ポスドク夫婦の海外珍道中:ヨーロッパ生活あれこれ日記

4年3ヶ月の週末婚(イギリス&ドイツの2カ国4都市)を経て、現在ブレーメン在住。旅行、子育て、日々の生活など。

秋のパリ旅行

2011-11-28 22:07:14 | 旅行
10月最終週の週末。Kapi州が飛び石連休だったこともあり、週末を利用して2泊3日でパリへ。

ブレーメン早朝出発~アムステルダム経由でパリはシャルルドゴール空港へ。アムステルダムで乗り継ぎの飛行機に乗り込むまではよかったけれど、待てども待てども出発しない。。。嫌な予感的中で、エンジン不調のため別の機体に乗り換える事に。となりで爆睡していたRotaを起こし、状況を説明。まだアムステルダムとわかりショックを隠しきれないRota。

結局約2時間遅れでパリに到着。もともと午前9時半に到着予定だったのがお昼に到着ということで、まだ半日十分にあるので、二人ともショックからはすぐに立ち直りました。空港からはバスでパリ市内へ。バスではKapiが爆睡。

飛行機が遅れたおかげでホテルではすぐにチェックインでき、荷物を置いて早速お昼ご飯へ。

ホテル近くで見つけたカフェにて。

クロックムッシュ。Rotaはステーキ。

デザートにクリームブリュレ。

これ、かなりおいしかった!


今回のパリ旅行の目的のひとつは靴を買う事。ドイツでは小さいサイズ(22.5~23cm)の靴はほとんど売っていません。パリなら小さいサイズもあるし、センスのよいものも置いてあるということで、我々にしては珍しくお買い物からスタート。あちこちお店をまわるのは大変なので、デパート(プランタン)へ。ワンフロア全てが靴売り場となっていて、さすがはパリです。本当は最低2足くらい欲しかったのですが、なかなか気に入ったのが見つからず1足だけ購入。Kapiサイズよりも小さいものもあって驚きました。ドイツとは全然違う!


その後、ユニクロinパリに寄ってから、第二の目的地 Salle Pleyelへ。本当はオペラ座でオペラかバレエが見たかったのですが、いい演目がなかったので、それならばコンサートはどうかと探していたところ、なんとライプツィッヒゲヴァントハウスのパリ公演があるとのことでチケットをGETしていたのです。コンサート情報を見つけた私、エライ!


会場のSalle Pleyel。レトロな雰囲気が素敵でした。


指揮:リッカルド・シャイー
演目:ベートーベン交響曲8番&3番「英雄」


素晴らしい演奏でした。重厚なジャーマンサウンドを聴けて大満足(場所はフランスだけど)。ゲヴァントハウス&シャイーのコンビがとてもよかったので、後日このコンビのベートーベン全集のCDを購入しちゃいました。


コンサート後は気分よく夜のパリをお散歩。少し遠回りをして凱旋門やエッフェル塔を見ながらホテルへ戻りました。






翌日。


クロワッサン@カフェ。

外からみた雰囲気が良くて入ったけれど、クロワッサンはベストではなかった。


朝食後、まずはオルセー美術館へ。前回のパリ旅行のときにはオルセーに来る時間がなかったのです。ある程度の予想はしていましたが、入り口は長蛇の列。週末だけの限られた時間でパリ滞在を満喫する事を考えた結果、近くのお店でミュージアムパスを購入し、長蛇の列を回避して中へ入場。


最近、ギリシャ神話と宗教画を少し勉強しはじめたので、ただ眺めていたこれまでの絵画鑑賞とはちょっと違う視点で観られた気がします。


その後、オルセー近くのカフェで休憩。

まったくわからないフランス語ですが、メニューのなかに「モンブラン」という単語を見つけ、まよわず注文しました。スウィーツの街パリですから、ロンドンやドイツではなかなか食べられないモンブランが食べられる♪と胸をはずませながら待っていたKapiですが。。。




上の写真の右にあるのが『ホニャララホニャララ「モンブラン」ホニャララ』とメニューに書いてあったものです。全然「モンブラン」じゃなかったー。と若干ショックをうけつつも、ひとくち食べてみると、めちゃくちゃおいしい!!クリームチーズの上にマロンクリームが乗っているデザートだったのですが、想像以上においしくて、あっという間に食べちゃいました。さすがおフランスです。未知のモンブランと知り合えました。


ミュージアムパスを購入したからには、元は取らねばということで、予定変更で(ま、そもそも「予定は未定」というプランだったのですが)、次に向かったのはギュスターヴ・モロー美術館。最近読んだ本にでてきた絵の本物を観たいということで行ってきました。





もともとモロー氏が住んでいた家を美術館として公開していて、家中に絵が飾られていて圧倒されました。閉館時間が迫っていてゆっくりできなかったのですが、もっと勉強してから、もう一度来館したいです。


その後、コンコルド広場へ。




最後の観光はオランジュリー美術館。ここは目的が「モネの睡蓮」だけだったので、まっすぐに睡蓮の間へ直行。



有名な絵であるにも関わらず、本物がこんなに大きな(細長い)ものだとは知らず驚きました。今まで観たことがあるモネの睡蓮は作品の一部分だけだったのですね。しかも楕円形の部屋で絵もカーブしていて、どこを向いても睡蓮の絵が観られるというアイデアが新鮮でした。





一日で3つの美術館をまわるという意外とハードな日程をこなし、いざディナータイム!

カルチェ・ラタン周辺を歩き、たまたま見つけたレストランへ。


サーモンもおいしかったけれど、付け合わせのちょっとアジアン風ベジタブルがすごくおいしかった。店構えとは違い、料理は思っていたような「ザ・フレンチ」ではなくてアジアンテイストを取り入れたフュージョン料理という感じでした。思ったのとはちょっと違いましたが、おいしく食べられたのでよかったです。

その後、デザートは別のカフェへ。




以前のパリ旅行で唯一心残りとなったのがタルトタタン(りんごのタルト)が食べられなかったこと。今回は、その雪辱?を晴らすため、タルトタタンが店頭に置いてあるお店に入り、迷わずメニューにタルトタタンとかかれたものを指差しながら注文。

しかーし、店頭で見かけたのとは違うケーキが出てきました。。。Kapiの顔に「これ違う...」という表情がはっきりと現れていたのでしょう。お店のおじさんが慌てて「これでしょ?」みたいなことを言ってきました。店頭を指差して「あれだと思っていたんだけど」と英語で言った所、おじさんはメニューを見せながらこれが「タルトタタン」だと主張してました。メニューをよく見ると、『ホニャララ「タルトタタン」』と書いてあります。たしかにリンゴという単語pommesはどこにも書いていませんが、タルトタタンと書いてあるからにはリンゴだと思い込んだKapiが甘かったです。どうやらホニャララの単語は「ザクロ」だったようです。まぁ、メニューを指差して注文したのは自分なので仕方がないですね。でも、このザクロタルトタタン、結果オーライですんごくおいしかったです。


そんなこんなで、今回もりんごのタルトタタンには出会えずじまい。。。次回に持ち越しです。


最終日、荷物を預かってもらったままホテルをチェックアウトし、最後の観光へ。

ルーブル美術館。



長蛇の列を横目にサッと入館。ミュージアムパスの真価発揮です。観たい絵があるエリアだけ狙い撃ち。


そして、パリ最後のランチへ。今回、唯一事前に調べていたお店へ。たまたま見つけたパリ旅行者ブログでおすすめされていたレストランです。





オードブル:ナスのグラタン。


メイン:牛肉の串刺し?


お店の雰囲気(庶民的)も味もスタッフも良くて、値段もリーズナブルだし、また行きたいお店となりました。


帰りの飛行機の時間があるので、ランチ後はすぐに荷物をとってシャルルドゴール空港へ向かい、今回のパリ週末旅行終了です。



シャルルドゴールにて。


パリはやっぱり楽しいです。街を歩くだけで楽しいし、買物もできるし、(フランス語に惑わされても)食べ物がおいしいし。いつも「まだ帰りたくない」と思える街ってそうそうないです。いつになるか全くの未定ですが、次のパリ行きがまた楽しみです。

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ドイツの医者事情

2011-11-14 21:56:08 | ドイツ生活
今朝の気温、マイナス2℃。最近めっきり寒くなってきました。


気温の変化にやられたのか、風邪をひいてしまいました。普段はほとんどでない熱からはじまり、2日間で熱が下がったと思いきや、のど痛、鼻水、鼻づまりが始まるという通常コースに突入し、再び発熱。手元にあった日本の薬と、以前ロンドンでもらっていた薬でなんとか対処しました。

もうすこしひどくなるようだったら現地の医者に行くかなと思いましたが、幸いにもそこまでは至らず。

今、若干咳がでてますが、もう大丈夫です。


で、風邪をひいて寝ていた週末、看病のためミュンスターへやってきたRota氏までもが病に倒れました。。。


なんと生まれて初めての蕁麻疹。朝起きて「体がかゆい!」というので見てみると、下腹部を筆頭に背中や手足、とほぼ全身が真っ赤っか。見るも無惨な状態で思わず鳥肌がたちそうなくらいでした。幸いなのは顔には一切出てなかったこと。


とりあえず、以前ロンドンの病院でもらっていたステロイド軟膏を少し塗ったところ、少しはましになった模様。でも、軟膏を塗ったところが赤黒くなり、塗っていないところに新しく蕁麻疹が発生してました。


というわけで、二人して寝っぱなしの週末を過ごしたのが先々週。


ブレーメンに戻ったRotaは皮膚科へ行き、飲み薬をもらって飲んだら2~3日でキレイに治ってきました。今は飲み薬は飲んでますが、見た目はほぼ完治してますのでご安心を。


ドイツのお医者さんですが、意外と英語が思ったほど上手ではないというのが正直なところ。大学で接する多くのドイツ人がかなり英語が上手なので、お医者さんの世界もそうだろうと思っていたら、意外とそうでもないようです。


少し前に、酷いものもらいになったときに初めて近所の眼科に行きました。とりあえず電話をして、英語が話せるかどうかを確認し、受付の人が一応なんとか通じるレベルで大丈夫だったので、先生はもっと大丈夫だろうと行ってみると、先生の方がイマイチでした。英語ではわかってもらえなかったので、事前に調べて書いておいた「ものもらい」というドイツ語のメモを見せてようやくわかってもらえました。


病院自体は受付、待合室、診察室すべてにおいて清潔感があり、日本の病院とそっくりでした。受付で加入している健康保険のカードを渡して、住所と電話番号を知らせて、あとは待合室で待つだけ。診察料は初診時に10ユーロを払い、その後3ヶ月間は何度来ても無料です。


しかし、目薬をもらってもなかなか良くならず、大学の同僚達にも心配されるほどだったので、再度診てもらおうと行ってみると、なんとたまたまその日は特別休診日となっていました。そこで、大学病院の眼科に電話をしてみたところ、急患としてみてくれることになりました。さすがは大学病院、電話で応対してくれた事務のおじさんは英語ペラペラで非常に親切でした。しかし、先生の英語はやっぱりイマイチ。。。しかも、その女医の態度がひどくて印象は最悪。診察室に入ってくるなり大きなため息をついて、「あ~ぁ、めんどくさい」という心の声が聞こえてくるようでした。


新しく別の種類の目薬の処方箋をもらい、診察終了。薬はどこでもらえるのかと事務のおじさんに訊ねた所、どうやら病院内には薬局がなくて町にある薬局Apothekeに行くようにとのこと。夜まで開いている薬局を親切にも調べてくれました。


Rotaによると、ブレーメンの皮膚科の先生も英語はあまり上手ではなかったとのこと。


ドイツで医者にいくときには事前に病名のチェックと辞書は持って行った方が良さそうです。


コメント (4)
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