うん十年前、富士フイルムの「フジペット」というカメラ。

それまで、カメラは黒+銀色が定番だった。
このフジペットは、ボティーの色が黒、緑、赤など、富士フィルムの説明では6色。
本体の金属部分の色が銀色またはゴールド。
専用のフジペットバッグは別売りだったと思う。
遠足の前に、フィルムの入れ方を練習して、このバッグを持って出かけた。

裏ブタの赤い丸窓にフィルムの枚数表示が出る。
フィルムはブローニー判という中判フィルムで、1画面が6cm×6cmと大きい。
このブローニー判フィルムはスプールという軸にフィルムが巻き付けてあって、
感光しないように先頭部分は光を通さない紙で巻いてある。
ちょっと扱いにくい。
子供用のカメラになぜ、ブローニー判というマニアックなフィルムを使ったのか分からない。
ブローニー判フィルムの説明はここ
一般的に多く使われているのは、35mm幅の135フィルム。
135フィルムはパトローネという円筒形の容器にフィルムが巻き付ける形で収納されてる。
容器にフィルムが収納されてるので扱いやすい。

その頃、緑色+ゴールドがほしくて、親の知り合いらしき店、白陽カメラに買いに行ったが、緑色+ゴールドの在庫が無かった。
やむなく、別のカメラ屋で買った。
現在、店名の文字がはがれてるけど、以前は画像の上のように「白陽カメラ」の文字がしっかりとあった。
ボティーの色、本体の金属部分の色、バリエーションが多いので、メーカーは生産計画、店舗は仕入れ管理が難しかったと思う。