暗闇検校の埼玉県の城館跡

このブログは、主に、私が1980年代に探訪した中近世城館跡について、当時の写真を交えながらお話しするブログです。

大生郷天満宮(茨城県常総市)①

2018-11-12 17:14:20 | 神社仏閣・その他
菅原道真を祀る大生郷天満宮は、茨城県常総市にあります。

訪問日は2018年08月06日です。

大生郷天満宮は、道真公の三男菅原景行公の手で作られ、遺骨も納められたことから、

日本三天神と数えられています。

大生郷天満宮境内ははかつては、飯沼という広大な沼地の島だった場所であり、

現在は平野に突如現れた小山のように見えます。

大きな駐車場は境内の裏にあります。車はそこに止めましたが、

参道側に回り込んでそこからスタートします。



今は静かになっていますが、参道前は、かつて店や宿屋などがあった雰囲気です。




解説板。



929年創建といいますから、凄いですね。

当時の貴人たちは、結構常陸の国を訪れている印象なのですが、なぜなんでしょうかね。


参道には祠があります。なんだか御賓頭盧様のような雰囲気ですね。




さて、石段です。



境内です。8月1日に八朔祭りがあったばかりなので、境内には茅輪が残されたままで、

ある種の倦怠というか、やつれたような雰囲気が残っています。





ちょっと、石段を見下ろしてみました。







なんとなく、湯島天神を思い出しました。

増田館(文珠寺)1986年(旧江南町)

2018-11-11 20:24:54 | 城館跡探訪
以前、升田館(文珠寺)については、探訪の記事を書きましたが、

今回は、1986年秋に訪問したときの写真が見つかったので、記事に致しました。

増田館には現在でも大規模な構え堀と土塁が、また、郭内には建造物跡とみられる土壇が残されています。

下の写真は、西側、境内裏の構え堀です。




下の写真は、土壇を撮影したものです。




下は土壇の上に登って撮影したものです。


新開氏館跡 1985年②(深谷市)

2018-11-10 20:24:24 | 城館跡探訪
これまで、一度、新開氏館跡について記事を書きましたが、

新たに写真が見つかったので、書きたいと思います。

新開荒次郎実重の館跡は、東雲寺と大林寺の間にあったとされています。

前回記事では、高校の帰りに訪ねたために、夕方の薄暗い写真になっていました。

ここで載せる写真は、日を改めて日曜日に訪問した時のものです。



当該地は、農地になっており、施設野菜(当時、きゅうりの栽培が盛んだった)の

ビニルハウスが設置されていました。

残念ながら、当時、すでに遺構はなくなっていました。

羽尾城跡 1987年(滑川町)

2018-11-09 22:15:54 | 城館跡探訪
今回は、羽尾城跡について書きたいと思います。

羽尾城跡は、森林公園の南、旧有料道路沿い東側の市野川の北側沿いの、

河岸段丘上にできたテラス状の平場上にある方形の小城郭です。

これまで、3度ほど訪問したことがありますが、最近は全く行っていないので、

現在の状況は分かりません。

初訪問は、1985年晩夏のことで、当時は、案内板などは何もないところでしたが、

有料道路沿いにあり自転車で訪問したせいもあってか、案外あっさり見つかった記憶があります。

ただ、城跡は農地と雑木林だったため、草木の勢いが強く、上手い写真がとれませんでした。

そこで、再トライして撮影したのが、1987年初めころの、この写真です。

雪の後だったため、主郭を囲む空堀には雪が残っています。



下の写真は、どうも、1985年晩夏のもののようです。

主郭にはいる土橋上から空堀を撮影したものです。せっかくスキャンしたので載せておきます。



空堀遺構は浅くなっていました。


主郭内の写真です。




市野川側、東端の一段下には、腰郭のような削平された平場があり、

その部分は、いくらか険しい表情を持っていました。




腰郭は耕地として使われていました。



羽尾城を巡っては、豊臣氏方の前田、真田、上杉連合軍と激戦を繰り広げたと伝えられていますが、

疑問視する説が支配的のようです。実際に行ってみると、規模的にも、構造的にも小さく、

伝承を疑う声があるのは、無理もないと思います。


黒澤家住宅(群馬県上野村)

2018-11-07 20:56:45 | 古い建物
黒澤家住宅は、上野町、万場町、中里村、美原村からなる、幕府天領「山中領」の

上山郷の名主総代を務めた旧家です。国指定の重要文化財です。

上山郷は将軍の鷹狩用の鷹を献上する地域であり、黒澤家は、お高山を管理していました。

その代表的なものが御巣鷹山でした。

不二洞のすぐそばにあります。





非常に大きな旧家で、日本建築好きの方にとっては、一見の価値があると思います。










訪問日:2018年07月31日