ポスドク夫婦の海外珍道中:ヨーロッパ生活あれこれ日記

4年3ヶ月の週末婚(イギリス&ドイツの2カ国4都市)を経て、現在ブレーメン在住。旅行、子育て、日々の生活など。

ベルリンフィル マーラー交響曲第3番

2008-12-30 03:22:35 | 音楽
12/21-23でまたまたベルリンへ行ってきました。
今年3回目のベルリンフィルのコンサートが目的です。

12/22
曲目:マーラー 交響曲第三番
指揮:ズービン・メータ

結論から言うと、このコンサート、一生忘れられない(忘れたくない!)ものとなりました。

最初から最後まで約1時間40分、異様な緊張感と気合が入り混じった空気が会場全体を包んでいるのを感じ続けました。

オーケストラから発せられる迫力に、ハッと息を飲みながら身動きひとつできなかったのは我々だけではありません。会場全体が息を飲んで聴き入っていました。

ベルリンフィルの真骨頂。神髄。

骨の奥から鳥肌がたちました。

それくらい素晴らしい、いや「素晴らしい」という言葉だけでは表現しきれないくらいの演奏でした。

演奏終了後、誰とも口をきかずに自分自身の中だけで今味わった感動をかみしめていたい。。。そんな風に思わせるくらい。

この日、この会場にいられて本当に幸せだと思いました。

今までの人生の中で確実に一番、そしてこれからの人生の中でも一番になりつづけるであろうと思わずにはいられない演奏会でした。

ひとつだけ残念なこと。

それは、もうマーラー3番を生演奏で聴きに行けないかもしれないということ。

よっぽどのことがない限り、今回を上回る演奏はもう聴けないだろう。。。

恐るべしベルリンフィル。

今回の演奏、2009年1月10日の午後8時(ベルリン時間)からKulturradio 92.4MHzで放送されるそうです。



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Christmas in Bristol <25日編>

2008-12-27 22:54:24 | イギリス生活
イギリスのクリスマスは25日がメインの日です。
25日はお店も休業し、みんな家で過ごすという話を聞きました。

実際に街がどんな感じになっているのか、25日の午後に散歩に行ってみました。

聞いていた話は本当でした。

どこの道を歩いても人が激減しています。路地はもちろん、商店が並ぶちょっとした通りでも遠くに1人、2人が歩いているくらい。High Streetと呼べるようなメインの通りだと、さすがにもう少し見かけましたが、それでも普段に比べるとめちゃくちゃ少ないです。

面白いのが、通りで見かける人のほとんどがイギリス人以外だったこと。

お店も98%はやっていませんでした。1時間の散歩で営業していたのは大手チェーンのカフェ「GUST」とパブが一軒だけ。

普段は夜中まで休みなく営業しているケバブ屋さんまでお休みです。

街からこんなに人がいなくなるとは.....
今の日本ではおそらく見かけないくらいの閑散とした風景で、驚きました。

みんな家でターキーを食べながら家族団らんで寛いでいるのでしょう。

ヨーロッパのクリスマスを感じた一日となりました。

↓我が家のクリスマス。サンタさんはRotaのアメリカみやげ。いかにも外国のサンタさんという感じで今の家によく似合います。しっかりケーキもいただきました。


↓上の写真にも写っていますが、Kapiが一目ぼれして購入した我が家の三銃士。


↓イギリスではクリスマスに食べる伝統のお菓子mince pie。元々はお肉(ミンチ)が入っていたようですが、今はリンゴやレーズンなどの果物を煮詰めたものが入っています。味は「外国の味」でKapiはまあまあおいしく食べられるかなという感想ですが、Rotaはひと口でもういいやと言っておりました。
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Christmas in Bristol <24日編>

2008-12-27 04:20:44 | イギリス生活
イギリスで迎える初めてのクリスマス。

24日の午後、Bristol Cathedralでのイブの行事に参加してみることにしました。
「Service of Nine Lessons and Carols」というタイトルがついています。

開始時間ちょうどくらいに行ったところ、すでにたくさんの人が来ていました。やっぱりみなさん、クリスマスに教会にいらっしゃるのですね。

空いている座席がなかなか見つからずウロウロしていたところ、なんと普段は畏れ多くて足を踏み入れたことがない中央の祭壇近くの座席に通されました。

↓座ったのは写真中央にある区切られた空間のさらに奥。


クリスチャンではないのに、こんなところに座っていいのだろうかと恐縮しつつ、大人しく座って待ちました。

↓座ったのはココ。いかにも緊張しそうなところです。


聖歌隊の歌とともに神父様たちが厳かに登場し、そのうちの一部の方々がなんと我々の目の前にいらっしゃいました。神父様達の着ているガウンの裾がふれるほどの距離で、もうびっくり&硬直状態です。

Bristol Cathedralではクリスマスの行事がいろいろとあり、それぞれ内容が異なるようですが、今回はキリスト生誕にちなんだ短いお話を間にはさみつつ、クリスマスキャロルを歌ったり、聖歌隊による歌を聴いたりするものでした。

非常に丁寧なしおりをいただいていたので、何をするのかなどの流れがよくつかめて助かりました。キャロルもほとんど知っている曲だったので、一緒に歌うことができ教会に来たかいがありました。

日本でも何度かクリスマスミサに参加したことがありますが、今まで以上に荘厳で身のひきしまるひとときで、本場の空気を感じることができてとてもよかったです。

同じ日の夜11:30、またもやBristol Cathedralへ。

今度はキリストの生誕を祝うミサです。夜遅い時間ということもあり、昼間よりもより熱心な信者さんが集まっているのではないかと思い、信者さんたちの邪魔にならない(昼間も邪魔はしていませんが、なんとなく気が引けたので)一番後ろに近い席に座りました。

入口で一人一人長いキャンドルを受けとり、お隣同士で火を分け合いました。聖堂内の照明がほとんど消され、キャンドルだけがゆらめく幻想的な雰囲気になりました。

パイプオルガンの伴奏に合わせ、全員で賛美歌を歌いながら神父様たちを迎えました。今回も非常に丁寧なしおりをいただいていたので、ミサの流れを見失うことはありませんでした。賛美歌やキャロルを歌ったり、神父様のお話を聞いたりしました。神父様のお話は景気の良くないイギリス経済にふれていました。

ミサの後半、聖体のパンとワインを一口ずついただくという恒例行事があるのは知っていましたが、おそらく一番前の方で行われて、希望者だけがもらいに行くのだろうと思っていたところ、予想外に我々のすぐ前にも神父様たちがスタンバイし始めました。通路側に座っていたKapi、神父様に促され、なんとなく遠慮できない雰囲気だったため、人生で初めて聖体のパンとワインをいただくことに。

ドキドキしながら一口サイズのパンを指にはさんだ神父様の目の前にたち、差し出されたパンを手で受け取ってから食べるべきなのかどうか一瞬迷いましたが、あまりにもKapiの口にちょうどいい高さに差し出されていたため、思わずパクっとそのまま食べてしまいました。

次のワインのときも、器に手を添えるべきかどうか一瞬悩みましたが、結局器に口をつけた後は神父様に傾けてもらって飲ませてもらいました。どうやらRotaもKapiに倣って、パンはパクッと食べさせてもらったとのこと。ワインに至っては、神父様が傾けてくれたけれどワインまで口が届かなくて飲めなかったそうです。。。

みんなどうしているのかと席に戻った後に観察すると、やはり手でうけとってから食べている人が結構いました。。。(汗)ワインの器を自分で受け取って、ゴクゴク飲んでいる人もいました。。。

すべてのミサが終了したのが夜中の1時すぎ。初体験の出来事もあり、ミサに参加してよかったねと話しながら厳かな気持ちで帰途につきました。






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待ちぼうけな日

2008-12-21 22:11:41 | イギリス生活
つづけて更新します。

20日。今日はRotaがアメリカから帰ってくるので、昨晩ロンドンに泊ったKapiは空港までお迎えにいきました。

ホテルをチェックアウトし、まずは近くのHyde Parkをお散歩。土曜日の午前中ということでウォーキングしたりジョギングしたりする人がちらほらいました。そして馬専用の土コースがあって、乗馬している人がいてびっくりです!さすがイギリス。馬が大好きなKapiはうらやましい限りです。



その後はナイツブリッジのデパート内のカフェコーナーでブランチ&ウィンドウショッピングをした後、お昼過ぎにヒースロー空港へ。

飛行機の到着予定は13:25。その時間に合わせて着き、到着情報を見てみると、予想到着が14:04。ま、これくらいの遅れは日常茶飯事なので、とりあえずちゃんとイギリスに帰ってこれそうだということで安心安心。

14時を過ぎ、他の便は「到着」「預け荷物引き取り中」と次々に表示が更新されているのにも関わらず、Rotaの便の表示は相変わらず「到着予想14:04」のままです。まぁ、着陸が込み合ってて順番待ちなのかなと思っていました。

14:30頃、Rotaから電話がかかってきました。

「お、着いたのか?」と思いきや、なんと。。。

Rota:「ヒースローじゃなくてガトウィック(ロンドン郊外の国内専用の空港)に着いちゃった。

Kapi:「はいぃ?何でガトウィック?」

Rota:「ヒースロー上空で着陸の順番待ちしていたら燃料がなくなっちゃったみたい。今は飛行機の中に閉じ込められてる。状況が変わったらまた連絡するね」

電話しながら急いで到着情報を見に行くと、たしかに「行き先変更」という表示が出ていました。ということで、しばらく待つことに。

しばらくして到着情報の掲示板には「到着予想16:00」と出ました。

この時点で「あぁ、燃料を入れてガトウィックを飛び立つ準備ができたのね。」と楽観視したKapi、甘かったです。。。

到着ロビーはカフェが一軒しかないような栄えていないところでした。出発ターミナルまで行けばお店ももっとあって、時間潰しができるかなぁとは思ったのですが、まぁ1時間半くらいなら本でも読んで待てるし、出発ターミナルに行っちゃうと到着情報がもしかしたらわからないかもしれないと思い、そのまま到着ロビーで待つことにしました。

本を読んだり、寝たり、コーヒー飲んだり、音楽を聴いたり、人間ウォッチングをしたり.....

16:00を過ぎても、到着情報に変化はありません。

17:00を過ぎても「到着予想16:00」のまま。

どうなってるの??と思いだしたころ、17:30頃にRotaからまたまた電話がかかってきました。

Rota:「まだガトウィックにいる」

Kapi:「はいぃぃぃ?何で?到着予想は16:00って出ているよ!」

Rota:「たぶんそれは全く根拠のない表示だね。。。ずっと燃料を探していたんだけど、誰も分けてくれなくて、ようやく分けてくれるところが見つかって、今燃料補給中だって。燃料を入れ次第、ヒースロに飛ぶって。」

Kapi:「もうガトウィックで降ろしてくれたらいいじゃん。」

Rota:「ガトウィックだと国際空港じゃないから入国審査ができないんだって」

Kapi:「。。。わかった。。。待ってるよ。」

がび~ん。
もう着くか、もう着くか、と思っていたのに。くぅ~、まだガトウィックだなんて。

でも、しょうがないですね。待つしかありません。ガトウィックからヒースローは飛行機だと7分くらいの近い距離です。燃料入れ次第飛び立つということは、今度こそ1時間後くらいには帰ってくることでしょう。

そのまま到着ロビーで待ち続けました。もう読書も飽きちゃって、ひたすらぼ~っとしてました。

18:10頃、空港内の放送でRotaの便の到着が18:30頃になるというアナウンスが入りました。Kapiの周りには、同じように待ちくたびれた人々が溜息をついて待っていました。みんなゲンナリしています。

19:15頃、ようやくRota氏、ご帰還です。荷物も無事です。

当初の予定では夕方にはブリストルについている予定だったのに、結局家に着いたのは22:30。

6時間も待ったなんて!しかもずぅ~っと到着ロビーで過ごしたなんて!よく耐えました!

Rotaも飛行機に閉じ込められたまま、よく我慢しました!

帰って来たRota氏、「もうガトウィックという言葉を聞きたくない」とのことです。

何はともあれ、無事に帰ってきてよかったよかった。

ふぅ。











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クリスマスコンサート 第三弾

2008-12-21 21:39:08 | 音楽
19日。夕方からロンドンへ行きました。Rotaは出張中につき、Kapi一人でのお楽しみです(すまんね、Rota)。

目的はまたまたヘンデル「メサイア」です。今回はRoyal Albert Hallという大ホール(日本の武道館のような存在)での開催で、前回の教会でのメサイアとはまた違うコンサートとなりました。

↓Royal Albert Hall


初めて訪れたのですが、まずはホールの規模にびっくり。円柱の会場なのですが、座席数の多いこと!天井の高いこと!ゴージャスなこと!そして観客の多いこと!

ほぼ満席に近かったように思います。

↓開演前の会場内を隠し撮り。


ステージ後方の観客席には500人を超えるコーラス隊!3つのコーラスグループで編成されていました。若い人からお年を召された方までいろいろな方がいらっしゃいました。

オケの方は中編成くらいの規模。会場が広く、あまり音が響かないので、オケの音がとても遠くに感じたのは残念。クラシックコンサートには向かない会場かもしれません。でも、コーラスの迫力はすごかったです!コーラスのためにこの会場で開催したのかもしれませんね。

写真の右側で立っている男の人は照明スタッフさんなのですが、演奏中に彼がヘッドホンをつけたり取ったり、後ろを振り向いて誰かとコンタクトを取ったり、座席を立ってどこかへ行ったり、挙句の果てにガチャンと物を落としたり...正直、集中できなくて邪魔でした。ステージ正面の良い席だったのにちょっと残念です。

例の「ハレルヤ」のところでは、指揮者自らが会場のお客さんに立つように促していました。

今回のコンサートのプログラムに、ハレルヤで起立する習慣について、先日ご紹介したのとは別の説が載っていました。

なんと、メサイアを聴きに来ていた国王は実はコンサート中に眠りこけてて、ハレルヤが始まったときに寝ぼけて飛び起きて、思わず立ってしまったという逸話です。

親近感を覚えますね(笑)

こんな感じで、教会での神聖なメサイアとはまた別のメサイアを聴けて、それなりに満足な夜となりました。






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クリスマスコンサート 第二弾

2008-12-19 08:26:40 | 音楽
今日はブリストルで一番古い教会St. James priory churchでのコンサートに行ってきました。この教会が建てられたのは1129年!「イイクニ作ろう鎌倉幕府」よりも前から存在し、そしてそれが今でも普通に使われているなんて、本当にすごいことだと思います。ヨーロッパの教会は石造りが多いと思うのですが、屋根の骨ぐみ(ハリ?)が木でできている教会は初めてみたような気がします。

今夜のコンサートは『Exultate Singers』によるCarols by Candlelightというタイトル。タイトル通り、ステージのバックにはキャンドルが飾られていました。

↓開演前の様子。


ハープの伴奏つきでしたが、ほとんどアカペラのような感じのコーラスで、とても素晴らしかったです。知らない曲が多かったのですが、教会独特の響きと相まって神聖な雰囲気を終始感じていました。

コーラスのメンバーは20代から60代までの幅広い年齢層で、パッと見は普通の人達ですが、BBCラジオのために作った合唱団ということでレベルが高かったです。ソロの人もとってもお上手でした。Kapiのお隣に座っていたおばさまは「Lovely!」を連発し、一曲終わるたびになぜかKapiに向かって(反対側の隣にはだんなさんもいたのに)「今の曲よかったわよね!」とささやいてきました。

演出もなかなか凝っていました。まずは会場の一番後ろで歌い出すというびっくり作戦で登場し、2曲目で歌いながら歩いてステージへ。逆に歌いながらステージから会場の外へ移動し、会場の外に出てしまってからもしばらく歌い続け、まるでどこかから天の声が聞こえてくるような体験もしました。会場の通路を使ってロの字型にメンバーが立ち、一斉に歌い出したときには教会の屋根直下の空間から音がふってくるような感覚になりました。

コンサートの後半にはクリスマスにちなんだ賛美歌(たぶん)を会場にいた全員で歌いました。知っている曲だったので、バッチリ参加できて嬉しかったです。教会の空間全体に声が響くのが感じられ、歌いながらゾクゾクと鳥肌がたってしまいました。

休憩時間にはなんと会場の全員にちょっとしたドリンク(隣のおばさまはフルーツポンチと呼んでいました。色は赤くてサングリアみたいな感じ)とmince pieが配られるというサービスつき。しかも、並んで取りに行かなくても座席まで配りにきてくれるのです。mince pieというのはクリスマスに食べる伝統的なお菓子で昔はお肉(ミンチ)が入っていたらしいのですが、今はレーズンやリンゴなどをやわらかく煮たものが中に入っています。初めて食べましたが、おいしかったです。

アンコールはありませんでしたが、来ていたお客さんたちはみんな満足そうな顔をされてお帰りになっていました。日本ではなかなか聴けない教会コンサートを気軽に聴きに行ける今の生活に感謝感謝ですね。

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ヨーロピアンな家

2008-12-18 10:04:45 | イギリス生活
中高の友人Mちゃんのおうちに遊びに行ってきました。今夏にお引越しをし、同じ研究科の先生のご自宅に他の学生さんと一緒に住んでいるとのことで、遊びに行ける日を楽しみにしていました。

Kapiの家からはバスで15分くらい。一度谷を通り越し、向かいの丘の上にありました。今まで来たことのない地区だったので、バスの車窓がとても目新しかったです。

先生のご不在中に遊びに行ったのですが、おうちの中が「The ヨーロピアン」という感じでとっても素敵でした。一階にキッチン、ダイニング、リビングがあり、二階にベッドルームが3部屋とバスルームという構成。全体的に青をキーカラーにしていて、白い壁に青いラインがデザインされていたり、バスルームには青系のタイルがワンポイントで入っていたり、絨毯も青系だったり、と統一感が感じられました。他人のお家なので写真でご紹介できないのが残念です。

ダイニングには先生お気に入りのお皿やカップが大きな棚にきれいにディスプレイされているし、暖炉もあるし(といっても電気で炎が光るものでしたが)、廊下の手すりがいかにも西欧風だし、こんなお家に住めたらいいなぁという妄想が膨らみました。畳の和室も好きですけどね。

そして何といっても、Mちゃんのお部屋の眺めが抜群。横長の大きな窓からは向かいの丘、つまり我が家や大学のあたり一体が見渡せるし、近くにある広い芝生の公園も見え、こんなお部屋で素敵な風景を毎日眺められるMちゃんがうらやましいです。ま、その分大学まで通うのが大変ですが(徒歩50分)。

ところで、こちらのおうち、こんな(↓)かわいい同居人がいるんですよ!



真ん中のルビーちゃんはキョトンとしたお間抜けちゃんなお顔でKapi的にツボでした(笑)ギニーピッグ(和名は天竺ねずみ)というハムスターの仲間のようですが、ハムスターよりだいぶ大きいです。人には慣れていますが、触られるのは好きではないようです。でも、見ているだけで飽きないし、とっても癒されました。このギニーピッグはイギリスでは一般的なペットとのことです。散歩もいらないし、鳴き声もうるさくないし、においもきつくないということで、子供のいる家庭で人気があるとか。

Mちゃんお手製のトマトとアンチョビとオリーブのパスタ&オレンジ紅茶ティラミスをごちそうになり、帰りには大型スーパーASDAで普段は手に入らない白菜としいたけを買ってゴキゲンで帰宅した一日でした。

↓先生のおうちに飾られていたドライペッパー。ご自宅のミニハウスで収穫したそうです。干したら透きとおった茶色になるんですね。干し柿を思い出しました。


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クリスマスマーケット

2008-12-16 02:03:29 | イギリス生活
今週はRotaが出張のため、久々の一人暮らしを満喫中のKapiです。

クリスマスが近づいてきましたね。今日はブリストルのクリスマスマーケットをご紹介しましょう。

まずはSt.Nicholas Market。ここは普段からMarketが開催されるところなので、雰囲気はいつもと同じでした。「クリスマス」と名がついていても、実際には普段のマーケットと同じで、陶器、冬物の衣料品、絵画、CDなどなど、多岐にわたる商品が陳列されていました。クリスマスらしかったのはツリーくらいかも。

↓St.Nicholas Market


↓路地はこんなかんじ。


続いてはChristmas Market@Castle Park 。
ここは普段は古いお城がある公園になっています。行って初めて知ったのですが、観覧車が立っていてびっくり。ドイツ風のクリスマスマーケットのようで、屋台ではジャーマンソーセージやドイツ菓子などを売っているお店もちらほらありました。屋根にデコレーションをしていたりして、こちらの方がクリスマスの雰囲気を感じられたかな。

↓Castle ParkのChristmas Market。


そして、↓の方々をお持ち帰りしました。見つけたのはクリスマスマーケットとは関係のないお店でしたが。。。

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クリスマスコンサート 第一弾

2008-12-15 05:25:11 | 音楽
13日、土曜日。
クリスマスコンサート第一弾に行ってきました。

場所はBristol Cathedral
演目はヘンデル「メサイア」
オケはEmerald Ensemble

メサイアを生で聴くのは初めてです。中高時代にKapiはクリスマス礼拝(ミッション系の学校だったため)でメサイアの合唱曲を数曲歌ったことがあり、ずっと聴きに行きたいと思っていながら、なかなかチャンスがなかったので、とっても楽しみにこの日を待っていました。

会場に着くと、すでにたくさんの人が集まっていました。今まで何度かBristol Cathedralのコンサートに来ましたが、今日ほど人が集まっているのは初めてです。用意されたイスの90%はうまっているのではないかと思うほど。一般の教会のため、コンサートホールのように床が斜めになっているわけではないので、一番後ろの座席からはほとんどステージが見えないのではないでしょうか。

柱の陰でステージが見えない人のために、各柱の脇にはテレビモニターが備え付けられていました(かなりびっくり)。ステージがよく見える座席を指定しておいて大正解でした。

オケは小編成、コーラスは30人くらいで、教会にちょうどよい規模だったと思います。音も声も良く響き、とっても美しかったです。

↓Bristol Cathedral前の広場。イルミネーションがきれいです。


後半の「ハレルヤコーラス」が始まったとたんに、聴衆のみなさんが突然起立しだし、びっくりした我々は思わず顔を見合せてしまいました。まわりにもキョトンとしている人が何人かいましたが、多くの人は迷わずに立ち上がっています。

「なんだなんだ?」「有名な曲だから全員で歌うのか?」
などど思いながら我々も起立しました。

その後、何もかわったことは起こらず、みな立ったまま静かに聴いているだけです。曲が終わると、今度は全員着席しました。またもや顔を見合わせた我々も、訳がわからないまま、まわりに従って座りました。

その後は静かに座ったまま最後の曲を迎えました。

一体何だったのでしょう。。。早速、家に帰ってから調べてみました。
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1743年、初めてロンドンで演奏された際、国王ジョージ2世が、ハレルヤコーラスの途中に起立し、後に観客総立ちになったという逸話がある。これは、かつて英国で全知全能の神を讃える賛歌が演奏される際には起立する習慣があったことによる。今日のメサイアコンサートで聴衆がハレルヤコーラスの部分で立ち上がるのも、この逸話に端を発している。
(ウィキペディア参照)
-------------------
ということでした。
ヨーロッパの伝統にふれる貴重なひとときを体験できたということですね。

メサイアはこちらの人々にとって、日本におけるベートーベン「第九」に匹敵する曲なのではないかと思います。クリスマス前になるとあちこちで演奏会が行われるようです。

ちなみに、第九の演奏会は皆無です。。。

数年前、コーラスの一員として第九の演奏会に参加したことのあるKapi、「いつか教会でメサイアを歌いたい!」と秘かなる願望がフツフツと湧き上がってきました。果たして実現できるでしょうか??




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お宅訪問

2008-12-12 22:33:25 | イギリス生活
11日の夜、Rotaの前職場のお仲間で現在ブリストル大にいるK氏のおうちに遊びに行きました。我が家からは徒歩15分くらいのところに、ご夫妻で住まいとのことで、一般家庭のお宅拝見に興味津々なKapi。

ダイニングも兼ねた広めのリビングをはじめ、大きな窓で天井も高く、広々とした印象がGood。キッチンの装備は我が家とあまり変わらない感じかなぁ。家の古さはさほど我が家と違わないようなので、劇的な相違はそんなに感じませんでしたが、立地を考えるとお家賃はそんなに高くなく、とてもよいお家だと思いました。

↓昼間の月


とってもおいしい手料理をごちそうになり、奥様とKapiは共通の趣味の話題で盛り上がり、とっても楽しいひとときを過ごせました。

さりげなくキャンドルが飾られていたり、お客様用のランチョンマットやコースターがあったりと、センスの良さがあちこちで伺われました。自分たち専用のものしか用意していない我が家、少しは見習わないといけないかもしれませんね。。。

↓夜の月

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