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Miskatonic University

2010-09-28 10:59:27 | 闇住まう場所

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 「マサチューセッツ工科大学に比肩するほどの名門。大学附属図書館には、ある種の研究家たちにとっての聖地となっている。」


 マサチューセッツ州の街、Arkham(アーカム)の中心部にキャンバスを構えるMiskatonic University(ミスカトニック大学)は、マサチューセッツ工科大学やコロンビア大学、シカゴ大学に並ぶアメリカ東岸のアイビーリーグの名門である。


 大学が創立されたのは、1765年。街の名士であるジェレマイア・オーンが莫大な遺産と900冊に及ぶ蔵書を遺して死んだ際、その遺言に従って創立されたミスカトニック・リベラル・カレッジが前身に当たる。


 ボストンに近いという地の利と、潤沢な蔵書から徐々に名の知れた研究者が集まり始め、やがて本格的な研究機関に成長し、南北戦争後になって総合大学に昇格。名前をミスカトニック大学と改めた。


 Arkham(アーカム)のニューイングランド地方の古い伝統を色濃く残す土地柄に恵まれ、民俗学、人類学の分野において注目すべき数多の研究が進んでいる。


 1930年の南極探検、34年の西オーストラリア砂漠探検などを通して地質学、考古学の分野においても多大な成果を挙げている。


 地元で有名な「魔女に家」の遺物が運び込まれている博物館など、大学の数多ある貴重な知的財産の中でもとりわけ注目すべきは、附属図書館の存在といえる。


 同図書館は、1878年に地元産の御影石をふんだんに用いたゴシック様式の三階建ての堂々たる建物に改装され、現在は40万冊以上の貴重な文献・資料を収蔵する施設である。


 中でも、世界に5冊しか現存していないと言われているラテン語版「Necronomicon(ネクロノミコン)」を筆頭に数々の魔道書を有している。
 その種の分野を専門とする研究者にとって垂涎の的であり、蔵書を持ち出そうとする不埒な輩が後を絶たないため、「Necronomicon(ネクロノミコン)」を含む一部の書物について、自由に閲覧することが許されない特別室に収められている。