暗闇検校の埼玉県の城館跡

このブログは、主に、私が1980年代に探訪した中近世城館跡について、当時の写真を交えながらお話しするブログです。

実盛館跡(斎藤氏館跡・旧妻沼町)

2017-10-25 21:14:32 | 城館跡探訪
妻沼の斎藤氏といえば、斎藤別当実盛の名前が知られています。

実盛は幼い源義仲の庇護者にして、平安時代末期の名武士です。

実盛の館跡と考えられる場所は、妻沼町弥藤吾地内にありますが、

他にも、斎藤氏の関連史跡・遺物があります。

今日紹介するのは、妻沼街道と402バイパスの間の福川土手沿いにある実盛館跡です。

ここは実際に、実盛が住んだとは考えられておらず、その子孫の館跡だと考えられています。

現在の福川は改修によって生まれた新しい川筋です。

その川筋に削られる形で、土手から三角形に突き出しているのがそのまま遺構のようで、

周囲と比較すると断崖の様な高台になっています。



館跡はブロックで補強され、中には斎藤家に関連した板碑が建立されています。

写真は、1982年(昭和57年)頃のものだと思いますが、なぜか、写真の空白部分には1985-百年プリント-と書かれています。

明らかに中学3年の時に現像した写真にも、同じように書かれているので、そういうプリントサービス名だったのかな?




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