花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

百花繚乱の角田山に登る

2013年04月07日 | 登山

ミスミソウが斜面を彩る角田山


同じミスミソウでも花の色、シベの色、大きさが異なり
その組み合わせの多様性に驚くばかり。


今回歩いた角田山のコース、日本海に面した角田浜から
山頂までの往復コース、ここには大きな駐車場がありトイレも完備している
すぐ南に併走する様にして灯台コースが有る。

いつも観察会でお会いしているHSさんご夫妻から、新潟県の角田山に
雪割草を見に行きませんかとお誘いを受けた。

数年前にも、お誘いを受けたのだが、私の都合が悪くて、参加出来なかった。
替わりに参加した花友が、凄い凄いと言っていたので、今回は是非とも
参加したかったから、参加しますと言ったのは言うまでもない。

ところが予定していた6日が近づくと、事も有ろうに爆弾低気圧が発生して
日本全国暴風雨の予報で、外出を控えるように言われる始末。
HSさんから中止の連絡が来るかも知れないと思ったが、前夜の5日になっても
連絡がない。
天気予報を見ると、新潟市の6日の天気は、午前中は晴れ、午後は曇りで
夕方から雨である。

午前4時、起きて天気予報を確認したが、前夜と同じである。
花友の家に車を預けて、いつもの花友2人と集合地に行った。
すでにHSさんご夫妻が待っていて、すぐに出発。

常磐道、磐越道、北陸道とHSさんご夫妻が交代で運転して快調に走る。
新潟と聞いて、関越道を行くものと思っていた私は、目から鱗の思いだった
関越道ほどの渋滞もない、磐梯を過ぎると右手に白い雪山が続き
トンネルを抜けると、やがて米どころ新潟の越後平野が続く道を行く

9時半頃、角田浜の駐車場に着いた。
すぐ目の前が日本海で、広い海岸に静かな波が押し寄せていた。
いつもは見えるという佐渡島が、霞か雲に遮られて見えなかった。
広い駐車場のわきにトイレがあり、登山者にはありがたい。
準備をすませて10時過ぎに登山開始。

何しろ後ろには爆弾低気圧が控えている。
登山中はもちろんだが、4時間かかる帰路の悪天候も出来るだけ
避けたい。

駐車場から国道を渡って登山口に行くと、スパイク付き長靴お断り
とか、ストックの石突きにゴムキャブをはめて、植生を傷つけない
ように登るように書いてある。
登山口からいきなりの急登で、ジグザグの林を登っていく。

しばらく登ると、斜面のあちらこちらに、色とりどりの花が目に
飛び込んでくる。

朝日新聞社の「週刊 花の百名山」16号で、「この低山は春の
一時期、とてつもない花の名山となる
」と書かれているが、登る
ほどにそれが実感できる山であった。

登山コースの地図については
「 この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)
数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図25000(地名・公共施設)
数値地図50mメッシュ(標高) 及び数値地図10mメッシュ(火山標高) を使用した。
(承認番号 平22業使、第446号) 」