今日は、大学通信教育の科目修得試験を一つ受けて来ました。今日は「古文書学」でした。
科目修得試験は、あらかじめ10問の設題がされていて、その10問から1問だけ、当日読み上げられた番号の問題を解答するという形式です。
10問分の解答を作るのが大変で、さらにそれを当日までに覚えるのも大変です。A3の巨大な解答用紙の半分(3分の2?)以上を埋めるようにとのことなので、原稿用紙1枚分くらいでは足りず、感覚的に2枚として800字×10問分を頭に入れるというのは大変なことなのです。他の方がどのくらいの準備をされているのかは、わかりませんが、私はそのくらいです。
一応、今日まで11科目受けましたのでそれを11回繰り返してきました。どうやれば自分の頭に定着するのか、何度もやっているとわかってくるようで、自分が生徒・受験生に指導する時にも役立つかもしれないと思います。
今日の「古文書学」は、他の科目とはちょっと違って、あらかじめ提示されている問題を「解読」するということが必要になります。逆に、その場で解読できれば、その部分は暗記する必要がありませんので暗記量は少なくて済みます。
元の大学は史学科でしたので、古文書の授業はありました。でもその授業を受けたからといって、読めるようになるわけではありません。くずし字を読む会、というのを、大学院の先輩を中心に、開いてくださっていましたが、私は古代史専門だから、くずし字を読む必要はない、と割り切って、参加しませんでした。中世、近世、と時代が下るにつれて、字が崩れていきますから大変です。
古文書を読む機会もそんなにないから、と、ほとんど読めないまま来てしまいましたが、この大学通信教育で古文書学を履修するにあたり、せっかくだから、読めるようになったらいいな、と思い、本腰を入れて取り組むことにしました。
そういうわけで、昨冬に、某大学のくずし字解読の公開講座を、二つ受講してみました。やはり、いくらかでも、人に教わる、手ほどきを受ける、ポイントを教えてもらうというのも効果があるなと思いました。
例えば、「に」というひらがなは、「弥」という字の右側の部分が変形してできているのですが、これがくずされるとアルファベットの「y」のように見える、と教わり、なるほど、この「y」の字はしょっちゅう出てくるな、と認識できました。
冬から春にかけて、そのようにして勉強をぼちぼち続けて、図書館から古文書の小辞典、解読辞典、その他、読み方の本など借りたりして、科目修得試験の問題文の解読にも取り組んできました。
まさに暗号解読のような感じで、辞典に同じ形の文字があるかと照合しながら、少しずつ文字を明らかにしていきました。
そして、最終的にはほとんどの文字が解読でき、試験の準備もできました。最初は読めるかどうか、ゴールが見えませんでしたが、ここまで来ると、意外と簡単に解読できるようになっていました。
今日の試験では、解読はほぼ完ぺきにできたと思いますが、内容の解説をせよという部分で、その訳が間違っている部分があるかもしれないな、という懸念はあります。でも、まあ、なんとかなっているかな??と思いたいです。
今年度卒業のためには、テキスト科目(試験あり)で8単位は必要で、そのうちの貴重な2単位を、これでクリアできているといいのですが。
そしてさらに今日、少し返却が遅れていた「民俗学」のレポートが到着し、「合格」していましたので、これで「民俗学」も試験が受けられます。
本当は、卒論だけにエネルギーを注ぎたいところなのです。早めに試験での単位修得の見通しをつけて、なんとか卒論のための時間を確保したいです。
古文書が終わって、次は「民俗学」の試験準備、「西洋史特殊講義」のレポート作成です。やることが目白押しで楽しいです。
それにしても、古文書学に真面目に取り組んだことによって、古文書が少し読めるようになったのは、収穫でした。先日も、授業で見せたビデオの中で、江戸時代の文書のアップが出てくる場面があったのですが、なるほどなるほど、と、わかる字が出てきました。
古文書は、ある程度、使われる文字のパターンがあったりして、慣れれば、あれだ、とわかるようになる部分も多いです。慣れ・トレーニングでしょうかね。
今日の試験は横浜で受けました。
写真は、その近くの馬車道にあった、「日本最初のガス灯」です。1872年にこの地に設置されたということのようです。銀座が最初かと思っていましたが・・・銀座はその翌年の1873年だそうです。
現地には説明板があり、その横に建っていたガス灯は、当時のものではなく、復元したもののようでしたが、ガスの灯であることは間違いないらしいです。夜に見てみたいですね。
ガス灯は明治初期に登場した、ということは、センター試験でも出題されたことがあります。時代感覚として、明治初期であるということはとらえておきたいですね。
横浜のこのあたりは、街路樹の幹が太くて立派で、そんな所からも、古くからの街であることをうかがわせます。
科目修得試験は、あらかじめ10問の設題がされていて、その10問から1問だけ、当日読み上げられた番号の問題を解答するという形式です。
10問分の解答を作るのが大変で、さらにそれを当日までに覚えるのも大変です。A3の巨大な解答用紙の半分(3分の2?)以上を埋めるようにとのことなので、原稿用紙1枚分くらいでは足りず、感覚的に2枚として800字×10問分を頭に入れるというのは大変なことなのです。他の方がどのくらいの準備をされているのかは、わかりませんが、私はそのくらいです。
一応、今日まで11科目受けましたのでそれを11回繰り返してきました。どうやれば自分の頭に定着するのか、何度もやっているとわかってくるようで、自分が生徒・受験生に指導する時にも役立つかもしれないと思います。
今日の「古文書学」は、他の科目とはちょっと違って、あらかじめ提示されている問題を「解読」するということが必要になります。逆に、その場で解読できれば、その部分は暗記する必要がありませんので暗記量は少なくて済みます。
元の大学は史学科でしたので、古文書の授業はありました。でもその授業を受けたからといって、読めるようになるわけではありません。くずし字を読む会、というのを、大学院の先輩を中心に、開いてくださっていましたが、私は古代史専門だから、くずし字を読む必要はない、と割り切って、参加しませんでした。中世、近世、と時代が下るにつれて、字が崩れていきますから大変です。
古文書を読む機会もそんなにないから、と、ほとんど読めないまま来てしまいましたが、この大学通信教育で古文書学を履修するにあたり、せっかくだから、読めるようになったらいいな、と思い、本腰を入れて取り組むことにしました。
そういうわけで、昨冬に、某大学のくずし字解読の公開講座を、二つ受講してみました。やはり、いくらかでも、人に教わる、手ほどきを受ける、ポイントを教えてもらうというのも効果があるなと思いました。
例えば、「に」というひらがなは、「弥」という字の右側の部分が変形してできているのですが、これがくずされるとアルファベットの「y」のように見える、と教わり、なるほど、この「y」の字はしょっちゅう出てくるな、と認識できました。
冬から春にかけて、そのようにして勉強をぼちぼち続けて、図書館から古文書の小辞典、解読辞典、その他、読み方の本など借りたりして、科目修得試験の問題文の解読にも取り組んできました。
まさに暗号解読のような感じで、辞典に同じ形の文字があるかと照合しながら、少しずつ文字を明らかにしていきました。
そして、最終的にはほとんどの文字が解読でき、試験の準備もできました。最初は読めるかどうか、ゴールが見えませんでしたが、ここまで来ると、意外と簡単に解読できるようになっていました。
今日の試験では、解読はほぼ完ぺきにできたと思いますが、内容の解説をせよという部分で、その訳が間違っている部分があるかもしれないな、という懸念はあります。でも、まあ、なんとかなっているかな??と思いたいです。
今年度卒業のためには、テキスト科目(試験あり)で8単位は必要で、そのうちの貴重な2単位を、これでクリアできているといいのですが。
そしてさらに今日、少し返却が遅れていた「民俗学」のレポートが到着し、「合格」していましたので、これで「民俗学」も試験が受けられます。
本当は、卒論だけにエネルギーを注ぎたいところなのです。早めに試験での単位修得の見通しをつけて、なんとか卒論のための時間を確保したいです。
古文書が終わって、次は「民俗学」の試験準備、「西洋史特殊講義」のレポート作成です。やることが目白押しで楽しいです。
それにしても、古文書学に真面目に取り組んだことによって、古文書が少し読めるようになったのは、収穫でした。先日も、授業で見せたビデオの中で、江戸時代の文書のアップが出てくる場面があったのですが、なるほどなるほど、と、わかる字が出てきました。
古文書は、ある程度、使われる文字のパターンがあったりして、慣れれば、あれだ、とわかるようになる部分も多いです。慣れ・トレーニングでしょうかね。
今日の試験は横浜で受けました。
写真は、その近くの馬車道にあった、「日本最初のガス灯」です。1872年にこの地に設置されたということのようです。銀座が最初かと思っていましたが・・・銀座はその翌年の1873年だそうです。
現地には説明板があり、その横に建っていたガス灯は、当時のものではなく、復元したもののようでしたが、ガスの灯であることは間違いないらしいです。夜に見てみたいですね。
ガス灯は明治初期に登場した、ということは、センター試験でも出題されたことがあります。時代感覚として、明治初期であるということはとらえておきたいですね。
横浜のこのあたりは、街路樹の幹が太くて立派で、そんな所からも、古くからの街であることをうかがわせます。