ビスクドール・雛人形店・オーディオ販売 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

ビスクドール64体他お節句雛人形をフランスへ輸出128年、軽井沢方面がお店の場所。

「初鏡」

2022年01月01日 17時22分16秒 | owarai

重ねてきた年月の 喜びや
悲しみが

いまのわたしをつくっている
から

とびきりの美人じゃなくても
若くなくても

自分自身を愛したい

白雪姫の継母みたいに呪文を
唱えなくたって

わたしたちは誰もみな 世界
にただひとりのヒロイン

『新年最初のお化粧のノリは?』
新年になって初めて鏡に向かって
お化粧をすることを「初鏡」ある
いは「初化粧」といいます。

昔の人は、お化粧をするのでな
ければあまり鏡を見ることもな
かったので、「初鏡」が「初化
粧」と同じ意味になったので
しょう。

古来、お化粧と鏡とは、切っ
ても切れない間柄だったので
す。

京都周辺のある地域には、結婚
した年の暮れに実家に鏡餅を
贈る習慣があって、

そこでは、その鏡餅が「初
鏡」と呼ばれているそうです。

そんな初鏡もすてきかもしれ
ません。

ところで、新年最初のお化粧を
するときはどんなことを考えま
すか。「今年こそ!」などと考え
えて、いつものお化粧より気合い
の入り方が違うでしょうか。

初鏡娘のあとに妻座る
  / 日野 草城


“夢の途中”

2022年01月01日 11時57分21秒 | owarai

男と女がいて恋があり、別れが
ある時、そういうきれいごとで
すむわけがないと、ずっと思っ
ていた。

どこかでドロドロした部分は、
必ずあるし、やさしく見送ある
なんて嘘っぱちだと・・・・。

まわりでも恋のゴタゴタは多い
し、そのつど、電話などで相談
されたり、グチを言われたり、

泣きつかれたり、こちらも自分
の問題で精いっぱいなのに困っ
たもんだと思っていた。

特に、女のタチの悪いのは、時
としてまわりが見えなくなるこ
とだ。熱愛関係に入ると、彼と
自分の世界しか見えない。

それはそうさせる男も悪い、た
ぶん。

そういう男女関係に、ふつふつ
といや気がさしている私がいた。

私の幼ななじみの女友達が、恋
の深みにはまった。自分のこと
をタナに上げて、人のことを言
うのはいけない思ったし、

その子に忠告できるほど、こち
らが立派な恋をしているわけで

はないから、静観していた。

けれど、彼女の変わりようは
激しかった。昨日までの幼女、
あるいは処女が一夜にして、
豹変したような生臭さがあっ
た。

私にも恋人はいて、それなりに
すったもんだしていたが、私の
彼でさえ、こちらの恋の問題を
さし置いても、彼女の変貌ぶり
を心配した。

実は、私が、私の彼に異変を感
じ始めたのも、ほぼ同時期だっ
た。お互い、なんとなくしっく
りいかないな、と思っていた。

彼は正直に告げた。新たに好き
な子ができたと。不思議なくら
い私は驚かなかった。

かえって、彼には失礼ではない
かと思うくらいだった。
・・・さるものは追わず・・

勘がいいのか、恋をしそうな予
感、ダメになりそうな予感、必
ず当たるのだった。

晴天の霹靂とか、劇的な展開と
いうのに緑がない。

「物わかりがよすぎる、君はも
っと、わがままになってもいい
のに」と、彼に言われたことも
あった。

「すまないと思っている。俺の
勝手で」彼は、いつも待ち合わ
せに使っていた喫茶店で、潔く
あやまって、別れを告げた。

午後の日差しに、外は穏やかで、
カップルも楽しげに往き来する。
それでも、みんなそれぞれ恋し

ている限り、なんらかの問題を
かかえているのだろうと思うと、
ふと、やりきれなくなった。

・・・悲しいのはお前だけじゃ
    ない・・・

しかし、恋の終わり際に、想い
を相手にぶつけ、かまわずよよ
と泣き崩れるような女でないの
は、いいことなのかどうか、わ
からなかった。

ただ、私は私と思うしかない。
本当は、結構ドロドロした部分
だって引きずっているはずなの
に・・・・。

その直後、友達の彼氏が結婚
詐欺まがいの男だったという
話を、別の友人から聞いた。


が、なぜかほっとした。そこ
から彼女の道もまた始まるのだ
ろうし、恋も夢もまだみんな
模索中なのだから。

・・・・ ♡・・ ・・・
恋の後味の 良し悪しは

過ぎた恋の形にもよるだろう
が 運もある

いくら心の持ち方だと言って


耐え難いほど グサリと棘の
ささったままで

なかなか癒えない 愛もある
はず

恋の後始末は むずかしい

やさしく見送る心境は 一種
男の専売特許かもしれず

女は なかなか突き抜けられ
ない

それでも ごく稀に 後味の
いい恋もあるものだ

めぐり合わせか 時のいたず
から

そういうさだめの 恋がある

すべてが 輝きに 置き換えら
れるような

 


「ことばは言霊」

2022年01月01日 11時54分46秒 | owarai

守りに入ると、人は弱くなり
ます。
形だけを守るのは、自分とい
う存在がないからです。

自分の存在がない人は、しが
みつき、不安になり、恐れます。

その恐れを形で埋めるのです。

形とは自分の立場、地位など
です。
心の安定より、他人の賛美が
大切なのです。

本当の守りとは、壊れてしま
っている内部の状況を立て直す
ことです。

 

 


「マティーニは心を酔わせる」

2022年01月01日 11時51分06秒 | owarai

さっき、ベットを共にした男は
何人かいたけど、長続きしなか
ったって言ったでしょう。

どうしてだと思う。体だけじゃ
駄目なの。安心しないと、女は
ね、

安心してセックスしないと怖い
のよ。感じても後が虚しいの。
樹海にでも迷い込んだような
気になるわ。

涙がでるわ。終った後、安らい
で頬を埋める胸が必要なの。

このまま火事になっても、地震
になっても、一緒に死ぬんだな
って思える胸が欲しいの。

肌が馴染んだ相手からしか得ら
れない喜びがあるんだって、
あなたが居なくなって、初めて
気付いたわ。抱いて下さい。
お願いだから・・・。

“二人がまだお互いを何時失う
のかと恐れている間は、
恋が続いている“


62体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220


「放浪者」

2022年01月01日 09時06分21秒 | owarai

自分が痛い思いをして、よう
やく相手の痛みがわかる。

そのことこそ、大事なのだ。
痛みを知らない人間は、ひ
とを真に愛することもでき
ない。

だから、愛の苦悩から抜け
だすことばかりを考える前に、
私は、とにかくその愛を十分
に苦悩する。

十分に苦悩して、それを養分
にする。苦悩が大きければ
大きいほど、ひとは成長する
ものだと思う。

適当なところで、苦しまぎれ
にほうりだしたら、そこから
どんな収穫も得られない。


「輪郭を彩る」

2022年01月01日 08時59分46秒 | owarai

想い出は木漏れ陽のようだ。
その時々の風の気紛れで、ちら
ちらちらちらと揺れている。

陽の差す所、差さない所、
フラッシュバックの閃光(せんこう)
で、瞬間、瞬間に位置が入れ
代わったりもする。

突如、想い出は頭上にあり、
見上げるものではないと
思いつく。

決して心の中にあって見下ろ
すものでも、足許の後方に
あって振り向くものではない
かという気になった。

そうだ。想い出は確かに頭上
にあり、未来に位置している。
それが木漏れ陽となり、

ちらちらと顔や髪にかかり、
今の私の輪郭を彩っているの
だと・・・・。

“ひっそりと生まれ、ひっそり
と消えていく恋があっても
いいではないか“


「くよくよしないように」

2022年01月01日 08時53分36秒 | owarai

二人ではじめて会った海

宇多田ヒカルを聴いた
帰りの海

口笛の吹き方を教えて
と、
キスをせがんだ夜の海

木のように二人で読んだ
青い海

喧嘩して一人で来た雨の海
一人が結婚してしまい

あとの一人が思い出して
いた海

海は今でも青いだろうか

物語は終わってしまっても
海は終わらない


『成長は、物差しでは計れない』

2022年01月01日 08時51分04秒 | owarai

子供時代、私たちは身体的でも
精神的にも目覚ましく成長しま
す。

しかしある年齢に達すると、成
長はあまり目に見えないものと
なるため、成績が上がったり、

給料が増えたり、資格を取得し
たりすることだけが、成長の
証のように思い込みがちです。

しかし、国の成熟度が経済的
数値だけでは表し切れないよ
うに、人の成長も社会的尺度
だけでは計れらません。

それは、精神的成長を数値で
示すことが不可能だからです。

しかもたとえば病いやリスト
ラのように一見マイナスに
思えることが、実はその人の
人間的成長を促す大きなきっ
かけとなる可能性も少なく
ありません。

人は人生のなかで、前へ進む
だけでなく、ときに立ち止ま
ったり、回り道をしたりする
もの。

しかしそれでも視線を前へ
向けている限り、いつまでも
成長し続けることができるは
ずです


「今日は、帰らない」

2022年01月01日 08時48分55秒 | owarai

「夜はまだまだ長い。ゆっくり
飲みましょう」

彼女は窓辺に寄りかかり、眼下
に広がる景色を見ていた。

照れ臭さと、恥ずかしさと、恐
れが入り混り、どんな顔をして
いいのか分からない。とまどい
が女の表情を固くする。

動きをぎこちなくさせる。

それでも男の腕が背中に廻る
余白を残して、少し体を斜め
にする。

東京の夜は厚化粧の女のよ
うに、原色の輝きの中に
横たわっている。

いきなり彼が手を取った。
反動がついて、広げた膝の
上に、彼女の体が横滑りに
勢いよく乗った。

男が唇を重ねてくる。舌で
こじ開けられた隙間から、
苦くて冷たい液体が流れ
込む。

彼が口に含んだビールを、
少しずつ女の中に移して
ゆく。

彼女は目を閉じて、それを
呑み込む。
そのまま男は、女を新婚初夜
の花嫁のように横抱きして、
ベットに運んだ。

“楽しくもあり、せつなく
もあり、悲しくもあり、叫び
だしたいほどつらく、

世界じゅうにふれ回りたいく
らい幸せなのが恋というもの
なのなのだ“