今日は、博物館学芸員資格課程の自主見学レポートのネタのために、博物館を一つ見学してきました。自分で3館選んで見学し、8月末までにレポートを提出しないと、秋の学内実習に参加できなくなります。今日行って来たのは、駒場東大前駅が最寄りの、日本民藝館です。今、「沖縄の工芸」展をやっています。8月21日までです。柳宗悦が創設した博物館です。障子を通して入ってくるやわらかな光のもと、ゆっくりと見学してきました。
さて、昨日の続きです。
『古事記』についてです。メモから拾います。
歴史的事実と物語が分けられる場合もあるが、それは近代的実証主義である。
近代的実証主義は150年の歴史しかない。
何でも実証でわかるかというとそんなことはない。物語と歴史は一体として伝えられる。
霊魂の存在を信じていたことは否定できない。
神武天皇がいたと8世紀の人が信じていたことは否定できない。
国家のアイデンティティである神話が顕彰された時代(明治大正昭和前期)と否定された時代(戦後)がある。
政治家が神話の話をしはじめたら日本は危ない。預金をスイスに移すべき
『古事記』は国家起源説明伝承。
『古事記』の序文の性格をみると、上表文の形をとっている。太安万侶が元明天皇に献上した書物である。
『古事記』の最初の読み手は天皇である。明らかに天皇に提出された上表文である。
歴史は勝者のもの。奈良大90年誌をつくるときも・・・に気を遣った。
内容について、ストップして、それ以外のことを書いておきますと、先輩のブログにもあったように、先生は、奈良のお菓子を受講生全員に配ってくださいます。初日が麦縄菓子、三日目がみむろという最中でした。麦縄菓子は三輪そうめんを揚げたお菓子ですが、硬くて、過去に受講生が歯を折ったこともあるそうなので気をつけて、とのことでした。おいしかったです。麦縄菓子は、近鉄奈良駅周辺などでは売っていないのでしょうか?手ごろな奈良みやげとして、結構いけると思うのですが。
お菓子は、お手伝いの学生さんたちが配って歩きます。先生のポケットマネーで用意しているようですが、お話を聴いていると、外国からお客様がいらっしゃると、盛大な歓待をされるようです。先生は、ご自分でもおいしいものを食べるのが好きだし、おもてなしをするのも大好きなんですね。そういう気持から、こうした通信教育部生にまで、お菓子をくださるようです。おもてなしをして、赤字になっても気にならないようで、太っ腹な先生なのだなという印象を持ちました。
お手伝いの学生さんがたくさんいて、一人一人ステージ上でユーモアを交えて紹介されました。先生の下、よく統率されていて、先生が板書をして一杯になると、学生さんがささっと出て来て黒板を消します。
スクーリングのあった2月頃は、学生のレポートを読んだり、来年度の授業の仕込みの時期なのだそうで、大学に泊まり込みでお仕事をされているとのこと。そのため、研究室で学生さんたちがごはんを作るそうです。ガバオライスとか・・・何日目だったか、先生が壇上から、ある学生さんに、今日のお昼は何?と尋ねると、確か「ビーフシチューです」とお答えがあったような。いいですねえ。まあ、そのお食事のことよりも、泊まり込みで来年度の授業の準備をされているということに、敬服しました。
最初の授業の時間が勝負、とか、大学の先生であってもそういう所を意識して、授業に力を入れていらっしゃるのだなと、勉強になりました。先生がご活躍されているのも、こういう努力が陰にあるのだなということがわかりました。私ももっともっと勉強しなければ・・・と痛感しました。
スクーリングでは、それぞれ、学部や院の学生さんが補助でついてくださっています。文化財歴史学科ですから、考古学系・歴史系の授業が多いので、その関係の学生さんがよく関わってくださっていましたが、他に、この国文学系の学生さんや、地理系の授業ではそれぞれの先生の研究室の学生さんが補助につきました。ちょっとずつ、その学生さんたちの雰囲気が違います(笑)。国文学は、結構質問などすればしっかりした受け答えができる学生さんが多かったですかね。
この授業は、トイレ休憩なしで、ノンストップで進みます。トイレに行きたい人は各自ご自由に、ということでした。授業中、大事な部分では、「私の方を見てください。」とうながしたり、「線を引いてください」とか、先生が読み上げることを書き取らせたり、結構指示が多いです。
三日目くらいだったか、私がうとうとしていたら、私を見て言ったのか、他の人もうとうとしていたのか、わかりませんが、はい、眠くなってきたから、肩をぐるぐる回しましょう、といったかどうかあまり覚えていませんが、そんなようなことを言って、眠くなる学生にも注意を払っていました。
学生が多くても、学生の反応などはよく見ながら講義されていたようです。
私自身の授業改善にも、とても参考になる点が数多くありました。
私は、高校生の頃から、よく授業中眠くなって寝てしまうことがあります。この通信教育部の学生の皆さんは、そういった居眠りなどほとんどせず、本当に熱心に受講しています。すばらしいです。バスの集合時間などにも遅刻しません。
写真は、このスクーリングで宿泊したスーパーホテルLohas・JR奈良駅前の室内の画像です。
この手前で土足は履き替えてくださいねというラインが引いてあります(笑)。右手に空気清浄機がありますが、これがとてもよかった。この前の日に、京都南部のホテルに泊まってから奈良に乗りこんだのですが、たまたま宿泊料金は同じで、こちらのスーパーホテルの方が格段によい所だらけでした。
京都のホテルも、安かったから許容範囲なのですが、空調がいまひとつで、乾燥がひどく、からっからでした。この冬、気管をやられたこともあり、乾燥は気になります。一方、スーパーホテルでは、チェックインでアメニティをぎょうさんいただき、温泉もあって、枕も選べ、室内も清潔でゆったりしていました。特に、空気清浄機がありがたかった。空気清浄機は、加湿器の役割も果たすんですね。快適な空間で過ごすことができました。家にもいつか、空気清浄機入れたいなと思いました。確かに効果があります。
スーパーホテルは、宿泊料金の変動が大きいようですので、安い時に当たると、とてもラッキーです。このJR奈良駅前のホテルには、一応「天然温泉」もあり、入った時には意外とお客も少なくて、それなりにゆったり温泉を楽しむことができました。フロントの方もよい感じでした。その他、別の記事でスクーリングの宿については書いてありますのでそちらを参照してください。
では今日はこのへんで。
さて、昨日の続きです。
『古事記』についてです。メモから拾います。
歴史的事実と物語が分けられる場合もあるが、それは近代的実証主義である。
近代的実証主義は150年の歴史しかない。
何でも実証でわかるかというとそんなことはない。物語と歴史は一体として伝えられる。
霊魂の存在を信じていたことは否定できない。
神武天皇がいたと8世紀の人が信じていたことは否定できない。
国家のアイデンティティである神話が顕彰された時代(明治大正昭和前期)と否定された時代(戦後)がある。
政治家が神話の話をしはじめたら日本は危ない。預金をスイスに移すべき
『古事記』は国家起源説明伝承。
『古事記』の序文の性格をみると、上表文の形をとっている。太安万侶が元明天皇に献上した書物である。
『古事記』の最初の読み手は天皇である。明らかに天皇に提出された上表文である。
歴史は勝者のもの。奈良大90年誌をつくるときも・・・に気を遣った。
内容について、ストップして、それ以外のことを書いておきますと、先輩のブログにもあったように、先生は、奈良のお菓子を受講生全員に配ってくださいます。初日が麦縄菓子、三日目がみむろという最中でした。麦縄菓子は三輪そうめんを揚げたお菓子ですが、硬くて、過去に受講生が歯を折ったこともあるそうなので気をつけて、とのことでした。おいしかったです。麦縄菓子は、近鉄奈良駅周辺などでは売っていないのでしょうか?手ごろな奈良みやげとして、結構いけると思うのですが。
お菓子は、お手伝いの学生さんたちが配って歩きます。先生のポケットマネーで用意しているようですが、お話を聴いていると、外国からお客様がいらっしゃると、盛大な歓待をされるようです。先生は、ご自分でもおいしいものを食べるのが好きだし、おもてなしをするのも大好きなんですね。そういう気持から、こうした通信教育部生にまで、お菓子をくださるようです。おもてなしをして、赤字になっても気にならないようで、太っ腹な先生なのだなという印象を持ちました。
お手伝いの学生さんがたくさんいて、一人一人ステージ上でユーモアを交えて紹介されました。先生の下、よく統率されていて、先生が板書をして一杯になると、学生さんがささっと出て来て黒板を消します。
スクーリングのあった2月頃は、学生のレポートを読んだり、来年度の授業の仕込みの時期なのだそうで、大学に泊まり込みでお仕事をされているとのこと。そのため、研究室で学生さんたちがごはんを作るそうです。ガバオライスとか・・・何日目だったか、先生が壇上から、ある学生さんに、今日のお昼は何?と尋ねると、確か「ビーフシチューです」とお答えがあったような。いいですねえ。まあ、そのお食事のことよりも、泊まり込みで来年度の授業の準備をされているということに、敬服しました。
最初の授業の時間が勝負、とか、大学の先生であってもそういう所を意識して、授業に力を入れていらっしゃるのだなと、勉強になりました。先生がご活躍されているのも、こういう努力が陰にあるのだなということがわかりました。私ももっともっと勉強しなければ・・・と痛感しました。
スクーリングでは、それぞれ、学部や院の学生さんが補助でついてくださっています。文化財歴史学科ですから、考古学系・歴史系の授業が多いので、その関係の学生さんがよく関わってくださっていましたが、他に、この国文学系の学生さんや、地理系の授業ではそれぞれの先生の研究室の学生さんが補助につきました。ちょっとずつ、その学生さんたちの雰囲気が違います(笑)。国文学は、結構質問などすればしっかりした受け答えができる学生さんが多かったですかね。
この授業は、トイレ休憩なしで、ノンストップで進みます。トイレに行きたい人は各自ご自由に、ということでした。授業中、大事な部分では、「私の方を見てください。」とうながしたり、「線を引いてください」とか、先生が読み上げることを書き取らせたり、結構指示が多いです。
三日目くらいだったか、私がうとうとしていたら、私を見て言ったのか、他の人もうとうとしていたのか、わかりませんが、はい、眠くなってきたから、肩をぐるぐる回しましょう、といったかどうかあまり覚えていませんが、そんなようなことを言って、眠くなる学生にも注意を払っていました。
学生が多くても、学生の反応などはよく見ながら講義されていたようです。
私自身の授業改善にも、とても参考になる点が数多くありました。
私は、高校生の頃から、よく授業中眠くなって寝てしまうことがあります。この通信教育部の学生の皆さんは、そういった居眠りなどほとんどせず、本当に熱心に受講しています。すばらしいです。バスの集合時間などにも遅刻しません。
写真は、このスクーリングで宿泊したスーパーホテルLohas・JR奈良駅前の室内の画像です。
この手前で土足は履き替えてくださいねというラインが引いてあります(笑)。右手に空気清浄機がありますが、これがとてもよかった。この前の日に、京都南部のホテルに泊まってから奈良に乗りこんだのですが、たまたま宿泊料金は同じで、こちらのスーパーホテルの方が格段によい所だらけでした。
京都のホテルも、安かったから許容範囲なのですが、空調がいまひとつで、乾燥がひどく、からっからでした。この冬、気管をやられたこともあり、乾燥は気になります。一方、スーパーホテルでは、チェックインでアメニティをぎょうさんいただき、温泉もあって、枕も選べ、室内も清潔でゆったりしていました。特に、空気清浄機がありがたかった。空気清浄機は、加湿器の役割も果たすんですね。快適な空間で過ごすことができました。家にもいつか、空気清浄機入れたいなと思いました。確かに効果があります。
スーパーホテルは、宿泊料金の変動が大きいようですので、安い時に当たると、とてもラッキーです。このJR奈良駅前のホテルには、一応「天然温泉」もあり、入った時には意外とお客も少なくて、それなりにゆったり温泉を楽しむことができました。フロントの方もよい感じでした。その他、別の記事でスクーリングの宿については書いてありますのでそちらを参照してください。
では今日はこのへんで。