くまきち日記

名古屋に住んでいる、くまきちのたわごと。

ヒョシンくん 記者が見たコンサートの4つの視点(記事)

2019-07-11 23:27:11 | パク・ヒョシン
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
‘3年ぶりに家に来ました’パク・ヒョシン‘LOVERS’コンサートを見る4つの視線
 
パク・ヒョシンの世界は広く、深く、美しかった。ソウル・オリンピック体操競技場の中央に設置されたステージのあちこちを走り回るデビュー20周年の歌手パク・ヒョシン。
夏の暑い中で延々4時間20分におよぶ時間 公演するのに半端ない量の汗を流した彼だったが どんな時より幸せな姿だった。
360度のステージ、17mの高さのLEDタワーステージ、動く天井のLEDスクリーンまで 舞台にも普通の時よりもっと大きな精魂をこめた跡がはっきりと見えた。
 
6月29日から7月13日まで計6回の公演が開かれる彼の単独コンサート‘パク・ヒョシン LIVE 2019 : where is your love?’はいつもより一層特別な意味を持つ。
7日に開かれた4回目のコンサートを観覧した記者は この公演で4つの流れが見えた。
 
1.LOVERS、愛する人たちが一緒に
友達、恋人、家族、アーティストとファン・・・世の中には数多くの形の愛が存在する。愛とあたたかさが行き来する関係なら‘Lover’という名前を付けることができないだろうか? 
そうした意味でこのコンサートは誰よりも互いに愛する人、アーティスト パク・ヒョシンと彼のファンが3年ぶりに出会った夢のような4時間だった。
この日のステージは今回のコンサートで初めて公開された曲“戀人”で始まった。続けて“Shine your light”、“Wonderland”、“Happy Together”、“別 時”、
“I'm your friend”でトークなしで歌を続けていった。
 
「3年前 7集アルバムを発表して 夢を見て その夢が大きくなっていくのを見ました。3年間 誰かが僕の手を握ってくれたらという願いがあったんです。
その時間を過ごしたら もう今は僕が誰かの手を握ることができればいいという確信ができたみたいです。それでこのコンサートが‘lovers’であり、
‘where is your love’僕たちの愛はどこにあるの?と問いかけてみたかったんです」
 
‘lovers’にはだんだん殺伐としていく世の中にぬくもりを吹き込もうという彼の熱望が込められてもいる。
 
「最近 世の中が多様化し簡便になって その気持ちまでも一緒にそういう風に変化するようで ちょっと腹が立ったみたいです。
以前は引っ越ししてきたら餅を分け合って食べ、食事も分け合って食べ、隣の家や上の家とも知りあって付き合ったけど 
最近は上の家が怖くて 横の家が怖くて 上の家が怖い時代じゃないですか。冷たくて殺伐としていくような感じに あたたかな公演を作りたかったんです。
僕たちの中に自分も知らないあたたかさを引き出したいと思いました」
 
続けてパク・ヒョシンは彼が出演した自動車広告に挿入された“風が吹くね”と“The Dreamer”を歌った。
 
2.パク・ヒョシンの20年の音楽人生を振り返る
会場のあちこちに設置された大型スクリーンでは 赤ん坊が誕生し幼年期、青少年期、成年期、壮年期を経ていく生涯周期を見せる映像が上映された。
この映像にはパク・ヒョシンと彼の母親も直接出演した。映像上映が終わった後 彼と親しい音楽的パートナー チョン・ジェイルと並んでステージに登場したパク・ヒョシン。
彼は静かなアコースティックバージョンで“1991年、冷たい風が吹いた夜”と“雪の華”を歌った。
“雪の華”はパク・ヒョシンにとってターニングポイントになった曲だから意味が大きい。パク・ヒョシンは熱唱したあと この曲が自分にとってどんな意味があるのかを説明した。
 
「“雪の華”は僕の人生で重要な役割をした歌なんです。デビューして僕が今しているのは正しいんだろうかと非常に悩みました。僕自身は準備ができて出てきた感じではなくて 
もうちょっと準備して出てこなければならなかったと考えたんです。歌が上手だけれど本人のスタイルではないという話を耳にしたりもしました。
 
その時“雪の華”と出会いました。この歌を過去のやり方で歌ったらまったく似合わないんです。再びゆっくり初心に帰って練習しはじめました。
僕を見せて歌も見せなければならないと考えて本当に大きな悟りを得たんです。そしてアルバムを出したところ皆さんがとても愛してくれました。
さまよった質問に答えを探して その時からさらに少しずつ変わっていきましたね」
 
ステージ上には“雪の華”が発表された2004年から10年後の2014年までの小さなタイムラインが描かれ、パク・ヒョシンはチョン・ジェイルと一緒に
毎年どんなことがあったかを振り返ってみる時間を持った。それぞれの年に発表された歌に話がおよぶと“想い出は愛に似て”、“変だ”、“I promise you” 、“It's you”などの曲を
無伴奏で歌ったりもした。ファンにとってはこの日のパク・ヒョシンというアーティストがどうやって誕生したのか一度で整理することのできる時間だった。
この順序が終わった後“雪の華”発表10年後に出てきた曲“野生花”と“冬の音”を続けて歌った。
 
3.パク・ヒョシンの今後の音楽の方向を予想する
前のステージがこれまでの20年を締めくくる時間だったなら 続く時間は新たな幕を開いているパク・ヒョシンの音楽が向かう先を予告する時間で構成された。
再びステージ上のスクリーンにはパク・ヒョシンが直接出演した映像が流された。ステージに上がる前 パク・ヒョシンが偶然ゲーム機を見つけて
新たな世界に進入しようとする内容の幻想的なレトロ風の映像が流れたのだ。新曲の雰囲気とコンセプトをはっきりと暗示した。
 
映像が終わった後パク・ヒョシンが“Alice”(未発表曲)、“The Castle of Zoltar”、“V”(未発表曲)を続けて熱唱して雰囲気がいっそう盛り上がった。
ステージのあちこちを走り回ったパク・ヒョシンの顔には大粒の汗が浮かび 頭は汗でびっしょりになった。
新たに公開された曲は速いビートと楽しげな雰囲気で 過去とは明らかに違う雰囲気を漂わせた。
 
「もともと公演前に発表したかったけど 僕が一年ずつ年をとって大きくなったのは欲しかないですね(笑) もっと完璧にしようとするよりは
後でグダグダ後悔しないアルバムを作りたいんです。その時々でやりたい音楽をすることになりましたね。今回はこういう音楽をとてもやりたかったんです」
 
このステージで新たに公開した曲“Alice”は チョン・ジェイルがあらかじめギター録音してあったのをパク・ヒョシンが聴いてこれに刺さり 
まさにその場で修正した後メロディーを完成した歌だ。
 
「新曲“Alice”がなぜアリスなのかわかりますか? 危険な国のアリスなんです。不思議な国のアリスが必要ないのは僕がすでに不思議の国にいるからでしょう(笑)
賛美歌のような曲も歌って、東洋的な歌も歌って ポップみたいな歌も歌いました。すでに不思議なことは十分しているから 今回は一度危険なことをしてみるのはどうかと思ったんです」
 
もうひとつの新曲“V”もやはりパク・ヒョシンの日常の中から生まれた曲だ。歌詞には人生に対する深い思索が反映されている。
 
「ある日(いつもと)同じ空を見ると(いつもと)全く同じ鳥の群れが通りすぎていく姿を見たんです。遠い場所まで飛んで行って世界を眺め 
休んではまた頑張って羽ばたいて飛んでいく姿がちょうど僕たちのようでした。いつかこういう話を歌詞に乗せてみようと決心しました。
そして後に“V”という歌をアコースティックギターで弾いたが その音が鳥の羽ばたきのように聞こえたんです。前に鳥を見た日に書いておいたのを思い出して歌詞に書いて 
そうやって“V”という歌になりました。僕たちも鳥のように一人で羽ばたくようだけれど 一緒にいるから頑張って、そういう時にこの歌が慰めになったらと思います。
そのエネルギーで僕たちは一日 また明日 その次の日を頑張って生きていく意味を十分に見つけられるのではないでしょうか」
 
4.再び、‘家’に帰ってくる
終盤に向けて突っ走るステージ。“Goodbye”に続き“Home”が披露された。会場の雰囲気はクライマックスに達したが 別れを控えた恋人達のように
ためらいと名残惜しさの感情が共存した。パク・ヒョシンは3年ぶりにコンサートを決心することになったエピソードを紹介した。
 
「ある日のことでした。ミュージカル『笑う男』を終えてファンのみんなに挨拶しようと出て行ったら 一人のファンが僕を見て‘隊長、家にいつ行きますか?’と尋ねられました。
初めは‘早く挨拶して家に早く送ってくれってことなのかな?’という想いが少しの間かすめましたが、不意にとても申し訳なくなりました。
3年前のコンサートで‘僕が帰ってくる場所がここだから 僕たちは必ずここで再び会おう’と言った約束が思い出されたんです。
 
だからミュージカルを終えたら休もうという気持ちもなくなって 早く準備して申し訳ない気持ちを償おうという思いだけでしたね。その日家に帰る途中 とてもたくさん考えました。
今日こうして遅くなってごめんなさい。でも僕たちのあの日の約束通りまた出会えたし 僕は今日みんなを眺めながら気付く時間になりました。僕の世界と そして僕の家はやはりここだと」
 
ファンとの約束を守るために帰ってきたパク・ヒョシン。そのためか4時間を超えて続いた公演で ステージを360度囲むファンを見ると
あちこち走り回って歌う強行軍を繰り広げたのに彼は幸せに見えた。最後につながった贈り物のような曲“Gift”に続き 
今回の公演の始まりを知らせた曲“戀人”を再び歌って 4時間20分におよぶステージが幕を下ろした。
 
一方パク・ヒョシンは11日と13日‘パク・ヒョシン LIVE 2019 : where is your love?’をあと2回残している。

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2 コメント

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こんばんは (lady grey)
2019-07-12 20:09:57
この日コンサートに参加していました。
ヒョシン君こんなこと言ってたのですね。
記事を読んでコンサートのいろんな場面が浮かんできました。
コンサートの最後、ムービーカメラでウリオンマってお母さんを探していたヒョシン君が可愛かったです(^_-)-☆
お母様は恥ずかしがって隠れていましたけど(笑)
記事を訳して下さってありがとうございます。
STPD行きたかったです。。。
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lady greyさん、うらやましいです (jully(くまきち))
2019-07-13 09:13:53
私は初日だったので、セットリストの通りにしか歌ってくれなかったんです。

回を重ねるごとにヒョシンくんも慣れてきて、ファンの反応もつかめてきたんでしょうね。

ファンミ、ほんと行きたかったです。発表が遅かったのがネックでしたね。
旅行の計画立てちゃってたので。

でも、ヒョシンくんの歌を生で聴けて良かったです^^
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