暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

繰り返し

2020年10月12日 | 古民家
 ほがらかな温もりに・・・震える暑さ・・・透き通る風に・・・沁みる入る寒さ・・・・・・
好きな季節は?と言われれば・・・秋と冬・・・と答える・・・。
ドシリと空の低いねずみ色の雲と・・・真白な世界が半年も続けば・・・
嫌気がさして・・・心が重たくもなるもので・・・
だからと言って、白と青の抜ける景色が美しいとは思っても・・・
何故だか、潮のハグにはなれないモノで・・・
この季節の夕焼けと・・・パサついた空気感に安らぎを感じます・・・。

水は木材の大敵で・・・白蟻も腐朽菌も、今年多かった名前も知らないカビ達も・・・
水無しでは元気でいられなくて・・・
木材の水分量が20%以下ならば・・・何とか住まいも傷まないでいられると言う事だそうで・・・
雨漏れに水漏れは、とても住まいに負担をかけています・・・。

TVでも見ているその脇に・・・ジャムの小瓶や洗面器が無造作に並んでいる・・・
トタン屋根のあばら家の住まいならではの光景で・・・雨漏れなどは暮らしの一部だった頃・・・
断熱性能も気密も無関心な建物が古民家で・・・
どれほど夏の暑さと湿気を楽しむか・・・そんな暮らしに重きを置けば・・・
床下が風が流れる石場立て・・・風が流れる窓だらけの開放感あふれる田の字の和室・・・
お日様と愛想よく暮らす・・・深い軒と大きな屋根・・・
少しづつの変化に気付かず・・・不具合に気付き始めた時にはもう手遅れ・・・
そんな失敗を繰り返して今までやって来たのに・・・
まだまだ繰り返しは続いてしまうのかも知れません。

コメント
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