花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

たった一株咲くササバギンラン

2013年04月29日 | 写真

筑波山麓の林にたった一株咲いていたササバギンラン
花の下につく苞葉が花序より長いという特徴がある
(ただのギンランは、苞葉が花序より短い)


白い花は平開しない

他のササバギンランは、まだ蕾も付けていないのに
この一株のみが咲いていた。


つつじヶ丘の駐車場は大渋滞、右の車道にも順番待ちの
車が数珠つなぎになっている。


見ていると登山者の列はとぎれる事が無かった。


つつじヶ丘は、ツツジの多いところだが、まだツツジは
咲き出したばかり、連休後半の5月が見頃かな。


東国三つ葉つつじも咲き始めだった。


東国三つ葉つつじの特徴は。雄しべが10本有ること
数えたら確かに10本あった。

一般登山道が混む事は想像出来たので、登山道は避けて
林道を歩いた。
ウグイスをはじめとする小鳥の鳴き声が賑やかなほか
林道は登山者も少なく、のんびりと歩くことが出来た

桜山に寄って八重桜の残り花を見ながらコーヒーを
飲んでいると、山菜採りの人が何人かやってきた。
草原に黄色く群生している花を見て「この花は何ですか」
と聞いてくる。
「キンポウゲという花ですよ」と答えると「綺麗ですね」
と言う。
確かに野原一面に咲くと、キンポウゲも見事である。
「何を採られているのですか」と聞くと「ワラビと
ゼンマイ」だという。

キュウリグサと思われる小さな花を見つけたので
車に一端戻って、マクロレンズを取りに行った。
そんな私の姿に、よほど珍しい物でも見つけたのかと
思ったらしく、山菜採りの男性が急いで近づいてきた。
「何ですか?」と言うので「この花です」と指さすと
「ああ小さな花ですね」といちべつして去っていった。



林道を歩いているとき、足下からいきなり飛び立ったもの
何かと思ったらスズメバチだった。
杖が触れていたら刺されたかも知れない。

先日、草刈りしていたら間違ってマムシを切ってしまった。
これからは、マムシやスズメバチも出てくる。
山に入るときは充分注意しましょうね。