暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

消える

2019年08月05日 | 古民家

 ゆらゆらと・・・絡み合いながら揺れる雑木林の枝葉から差し込む・・・夏の日差し・・・・

遮るものがなければ・・・容赦無く肌にたたきつけられる強い日差しも・・・

見上げるような、大木が広げる木陰の下では・・・・その力も半減で・・・・

カラカラに乾いた地面の下から・・・力いっぱい水分を吸いこんで・・・

末端の小さな枝葉にまで送り込まれる栄養が・・・・生きる力をあらわして・・・・・

環境がガラリと変化して・・・・住みずらい世の中になったとしても・・・

植物が織りなす・・・季節の営みは・・・そんなに変わる事がないのかもしれません・・・。

太陽の光をタップリ浴びて育つ夏のたべのも・・・・

スイカに桃に梨・・・・トマトやキュウリも・・・1日見過ごせば瓜のような大きさで・・・・

はちきれんばかりの大きさに育ってしまいます・・・。

季節を感じる食べ物を前にすると・・・その季節を感じるのか・・・・?

気候が移り変わり・・・廻りの環境が変わるから・・・その季節の食べ物を思い出すのか・・・?

スーパーに並ぶ季節感の無い品ぞろえは・・・種類が豊富でありがたいと思うのか・・・

節操がないと・・・落胆するのか・・・そんな事も感じなくなったのか・・・?

またこの時期が来たか・・・・そう思いながら1年が繰り返され・・・10年が過ぎ・・・・

見知らぬ間に・・・子供は大人になって行きます・・・。

時代に合わせ変化して行く事は大切で・・・それは種の継承・保存で・・・・

生きる為の知恵として・・・動物の本能がそうさせて来たそうです・・・。

つなぎ残して行かなければいけない・・・でも・・・まったく同じようには行かず・・・

その変化に対応出来なければ・・・消滅してしまいます・・・。

豊かな時代・・・勢いがあった頃のように・・・古民家の贅を尽くした建物は・・・

もう二度と建てるような時代は来ないと思います・・・。

それならば・・・その建物を大切に残し・・・

これからの暮らしに生かして行きたいと思うのは、自然な考えだと思います・・・。

建物だけで無く・・・・二度と手に入らない風景や景色が毎年無くなる現状を思えば・・・・

その場で暮らす人の環境が壊されて・・・日本の文化も消されてしまっているのだと気付いてほしいと想います。

 

 

 

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