昨日の続きです。
「出雲」という名は、川の藻=厳藻(イツモ・イヅモ)から来ているという話でした。
私が川藻を見た記憶は、あまりありません。藻といっても、ここで言うのは、鮎が食べる、石についたコケのような藻ではなく、ニラが長ーく伸びたような・・・って、表現がロマンチックじゃありませんが、ひょろ長い草のようなものが、水中でゆらゆらなびいているような藻です。こういう藻が生えている水のきれいな川って、東京などではなかなかないのではないでしょうか。
そして、昨日、この出雲の語源の藻のことを考えてわくわくしながら、どこで藻を見たんだろう・・・?と振り返っていましたら、静岡県の三島市で見たような気がする・・・という記憶が浮かび上がって来ました。
それはちょうど、昨日、冒頭に書いた、青木和夫先生が亡くなって、お通夜があったという日でした。
私は仕事で三島に出張することになっていて、現地集合時間が遅めだったので、朝早めに三島に行って、三嶋大社を見て来ようと考えたのです。
ちなみに、私の母方の祖母は、三島生まれ(熱海育ち)で、私の祖父と結婚するために、静岡県からはるばる福島県白河市にやってきたのです。祖母は私が生まれるより前に亡くなっているので会ったことはなく、その祖母が生まれたという三島がどんな所か、少しでも感じたいと思ったということもありました。祖母の母方の実家は、三島で昔からお寺をやっていたそうなのですが、母親に聞いても、何というお寺なのかわからないのです。ちゃんと知っている親戚から聞いておけばよかったのですが・・・さらにもっと古い先祖は、土佐の出で、安岡という苗字だったという話は聞いています。土佐→萩→高野山→三島→白河、という流れです。蛇足でした。
さて、三島大社に向かって歩いて行くと、その道に沿って、小さな川が流れていて、散策路としてきれいに整備されているのです。その川の中に、きれいな藻が水中でなびいていて、きれいだな~いい所だな~と、心を和ませながら歩いて行ったのです。家の近くにもこういう場所があったらいいのにな・・・と思いました。
あれは、三島で間違いないよな・・・?と思って、グーグルの地図と画像で現地を見ると、本当に藻が見えそうな、というか見える画像があり、やはり三島だったということを確かに確認しました。
後で三島市のHPを見ると、三島は湧水で有名らしく、「街中がせせらぎ」とありました。三島は、「せせらぎの街」だったのですね。さっきまで知りませんでした・・・すてきですね。
そういえば、東日本大震災の後、その影響なのか、富士山周辺のある地域で、地下水が地上に湧き出して止まらずに困っているという話をテレビで見ました。
三島も、富士山に近いことから、もともと湧水が多い地域のようでした。みどころが「せせらぎ」だという三島、私の祖母の故郷でもあり、ますます気になる土地になりました。きれいな水が豊かな所って、心も潤うようで、いいと思いませんか?
三島以外でも、どこかで藻は見ているのかもしれないのですが・・・亀有などになかったでしょうか?東京都内や近郊で、「美しい」川藻が見られる場所があったら、教えてください。私も古代人と同じく、川藻が好きです。・・・・・ということに、気が付いた今日この頃です。
そして、話はあちこちに飛びますが、三島に出張し、終わったその足で、青木先生のお通夜に参列するため、文字通り新幹線に飛び乗りました。
先生が亡くなったのが、8月15日で、お通夜はその数日後だったはずですから、5年前のちょうどこの時分です。
このところ、出雲の語源の話を読んで川藻に思いをはせ、三島を思い出し、三島からの帰りに青木先生のお通夜に馳せ参じたことを思い出し、今日は先生の命日の8月15日・・・というふうに、芋づる式にいろいろな思いがわいてきたのでした。それをここにもつらつらと書かせていただきました。
暑い日が続きますが、本当に、涼しい清流のそばで、藻を見ながらぼーっとしていたいです。出雲にも行きたいです。また三島に行ってみようかな?
それでは、このへんで。
写真は、昨日に続き、2005年の旅行の時のもの。出雲大社の本殿ですが、かなりいたんでいました。今年は60年ぶりの式年遷宮ということで、またきれいになって復活しています。
「出雲」という名は、川の藻=厳藻(イツモ・イヅモ)から来ているという話でした。
私が川藻を見た記憶は、あまりありません。藻といっても、ここで言うのは、鮎が食べる、石についたコケのような藻ではなく、ニラが長ーく伸びたような・・・って、表現がロマンチックじゃありませんが、ひょろ長い草のようなものが、水中でゆらゆらなびいているような藻です。こういう藻が生えている水のきれいな川って、東京などではなかなかないのではないでしょうか。
そして、昨日、この出雲の語源の藻のことを考えてわくわくしながら、どこで藻を見たんだろう・・・?と振り返っていましたら、静岡県の三島市で見たような気がする・・・という記憶が浮かび上がって来ました。
それはちょうど、昨日、冒頭に書いた、青木和夫先生が亡くなって、お通夜があったという日でした。
私は仕事で三島に出張することになっていて、現地集合時間が遅めだったので、朝早めに三島に行って、三嶋大社を見て来ようと考えたのです。
ちなみに、私の母方の祖母は、三島生まれ(熱海育ち)で、私の祖父と結婚するために、静岡県からはるばる福島県白河市にやってきたのです。祖母は私が生まれるより前に亡くなっているので会ったことはなく、その祖母が生まれたという三島がどんな所か、少しでも感じたいと思ったということもありました。祖母の母方の実家は、三島で昔からお寺をやっていたそうなのですが、母親に聞いても、何というお寺なのかわからないのです。ちゃんと知っている親戚から聞いておけばよかったのですが・・・さらにもっと古い先祖は、土佐の出で、安岡という苗字だったという話は聞いています。土佐→萩→高野山→三島→白河、という流れです。蛇足でした。
さて、三島大社に向かって歩いて行くと、その道に沿って、小さな川が流れていて、散策路としてきれいに整備されているのです。その川の中に、きれいな藻が水中でなびいていて、きれいだな~いい所だな~と、心を和ませながら歩いて行ったのです。家の近くにもこういう場所があったらいいのにな・・・と思いました。
あれは、三島で間違いないよな・・・?と思って、グーグルの地図と画像で現地を見ると、本当に藻が見えそうな、というか見える画像があり、やはり三島だったということを確かに確認しました。
後で三島市のHPを見ると、三島は湧水で有名らしく、「街中がせせらぎ」とありました。三島は、「せせらぎの街」だったのですね。さっきまで知りませんでした・・・すてきですね。
そういえば、東日本大震災の後、その影響なのか、富士山周辺のある地域で、地下水が地上に湧き出して止まらずに困っているという話をテレビで見ました。
三島も、富士山に近いことから、もともと湧水が多い地域のようでした。みどころが「せせらぎ」だという三島、私の祖母の故郷でもあり、ますます気になる土地になりました。きれいな水が豊かな所って、心も潤うようで、いいと思いませんか?
三島以外でも、どこかで藻は見ているのかもしれないのですが・・・亀有などになかったでしょうか?東京都内や近郊で、「美しい」川藻が見られる場所があったら、教えてください。私も古代人と同じく、川藻が好きです。・・・・・ということに、気が付いた今日この頃です。
そして、話はあちこちに飛びますが、三島に出張し、終わったその足で、青木先生のお通夜に参列するため、文字通り新幹線に飛び乗りました。
先生が亡くなったのが、8月15日で、お通夜はその数日後だったはずですから、5年前のちょうどこの時分です。
このところ、出雲の語源の話を読んで川藻に思いをはせ、三島を思い出し、三島からの帰りに青木先生のお通夜に馳せ参じたことを思い出し、今日は先生の命日の8月15日・・・というふうに、芋づる式にいろいろな思いがわいてきたのでした。それをここにもつらつらと書かせていただきました。
暑い日が続きますが、本当に、涼しい清流のそばで、藻を見ながらぼーっとしていたいです。出雲にも行きたいです。また三島に行ってみようかな?
それでは、このへんで。
写真は、昨日に続き、2005年の旅行の時のもの。出雲大社の本殿ですが、かなりいたんでいました。今年は60年ぶりの式年遷宮ということで、またきれいになって復活しています。