先週末のこと。Rotaのご希望によりSoseki Museum in Londonを訪れることに。Kapi家最寄りのバス停から約30分のところにあります。
約100年前に夏目漱石がロンドン留学時代に住んでいた最後(5番目)の下宿先の建物を訪れました。

いたって普通の住宅街の一角にありました。

漱石が住んでいたのは3階のお部屋とのこと。

漱石さん自身はあまりいい思い出のできなかった2年間となったようです。ノイローゼになってしまったそうです。
一応地図で場所は確認をしていましたが、行けばわかるだろうと安易に考えていたため番地までは覚えていませんでした。
周辺をウロウロ探すも、看板らしいものは全く見当たらず。
上の写真にある壁のブルーパネルで「おぉ、ここだ」と発見し、ドアベルを押すも反応ゼロ。
玄関脇から中をのぞいてみると、どうやら工事中の模様。たしかに家の前はいかにも改装中という雰囲気。その後も諦めきれず、ドアベルを数回鳴らしてみたけれど、やっぱり反応ゼロ。
も、もしや閉鎖されたのか?せっかく来たのに。
と思うも、仕方がないのでそのまま再びバス停へ。途中、買い物をして帰路に。
ところが、この記事を書く前にさきほどネット検索してみたところ、驚愕の事実が!
どうやら冬期休業中の可能性がある模様。しかも訪問する際は事前に連絡する必要があるとのこと。
しかもしかも、記念館は漱石が住んでいた家ではなくて、道路を挟んだ向かいの家にあるとのこと!
......がーん、知りませんでした。
てっきり漱石が住んでいた家が記念館になっているのだろうと思い込んでいました(Kapiだけか?)
私財を投じて設立された個人記念館ということで、もっと下調べが必要だったようです。
漱石が住んでいた家が改装中で逆によかったです。全く関係ないお家のベルを鳴らしていたのでした。
ところで、漱石の家の近くで珍しいポストを見つけました。

ちょっとアジアンな雰囲気を醸し出しているように思いましたが、どうやらビクトリア朝時代のものらしいです。
そんなこんなの漱石博物館、リベンジの日は来るのでしょうか。