イル君 時代劇ドラマで演じた王族3人の違いは？

 

 

『ヘチ』チョン・イル、王族専門？　同じ王子でも異なる感じの３人

 

『ヘチ』で延礽君イ・クム役を演じてカリスマある演技を見せているチョン・イル。彼は『ヘチ』を含めてこれまで４編の時代劇に出演した。

その中でも特に３度も王子役を演じた。彼が演じた３人のキャラクターは同じ王子という身分だが全く異なるキャラクター性を見せて強い印象を残した。

 

『太陽を抱く月』から『夜警日誌』を経て『ヘチ』までチョン・イルが演じた３編の時代劇作品の中の王子たちを調べてみる。

 

太陽を抱く月（２０１２）：ヤンミョン

２０１２年に放送されたＭＢＣドラマ『太陽を抱く月』（演出キム・ドフン、イ・ソンジュン／脚本チン・スワン）でチョン・イルは王子ヤンミョンで出演した。

『太陽を抱く月』は朝鮮時代の架空の王イ・フォンと秘密に包まれた巫女ウォルの愛の物語を描く。

 

彼は劇中で巫女ウォル（本名ヨヌ：ハン・ガイン扮）を愛する王子ヤンミョンとして切ないロマンスを見せた。

彼は前王の庶子であり王位継承序列１位として自由のために頼りないふりをする王子だった。

王になったフォン（キム・スヒョン扮）の陰に隠れて父王から冷遇された彼はヨヌ（ハン・ガイン扮）と出会って愛を知ったが　

彼女が世子嬪に選ばれたのに続き死を迎えるや絶望に陥った。

 

チョン・イルは初恋を忘れられないヤンミョンに完璧に扮して穏やかな魅力を見せた。彼はすべてのものを手放しても愛だけは手放せない切ない片想いを見せた。

つらさを隠して笑い　いつもヨヌの後を見守ったヤンミョンは多くの人の胸を打って愛された。

 

夜警日誌（２０１４）：月光大君イ・リン 

２０１４年に放送されたＭＢＣドラマ『夜警日誌』（演出イ・ジュファン、ユン・ジフン／脚本ユ・ドンユン、パン・ジヨン、キム・ソンヒ）でチョン・イルは

先王の直系王子イ・リンで出演した。『夜警日誌』は朝鮮時代を背景に鬼神を否定する者と利用しようとする者、

そして鬼神を退治しようとする者、３つの勢力の間の物語を繰り広げた。

 

チョン・イルは劇中で王の異母兄弟である月光大君イ・リンに扮した。すらっとした容貌を持つ彼は自信に満ちた傲慢な性格で　前に演じたヤンミョンとは完全に異なる姿を見せた。

道楽者のような姿を持つ彼は自分が持っているすべてが王の一言で覆ることに不安を抱いている不安定な人物として描かれた。

何よりも鬼神を見るというミステリアスな秘密ですべての事件の中心となった。

 

チョン・イルは荒っぽい魅力で視聴者を引きつけた。断固たる王子の姿を見せた彼は　自分が好きなトハ（コ・ソンヒ扮）にだけは穏やかになる‘愛の人’的な姿で目を引いた。

 

ヘチ（２０１９）：延礽君イ・クム 

２月１１日から放送中のＳＢＳドラマ『ヘチ』（演出イ・ヨンソク／脚本キム・イヨン）でチョン・イルは卑しいムスリから生まれた王子イ・クムとして出演中だ。

『ヘチ』は延礽君イ・クムが情熱あふれる科挙準備生パク・ムンス（クォン・ユル扮）、司憲府の熱血茶母ヨジ（コ・アラ扮）、

町で有名なごろつきタルムン（パク・フン扮）と一緒に力を合わせて大きな権力を勝ち取る過程を描く。

 

彼は劇中でである淑嬪崔氏の息子として生まれ　王子にもかかわらず認められることのない人物、イ・クムに扮した。

どこにも立場のない賤しい王子である彼は偶然政界の陰謀に陥る。そこですべてを失ったイ・クムは愛する人を守るため力を持たなければならないと心に誓う。

 

チョン・イルは後の朝鮮第２１代王・英祖となるイ・クム役に変身した。懐が深く賢明な　彼は愛する人を守る力を得るために数々の計略を克服していく。

幼い頃から経験してきた嫡子であることの驚異は　彼に老練さと素早い機転を与えた。自分が持つ力を十分に活用して緻密に今後を準備し　孤軍奮闘する特有のカリスマを発揮している。

  

 

撮影現場ではキュートな姿も