ごぶさたしています。あんまり書かないでいると、ブログも広告が表示されてしまうようですので、今日、短く一気に書いてアップしてみようかと。
学校は、期末考査が終わり、採点や授業プリントのチェックなどに追われています。とにかく人数が多いので、果てしなく続く感じがします。昨日は21時まで学校にいて、今日も20時までやっていました。
2年生の日本史Aの試験問題では、前回と今回、最後の問題で作文してもらうことにしていました。今回はこんなものにしました。
「明治初期に近代の国境が確定したが、国境問題について、考えたことを書きなさい。日本に限らず、また、現代に至る内容を含めて書いてよい。または、最近のニュースや自分の身の回りの出来事で、印象に残ったことを挙げ、それについて自分が考えたことを書きなさい。」
私が教員になってから、年に何回かはこういう形式で、全日制でも定時制でもやってきました。結構生徒の皆さんはたくさん書いてくれます。
今の学校の生徒の皆さんは、書くことが好きなのか、本当にたくさん書いてくれます。だいたい5、6行分しか解答用紙には用意していないのに、はみ出すほど、おそらく原稿用紙にしても2枚くらいは書いちゃう人も中にはいます。
自由に文章を書けるのは、とても大事なことです。
「国境問題について」一生懸命書いてくれた人も結構いましたが、どちらかというと、最近のニュースや身の回りの出来事について考えたことを書いた人の方が多かったです。
今回多かったのは、まずは歌舞伎の市川海老蔵さんの奥さんの小林麻央さんが若くして亡くなったことについてでした。高校生も関心があるんですね。さまざまなやさしい気持ちが書かれていました。あとは、前回もそうでしたが、北朝鮮のミサイルの問題についてが多かったです。今回は将棋の藤井四段の連勝の話題も多く、やはり高校生は年齢が近いので、刺激を受けているようでした。
政治の話題も多いです。先日、都議会議員選挙がありましたので、その話題を取り上げた人も多かったです。いずれにせよ、加計学園や森友学園問題、議員の暴言や防衛大臣の応援演説問題、首相の街頭演説時のヤジへの対応の大人げなさ、など、高校生はシビアな目でよく見ていて、安倍さんや都議会選挙で大敗した自民党を援護するような意見はほぼありませんでした。まだ全部採点はしていないのですけれども今までのところ。
いくら官房長官が「問題ない」と言い続けたとしても、高校生には実際の所を見透かされているようです。それをつくづく感じました。
18歳になると選挙権が得られるので、そういう意識から、高校生は政治にも関心を高く持つようになっているのだなと感じました。
どんな政権でも、国民相手に、ごまかしきれるとか逃げ切れるとかいう考えをいまだに持っているとしたら、高校生をはじめとする若い人々からもあいそをつかされるでしょう。
そんなこんなで、現在の高校生の、世の中を見る目について身近に見ている立場から書いてみました。
たくさんの文章を書ける生徒の皆さんを頼もしく思い、採点しながらこちらもいろいろと考えさせられています。
今日は学校を出たのが20時過ぎで、空を見上げると昨日も今日も星がよく見えました。かなり都会にあるのですが、結構星がいくつもよく見えるのです。
今日は七夕でした。学校の玄関を出て空を見上げて、意外とよく見える星に、何かお願い事をしようかなと思って、ふと浮かんだ言葉は、
「○○高校の生徒が、将来健康で幸せな人生が送れるように、そのための体力と学力を与えてください」
というものでした。本当ですよ。今年はこれだけでいいかなあと思いながら帰って来ました。
今の勤務校は、本当に歴史のある伝統校で、たくさんのOBがいらっしゃいます。そうしたOBも、あたたかく生徒の皆さんを応援していることが感じられます。もしかしてこの世にいないOBの方々も、応援してくれているような、そんな気配を校内で感じるような気がするくらいです。
そんな有象無象のものがみんな応援してくれているのですから、生徒の皆さんも、そういったものを力に、自信を持って、学校生活の中で成長を続けてほしいと思います。
学校の敷地内で見つけた花。
ちょっとしたすき間に、案外きれいな、可憐な花が咲いているのです。誰かがそこに種をまいたのか、勝手に生えたのか?
5月19日、道場の扉下のすき間に咲いていた花。
7月1日、敷地内にこれもすき間に咲いていた花。
こういう所にも、趣を感じる学校です。
一応、今日は試験にまつわる「拾遺」ということで、このくらいで終わりにしておきます。
と書いている間に、日付が変わってしまいました。このへんで失礼します。
学校は、期末考査が終わり、採点や授業プリントのチェックなどに追われています。とにかく人数が多いので、果てしなく続く感じがします。昨日は21時まで学校にいて、今日も20時までやっていました。
2年生の日本史Aの試験問題では、前回と今回、最後の問題で作文してもらうことにしていました。今回はこんなものにしました。
「明治初期に近代の国境が確定したが、国境問題について、考えたことを書きなさい。日本に限らず、また、現代に至る内容を含めて書いてよい。または、最近のニュースや自分の身の回りの出来事で、印象に残ったことを挙げ、それについて自分が考えたことを書きなさい。」
私が教員になってから、年に何回かはこういう形式で、全日制でも定時制でもやってきました。結構生徒の皆さんはたくさん書いてくれます。
今の学校の生徒の皆さんは、書くことが好きなのか、本当にたくさん書いてくれます。だいたい5、6行分しか解答用紙には用意していないのに、はみ出すほど、おそらく原稿用紙にしても2枚くらいは書いちゃう人も中にはいます。
自由に文章を書けるのは、とても大事なことです。
「国境問題について」一生懸命書いてくれた人も結構いましたが、どちらかというと、最近のニュースや身の回りの出来事について考えたことを書いた人の方が多かったです。
今回多かったのは、まずは歌舞伎の市川海老蔵さんの奥さんの小林麻央さんが若くして亡くなったことについてでした。高校生も関心があるんですね。さまざまなやさしい気持ちが書かれていました。あとは、前回もそうでしたが、北朝鮮のミサイルの問題についてが多かったです。今回は将棋の藤井四段の連勝の話題も多く、やはり高校生は年齢が近いので、刺激を受けているようでした。
政治の話題も多いです。先日、都議会議員選挙がありましたので、その話題を取り上げた人も多かったです。いずれにせよ、加計学園や森友学園問題、議員の暴言や防衛大臣の応援演説問題、首相の街頭演説時のヤジへの対応の大人げなさ、など、高校生はシビアな目でよく見ていて、安倍さんや都議会選挙で大敗した自民党を援護するような意見はほぼありませんでした。まだ全部採点はしていないのですけれども今までのところ。
いくら官房長官が「問題ない」と言い続けたとしても、高校生には実際の所を見透かされているようです。それをつくづく感じました。
18歳になると選挙権が得られるので、そういう意識から、高校生は政治にも関心を高く持つようになっているのだなと感じました。
どんな政権でも、国民相手に、ごまかしきれるとか逃げ切れるとかいう考えをいまだに持っているとしたら、高校生をはじめとする若い人々からもあいそをつかされるでしょう。
そんなこんなで、現在の高校生の、世の中を見る目について身近に見ている立場から書いてみました。
たくさんの文章を書ける生徒の皆さんを頼もしく思い、採点しながらこちらもいろいろと考えさせられています。
今日は学校を出たのが20時過ぎで、空を見上げると昨日も今日も星がよく見えました。かなり都会にあるのですが、結構星がいくつもよく見えるのです。
今日は七夕でした。学校の玄関を出て空を見上げて、意外とよく見える星に、何かお願い事をしようかなと思って、ふと浮かんだ言葉は、
「○○高校の生徒が、将来健康で幸せな人生が送れるように、そのための体力と学力を与えてください」
というものでした。本当ですよ。今年はこれだけでいいかなあと思いながら帰って来ました。
今の勤務校は、本当に歴史のある伝統校で、たくさんのOBがいらっしゃいます。そうしたOBも、あたたかく生徒の皆さんを応援していることが感じられます。もしかしてこの世にいないOBの方々も、応援してくれているような、そんな気配を校内で感じるような気がするくらいです。
そんな有象無象のものがみんな応援してくれているのですから、生徒の皆さんも、そういったものを力に、自信を持って、学校生活の中で成長を続けてほしいと思います。
学校の敷地内で見つけた花。
ちょっとしたすき間に、案外きれいな、可憐な花が咲いているのです。誰かがそこに種をまいたのか、勝手に生えたのか?
5月19日、道場の扉下のすき間に咲いていた花。
7月1日、敷地内にこれもすき間に咲いていた花。
こういう所にも、趣を感じる学校です。
一応、今日は試験にまつわる「拾遺」ということで、このくらいで終わりにしておきます。
と書いている間に、日付が変わってしまいました。このへんで失礼します。