7/14.
天気はまあまあ。本日のメニューは、まず山を越えてドロミテにあるミズリーナ湖へ。
インターネットで見たミズリーナ湖の写真に一目惚れし、ここを訪れることにしたのですが、ピーカンのお天気とまではいかなかったためか、思った程の景観は見れませんでした。日本の旅行ツアーでも有名なようで、近くのお土産物屋の人がたどたどしい日本語で商品宣伝をしてきました。
今日は二人とものんびりしたい気分だったので、湖の周りをゆっくりお散歩。途中、おやつに青リンゴをかじる。
その後、本来は映画007に出て来たMt. Tofana 3244m に行きたかったのですが、山頂は厚い雲におおわれて全く見えず、これでは上に行っても意味がないので諦めました。
そのかわりに山頂が見えている山に登ろうということで、たまたま通りかかった Mt. Cristallo 3221mへ。ここで大当たりのおもしろい体験ができるとは二人とも知らず。。。
まずは4人乗りのリフトに乗って山の中腹へ。その後、乗り換えたゴンドラがコレ。
なんと、一人用のゴンドラ!とってもかわいらしいカプセルタイプ。
このゴンドラ、乗るときにはゴンドラに向かって走って乗り込むのです。例えるなら、大縄跳びに走って入り込むのと同じような感覚。こんなゴンドラ見たことないし、走らなきゃいけないし、入り口は狭いし....で、二人ともテンションUP!
少々緊張しつつも、まずはKapiが乗り込み成功!後ろを振り返り、Rotaが無事乗り込むのを確認し、ホッとしたとたん、急にゴンドラが完全ストップ。どうしたんだろうと乗り場を見下ろしてみたものの、何もわかりません。ま、すぐに動き出すだろうと思い、窓から写真を撮ったりしましたが、待てども待てども動きません。結局、なんのアナウンスもないまま、待つこと約15分。ようやく再開しました。空中ちゅうぶらりん状態での15分は結構長かったです。
富士山の須走りのように山肌を駆け下りる人々。膝が悪くなりそうなくらい急な傾斜です。
このゴンドラ、思った以上に山頂までの距離が長く、一体どこまで上がっていくんだと思うくらい。
ようやく山頂が見えてきました。
山頂の降り場まで来て「あぁ、ようやく着いた~」と思いきや、小屋の中にいる係のおじさんが私に気がついていないではないですか!このゴンドラ、外からしかドアが開かないようになっているので、自分一人では降りられません。窓を叩いて「おじさん!気がついてくれー!ここのままじゃ、また下まで降りちゃうじゃないかー!!」とアピール。本人的には、かなり必死でした。ゴンドラが方向転換でターンする所を過ぎた頃、ようやくおじさんが気がついて、ちょっと急ぎ足くらいの速度で近づいて来てくれました。
ゴンドラから飛び降りて無事山頂到着。このゴンドラはたまにしか人が乗っていないので、係の人も気を抜いていたのでしょう。
Rotaも無事到着。
上の写真、自分が降りてすぐにカメラを構えて撮ったのですが、Rotaとしては降りたときにKapiの姿が見えずどこに行ったのかと思っていたら、わざわざ降り場の反対側まで行って写真を撮っていたのかと思ったそうです。「違うわい!必死のアピールで降りられた場所がこんな所だったの!」とおじさんに対する不満がおさまらないKapiでした。
そんなアドベンチャー(?)を体験した後の山頂からの景色。
こんなに岩だらけの景色が広がっているとは思っていなかったので驚きました。少しだけグランドキャニオンを彷彿とさせるような景観でした。
崖っぷちの山小屋@3000m。
この山はどうやらロッククライミングで知られているようです。
山頂にいる間に、天気がだんだんとくずれてきました。雲が多くなり、気温もかなり下がってきました。体が冷えたので山小屋でココアを飲みながら休憩している間に、辺り一面が雲におおわれ雨が降り出しました。そんな中、ザイルやカラビナを体にいっぱいつけたロッククライマー達が続々と山小屋に戻ってきます。みんなびしょぬれです。この山小屋、なんと2階が宿泊部屋になっているようで、本当の意味での山小屋でした。
そろそろ下山しようかとゴンドラ乗り場に向かおうと外に出た所、数m手前までしか見えないような霧。足下に気をつけながらゴンドラ乗り場までいったところ、天候が悪くてストップしてました。。。どうやらしばらく動きそうにないので、再び山小屋まで上りました。山小屋は下山したい人であふれていて、みんな手持ち無沙汰なご様子。結局45分ほど、山小屋で足止めをくらいました。
まだまだ天気は悪かったのですが、ようやくゴンドラが動き始め、再びゴンドラに文字通り飛び乗りました。
この時点で午後3時。おなかが空いていたので、ゴンドラ内でお昼のサンドイッチをパクリ。宿の人に頼んだランチパックです。
途中、山頂に向かうゴンドラには誰も乗っていなかったので、どうやら下山専用でゴンドラを動かしたようです。ゴンドラを降りた後、山頂に行きたいのに断られて不満顔のおじさんを見かけました。
何はともあれ、予想外のいろいろなハプニングを楽しむことができ、二人とも満足。
その後、コルティナダンペッツォを少し散策し、宿へ戻りました。
そして、楽しみな晩ご飯~。
一皿目はバジルソースのパスタ。
二皿目はポーク。
そしてデザートはティラミス。
今夜もめちゃうまの夕食でした。
まわりのテーブルに着いている他の宿泊者さん達もおなじみの顔ぶれで、みなさん1週間ほど滞在している模様。隣のテーブルは30後半か40代くらいの男性が一人で、夕食時にはいつも手帳サイズのメモ帳を2冊持って来て、それを眺めながら食事をしていました。その様子から「ジャーナリストとか詩人じゃない?」と見ず知らずの彼の職業を予想して遊ぶ我々。
食後、この男性が話しかけてきました。オランダ人で自転車競技に参加した後、1週間ここでのんびりしていて、翌週には友達が訪れてくるとのこと。気になる職業は環境経済関連とのこと。なんとRotaの仕事内容と少しだけ関わりがあるようなお仕事をされていました。温暖化のことや、ユーロ統一についてのヨーロッパ人としての見解などについて、しばらくお話しました。こういう交流があるのも小さい宿ならではですね。
とっても名残惜しいですが、ここの宿とも今夜でお別れ。明日は再びオーストリアへ。
天気はまあまあ。本日のメニューは、まず山を越えてドロミテにあるミズリーナ湖へ。
インターネットで見たミズリーナ湖の写真に一目惚れし、ここを訪れることにしたのですが、ピーカンのお天気とまではいかなかったためか、思った程の景観は見れませんでした。日本の旅行ツアーでも有名なようで、近くのお土産物屋の人がたどたどしい日本語で商品宣伝をしてきました。
今日は二人とものんびりしたい気分だったので、湖の周りをゆっくりお散歩。途中、おやつに青リンゴをかじる。
その後、本来は映画007に出て来たMt. Tofana 3244m に行きたかったのですが、山頂は厚い雲におおわれて全く見えず、これでは上に行っても意味がないので諦めました。
そのかわりに山頂が見えている山に登ろうということで、たまたま通りかかった Mt. Cristallo 3221mへ。ここで大当たりのおもしろい体験ができるとは二人とも知らず。。。
まずは4人乗りのリフトに乗って山の中腹へ。その後、乗り換えたゴンドラがコレ。
なんと、一人用のゴンドラ!とってもかわいらしいカプセルタイプ。
このゴンドラ、乗るときにはゴンドラに向かって走って乗り込むのです。例えるなら、大縄跳びに走って入り込むのと同じような感覚。こんなゴンドラ見たことないし、走らなきゃいけないし、入り口は狭いし....で、二人ともテンションUP!
少々緊張しつつも、まずはKapiが乗り込み成功!後ろを振り返り、Rotaが無事乗り込むのを確認し、ホッとしたとたん、急にゴンドラが完全ストップ。どうしたんだろうと乗り場を見下ろしてみたものの、何もわかりません。ま、すぐに動き出すだろうと思い、窓から写真を撮ったりしましたが、待てども待てども動きません。結局、なんのアナウンスもないまま、待つこと約15分。ようやく再開しました。空中ちゅうぶらりん状態での15分は結構長かったです。
富士山の須走りのように山肌を駆け下りる人々。膝が悪くなりそうなくらい急な傾斜です。
このゴンドラ、思った以上に山頂までの距離が長く、一体どこまで上がっていくんだと思うくらい。
ようやく山頂が見えてきました。
山頂の降り場まで来て「あぁ、ようやく着いた~」と思いきや、小屋の中にいる係のおじさんが私に気がついていないではないですか!このゴンドラ、外からしかドアが開かないようになっているので、自分一人では降りられません。窓を叩いて「おじさん!気がついてくれー!ここのままじゃ、また下まで降りちゃうじゃないかー!!」とアピール。本人的には、かなり必死でした。ゴンドラが方向転換でターンする所を過ぎた頃、ようやくおじさんが気がついて、ちょっと急ぎ足くらいの速度で近づいて来てくれました。
ゴンドラから飛び降りて無事山頂到着。このゴンドラはたまにしか人が乗っていないので、係の人も気を抜いていたのでしょう。
Rotaも無事到着。
上の写真、自分が降りてすぐにカメラを構えて撮ったのですが、Rotaとしては降りたときにKapiの姿が見えずどこに行ったのかと思っていたら、わざわざ降り場の反対側まで行って写真を撮っていたのかと思ったそうです。「違うわい!必死のアピールで降りられた場所がこんな所だったの!」とおじさんに対する不満がおさまらないKapiでした。
そんなアドベンチャー(?)を体験した後の山頂からの景色。
こんなに岩だらけの景色が広がっているとは思っていなかったので驚きました。少しだけグランドキャニオンを彷彿とさせるような景観でした。
崖っぷちの山小屋@3000m。
この山はどうやらロッククライミングで知られているようです。
山頂にいる間に、天気がだんだんとくずれてきました。雲が多くなり、気温もかなり下がってきました。体が冷えたので山小屋でココアを飲みながら休憩している間に、辺り一面が雲におおわれ雨が降り出しました。そんな中、ザイルやカラビナを体にいっぱいつけたロッククライマー達が続々と山小屋に戻ってきます。みんなびしょぬれです。この山小屋、なんと2階が宿泊部屋になっているようで、本当の意味での山小屋でした。
そろそろ下山しようかとゴンドラ乗り場に向かおうと外に出た所、数m手前までしか見えないような霧。足下に気をつけながらゴンドラ乗り場までいったところ、天候が悪くてストップしてました。。。どうやらしばらく動きそうにないので、再び山小屋まで上りました。山小屋は下山したい人であふれていて、みんな手持ち無沙汰なご様子。結局45分ほど、山小屋で足止めをくらいました。
まだまだ天気は悪かったのですが、ようやくゴンドラが動き始め、再びゴンドラに文字通り飛び乗りました。
この時点で午後3時。おなかが空いていたので、ゴンドラ内でお昼のサンドイッチをパクリ。宿の人に頼んだランチパックです。
途中、山頂に向かうゴンドラには誰も乗っていなかったので、どうやら下山専用でゴンドラを動かしたようです。ゴンドラを降りた後、山頂に行きたいのに断られて不満顔のおじさんを見かけました。
何はともあれ、予想外のいろいろなハプニングを楽しむことができ、二人とも満足。
その後、コルティナダンペッツォを少し散策し、宿へ戻りました。
そして、楽しみな晩ご飯~。
一皿目はバジルソースのパスタ。
二皿目はポーク。
そしてデザートはティラミス。
今夜もめちゃうまの夕食でした。
まわりのテーブルに着いている他の宿泊者さん達もおなじみの顔ぶれで、みなさん1週間ほど滞在している模様。隣のテーブルは30後半か40代くらいの男性が一人で、夕食時にはいつも手帳サイズのメモ帳を2冊持って来て、それを眺めながら食事をしていました。その様子から「ジャーナリストとか詩人じゃない?」と見ず知らずの彼の職業を予想して遊ぶ我々。
食後、この男性が話しかけてきました。オランダ人で自転車競技に参加した後、1週間ここでのんびりしていて、翌週には友達が訪れてくるとのこと。気になる職業は環境経済関連とのこと。なんとRotaの仕事内容と少しだけ関わりがあるようなお仕事をされていました。温暖化のことや、ユーロ統一についてのヨーロッパ人としての見解などについて、しばらくお話しました。こういう交流があるのも小さい宿ならではですね。
とっても名残惜しいですが、ここの宿とも今夜でお別れ。明日は再びオーストリアへ。