クマさんのダイビング日記

スキューバ・ダイビングで行った沖縄、石垣島、白浜などの紹介。
お酒や街歩きで気付いたこと、お酒のことなどの日記。

旧堺灯台の公開

2009-07-19 22:35:00 | まち歩き

海の日にあわせて、堺の大浜にある旧堺灯台の内部が一般に公開された。



Toudai10 暑いのに、おおぜい見学に来てる。
これ、明治10年に建てられた灯台。
建築当初の場所に現存する木造洋式灯台としては、わが国では最も古いもののひとつとして、昭和47年に国の史跡に指定されたとのこと。









Toudai11 内部では、スタッフ・・・たぶん市役所の人が資料写真を使って、説明してくれる。
明治10年に建てられた時は、1階部分は柱と梁のみで、壁はなかった。
その後、明治36年の内国勧業博覧会観覧券に描かれた灯台の姿では1階部分に壁はつけられている。
昭和2年、光源はランプから電球になった。





Toudai12 明治10年に建てられてから、約130年間、波風に耐えてきた柱。
平成13年から平成19年までの解体修理で、6本ある柱のうち、2本は傷みが激しいので新しい柱と交換。
残りの4本は、そのまま使用してるとのこと。
波風にさらされた明治10年の柱が、そのまま使えること自体すごいなあ。
この、平成13年からの解体修理で、「検潮所」は取り壊されたらしい。
「検潮所」って、潮位をはかる施設のこと。



Toudai13 交換した2本は、灯台の内部に立てた状態で保存してある。
防波堤の先に立ってる木製の灯台は、年中、波風にさらされてる。
台風の時なんて、大波をかぶるやろうし、風もモウレツやろう。
コンクリートでもなく、鉄でもない、木製の灯台。
すごいなあ、よく耐えられたもんやなあ。





Toudai14 2階より上には危険なので上がることは出来ないけど、木目の壁が見えてる。
これ「木目塗」といって、職人さんが筆やハケで木目模様を描いたとのこと。
明治の職人さんは、凝ったことをするなあ。
下から、2階の壁を見上げたところ。





Toudai15 入口の「ひさし屋根」の上にある、植物の葉か花びらのような、飾り彫刻。
これ、何って言ってたかなあ「アクオリア???」やったかなあ・・・
スタッフの方に教えてもらったのに忘れてしまった。
日本でいうなら「鬼瓦」のように、西洋では柱の先端にこんな飾り彫刻を付けるらしい。














Toudai16 昔は、防波堤だったこの場所も、今じゃ埋め立てが進んで、周囲に工場が建ち、阪神高速が通ってる。
こんなに、整備される前は、大浜の灯台は荒れ放題やった。
臨海工業地帯の埋め立て優先、工場建設優先やったので。







Toudai17 すぐ近くを阪神高速が通ってて、灯台が窮屈そう。
ちょうど、お江戸日本橋の上を首都高速が通ってるのと似てる。







※一部、別の日に撮った写真も含まれてます。



コメント
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