平塚海岸の市民プール跡地に、商業施設を伴う公園に整備する計画が進行中だが、樹林帯を伐採して駐車場にする実施案が含まれている。数年来、近隣の8自治体が説明を求め、昨年の市議選挙でも大きな問題提起が有った。
地元の生活環境を懸念する2団体が発行する「ひらつか海と海の森便り」23号が届いている。3月中旬の市議会の概要を伝える「ひらつか議会だより」が先日届いている。計画当初予算が12億円だったが、二度目の追加予算7億円を請求して総額23億円になるとの事。
第23号
毎月の様に発行し、戸別配布されている。8自治会の熱意が伝わる。
以下に拡大して4画像で示す。
表面上
行政側では物価高を理由の前面に挙げているようだが、国道134号と公園との交差点で交通事故を緩和するための道路工事、樹林帯を伐採して駐車場にする工事等の計画変更で費用が増加しているようだ。
表面下
追加予算の上限額7億円の内容を示さないまま承認を求めている。行政側と8自治体との対話は無いままだ。
裏面上
豊かな海と暮らす平塚市民の会の活動のお誘い。
裏面下
自治体の活動のお誘い。平塚市行政が公園再開発の説明会の案内をやっと出してきた。行政側は追加予算が通ったので、市民の声を聴く耳を持っているか注目。市長、都市整備部長は出席するのかな。花水地区だけでなく他の市民にも説明会は有るんでしょうか。説明会にはWEBサイトより100名、申し込み先着順で狭き門かな。
以下に、GWに届いた「ひらつか議会だより」から抜粋した質疑
しらさぎ・無所属クラブから
都市公園法からはみ出した7億円は違法との指摘に、都市整備部長は決めさせてもらったと答弁。
無所属から
住民への説明会は協議中。都市整備部長は自治会への説明、意見交換、市民対話を重ねてきたそうだが、現場近隣8自治体は数年にわたって説明を求めてきたはずだが。
共産党から
しっかりした質問内容。なにかしっくりこない答弁。
行政ではこの6月の議会で議決してセキスイと契約し、7月から工事着工の構えだ。追加予算を通した議会なので議決はされる可能性は高そうだ。工事が始まれば海岸線の国道は渋滞するかも、来年の箱根駅伝は工事の養生で覆われて見苦しいかも。先人の知恵と努力で育った樹林の伐採は見たくない風景だろう。