詞伝達力がどうか、歌手として感じた声量がミュージカルではどんな表現になるのか、
また私のミスが原因で生じることを心配したが 幸いこうしたことはありませんでした。
公演の雰囲気、キャラクターに自らより集中すればよい、したいと安堵のため息とともに初舞台を終えて涙がやたらと出ました。
何ヶ月も気をもみながら準備したことが頭をよぎって、久しぶりに観客が歓呼する姿を見て感じるので感慨も新鮮でした。
死だと主に空中で登場するようです(笑)。橋の上に立ったり綱渡りをする時 怖くありませんでしたか?
それで私もサーカス団のようです(笑)。人は舞台上の姿だけ見ますが 登場準備するには舞台裏から階段をまさに這い上がっていって体にロープをくくって(笑)。
橋が両横だけでなく上下にも動いて重心を取るのが容易ではありません。初めはその上で歩く練習をするのも難しかったが 今は楽しい。
ちょっと怖いこともあるが そういうのを楽しむ方です。
切ない空気、その中に人間的な様子が
今パク・ヒョシンはどんなトッドを見せていると思いますか
死とか 人が一般的に考える、とても恐ろしくて切ない姿が明確にあります。この国で幽霊、死神になることができるが
誰かを死に追いやるということ自体が客観的に良いキャラクターじゃないのではないか。
それを持っていかなければならないが トッドは彼の中に人間的な面があります。恐ろしいのに温かくて魅力的なキャラクターだと思います。
それで手ぶりをしたり、物をつかむ時でもたくさん考えて表現します。以前にはなかった‘ロンド’という曲が追加されているが
見慣れないために好き嫌いがあるとわかっています。でも個人的に表現すればするほど魅力ある部分だと思います。
強く誘惑したり拒否したり、そうしながらも人間的な部分をあらわにするトッドを見せたいです。
『エリザベート』が終わったらどうなると思いますか?
とても寂しいと思います。共演した俳優、公演の中間中間で過ぎ去りながら手を一度だけつかんで話すことなく???ことが とてつもなく大きな力になりました。
また いつオペラ劇場でこうして精一杯歌えるかどうか。いろいろ考えたら今から名残惜しくて胸が詰まります。
でも物足りなさがあってこそ 次にまた良い姿でできるのではないですか。
引き続きミュージカルの計画はありますか
そうですね、続きます。それであれこれ他のレッスンを受けることを考えています。もうちょっと突き詰めるべきことも確かめて
『エリザベート』が終わって私ができることについて考えてみることです。超然としながら私が作るキャラクターについて経験もしてみたいです。
新しいアルバムはいつ出会えますか
今年中です。音楽作業は少しずつやっています。『エリザベート』が終わったらすぐアルバム作業に入って、アルバム発表後はミュージカルをやりたいです。
今 楽しいですか?
幸せです。舞台にいることは当たり前に幸せなことです。コンサートは長く準備してたった数日だけで終わりが来て その虚脱感が大きいですが、
こうして長期間舞台に立つことはまた別の感じです。
朝から自分を鍛錬し準備して夕方に舞台に立つ前 鏡の前に立つ時 その震えながらも幸せな気持ち、明日の公演を思うと不安だが
こういう作品をこのように多くの方の前でするということは本当に幸せなことです。