花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

大雪原を越えて花満開の尾根へ・会津檜枝岐

2011年06月27日 | 登山

咲き誇る白根葵・撮影6月26日

昨年、会津駒ヶ岳に花友と登り、駒の小屋に泊まって
会津駒と中門岳を歩き、駒の小屋から富士見林道の尾根
を歩いてキリンテに下山した。

その下山路に無数の燕万年青(つばめおもと)の株が有った。
尾瀬の段吉新道にも群落が有るが、それを遙かに超える数である。
「来年は、この群落の花を見に来ましょう」と約束した。

そして今年、花の時期はいつか、調べた結果、6月の25日前後に
登る事にした。
ところが台風である。
6月24日に最終判断をする事にして、天気予報を確認したり
檜枝岐の観光案内に電話して聞いたりして、いったんは中止にした。
前泊するために予約しバンガロ-もキャンセルした。

が、中止にしても、私一人は、単独でも檜枝岐に行くつもりだった
それを知った花友は、どうしても参加したいという。
自分一人なら、何があっても自業自得で仕方がないが、同行者が
いるとなると、責任がかかってくる。
24日夜8時の天気予報を見たら、檜枝岐の26日の天気は、一日曇り
夕方から雨であった。

この計画の為に、25日と26日の休みだけは死守すると言ったという
花友のKさんは、雨でも良いという。
もしも悪天候になったら、即座に下山する覚悟でOKをした。

それからは大騒ぎである。
花友のIさんは、一旦キャンセルしたバンガロ-に再び予約したという
私は、大あわてで資料を作った。
コースの参考にしたのは、ヤマケイのアルペンガイド3・尾瀬である。
著者の花畑日尚さんは、尾瀬の仙人と呼ばれるほど、尾瀬を
撮り続けた写真家である。

花の情報は、ネットで探して、参考にした。
それを冊子にして、次の日、トップを歩くKさんに渡すつもりだった。

25日午前10時、集合場所から私の車で檜枝岐のキリンテに向かった。
真岡から北関に乗り、東北道の那須塩原で降りたら、千円だった。
やはり軽は安い。往復でも2千円である。
途中の店で食事を摂り、檜枝岐のキリンテに着いたのは、午後の2時
過ぎである。

つくばを出るときは晴れだったが、栃木に入ったら小雨が降り出し
会津の檜枝岐も小雨だった。


燕万年青・ツバメオモト・ユリ科ツバメオモト属 6月26日撮影

私たちの泊まる「かわばたキャンプ場」には、バンガロ-が
二棟あり、その内の一棟が二間に別れている。
昨年、お世話になり、顔なじみになった管理人の奥様が
男女、別々になれるように二間のバンガロ-を貸してくれた。

明日の準備を整え、檜枝岐の宿泊者が無料で入れる券を借りて
「燧の湯」に出かけて、ついでに夕食もそば屋で食べた。
これも管理人の方が電話で手配してくれたのだ。
檜枝岐のお店は、閉店時間が早いから、夕方やっているお店は
少ない。


なでしこの試合が始まったので、今日はここまで