Kurumatabiskyの 野に咲く花に魅せられて Part1

  



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10代~30代の若者が自覚なき感染拡大源に

2020年03月02日 | 新型コロナウイルス
道内感染者は推計940人! 道内に衝撃が走りました。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け3月2日、東京・厚労省で開催された政府の専門家会議が開かれ、道内感染者は推計940人に上るとの考えが示されました。
メンバーの一人、北大医学研究院(理論疫学)の西浦博教授が2月25日の時点の調査で940人に上る試算を示し、「(公表されている)道内感染者は77人だが、推計と10倍のひらきがあり、軽症で若年層に広がっているのでなければ整合性がつかない」と述べました。(北海道ニュースUHB転載)
感染者の推計値が発表されるのは初めてではないでしょうか。

西浦教授が調査した2月25日時点の道内感染者は34人で、推計感染者が940人ですから、昨日時点の感染者75人から単純に計算すれば2000人超が感染していることになります。
国内全体の感染者から推計すると、7000人にもなります。
もちろん、北海道の推計を単純にあてはめることはできませんが、感染拡大の実態と大きくかけ離れていないように思います。

若者が自覚なき感染拡大源に
西浦教授によれば、さっぽろ雪まつりに中国から来た感染者から会場にいた10代~30代の若者に感染し、自覚なきまま感染源となって移動先の道内各地で集団感染を引き起こしたと考えられるとのことです。
10代~30代の若者は発熱などの症状がないか軽症で重症化や死亡に至る割合も低くく感染しているとの自覚がない、また、行動範囲が広く飲食店・カラオケ・ライブ会場など換気が悪い密集空間で不特定多数の人と接触する機会が多いことから集団感染するリスクが高いですし、この若者たちが、高齢者介護施設の職員だったり、祖父母と同居して濃厚接触していた場合、重症化や死亡のリスクが高い高齢者にたちまち感染してしまいます。

ライブ会場やスポーツジムなどでの接触が原因とみられる集団感染も各地で確認されていますし、小中高校の生徒や教諭、学校給食の職員、郵便局の職員など不特定多数と接触する機会が多い感染者もいます。

初動対応の失敗
中国武漢市で新型コロナウイルスの患者が確認されましたが、春節の連休を利用した中国からの多数の旅行者が全国各地に、とりわけ人気が高い札幌雪まつりや道内のスキー場に次々と到着していたにもかかわらず何の対応もしなかったし、日本各地を巡る中国からのツアー客を乗せるバス会社やタクシー業者への具体的な対応も何ら取らず、中国政府が団体旅行禁止措置を取るまで放置してきました。
さらに、ツアーバスの運転手やガイド・タクシー運転手への感染が確認されたにも関わらず、武漢からの旅行者との接触が確認されていない無症状や軽症の場合は検査せずに野放しだったため、結果として感染を拡大させてしまいました。

感染症専門家や安倍首相は、「軽度の場合は検査の必要はない」「治療薬かないので外出を控え自宅で安静に」と、新型コロナウイルスは感染力が強く高齢者や持病のある方は死亡率が高いなどの特徴を軽視した言動に終始したことも、感染拡大の原因ではないでしょうか。

初動から1ヶ月の間に、感染が疑われる人すべてを検査していたら、これほど感染拡大することも避けられたでしょうし、横浜港に入港した大型クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号の乗客をすぐに検査して下船させ国の研修施設などに分散させて2週間の経過観察を行っていれば、700人を超える感染者を出すこともなかったと思えます。

感染が疑われる希望者全員を検査して感染してるのではとの不安を払拭してほしい。

安倍首相は記者会見で、「民間の検査機関を活用する」「検査に健康保険を適用し国からの助成で本人負担を0にする」「感染が疑われる全ての人を検査する」と発表しましたが、その後の国会での答弁をみると「民間の検査機関の活用を検討する」「民間の検査機関を活用する際は検査に健康保険を適用し国からの助成で本人負担を0にしたい」「帰国者・接触者相談センターで感染が疑われる場合は、帰国者・接触者外来で受診していただき保健所を通さなくても検査を受けられるようにしたい」ということだそうです。
野党が追及するたびにトーンダウンしてほころびが明らかになるなんて、許せないし情けないですね。

初動対応で、「民間の検査機関を活用する」「検査に健康保険を適用し国からの助成で本人負担を0にする」「感染が疑われる全ての人を検査する」
を実施していれば、現在の危機的な拡大につながらなかったはずですし、ここに至っても感染に不安がある全ての人の検査を実施する体制が整っていない状況は、政府が感染拡大防止に本腰でないと思わざるをえません。
なお、厚生労働省の記者発表資料をみると、3月3日12時時点でPCR検査実施人数は2684人で、国内事例1855人、チャーター便帰国者事例829だけです。
国民の不安を払拭するにはほど遠い人数ではないでしょうか。



道内感染者は推計940人! 道内に衝撃が走りました。

2020年03月02日 | 新型コロナウイルス
新型コロナウイルスの感染拡大を受け3月2日、東京・厚労省で開催された政府の専門家会議が開かれ、道内感染者は推計940人に上るとの考えが示されました。
メンバーの一人、北大医学研究院(理論疫学)の西浦博教授が2月25日の時点の調査で940人に上る試算を示し、「(公表されている)道内感染者は77人だが、推計と10倍のひらきがあり、軽症で若年層に広がっているのでなければ整合性がつかない」と述べました。(北海道ニュースUHB転載)
感染者の推計値が発表されるのは初めてではないでしょうか。


換気が悪い密集空間は感染リスクが高い!

2020年03月02日 | 新型コロナウイルス
国内だけでなく海外からも低評価だった先月29日の安倍首相の記者会見
新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた政府の取り組みなどを発表しましたが、具体策が何ら示されず予算の裏付けもない「大風呂敷」に見えてきます。
しかも、記者からの質問に答えることなく質疑が打ち切られました。
あらかじめ用意されていた質問には関係省庁が模範答弁を準備して対応できますが、記者からのフリーな質問に回答できずしどろもどろになることを恐れて逃げたと思われてなりません。

混乱と困惑の小中高校の一斉休校要請
突然の一斉休校で子供の世話をするため看護師が休暇を取得せざるを得ず看護師不足により診療時間を短縮せざるを得ないと表明した病院があります。
また、子育て世代が多い職場の対応を見ると、工場の製造ラインの一部を停止、販売の職場では営業時間を短縮、コンビニや飲食店でも従業員が確保できないなど産業界に大きな影響が出ることが想定されます。
政府は経営者に対して柔軟な対応を依頼しましたが、国の援助がなければ対応できず経営不振に陥る中小零細企業が増えそうですし非正規雇用労働者が解雇され失業するケースも多くなると思われます。
一方、中学・高校では卒業生の進路指導に重要な時期で、高校入試に失敗した生徒と保護者との3者面談などが予定されている時期ですし、学年度の成績評価や卒業式、入学式など新学期に向けた繁忙期です。
休校しても生徒の個別指導なども行わざるを得ないと思いますが、その準備期間が取れず対応が決まらないまま今日から休校に入りますので、土日出勤で今後の対応をしていると思います。
親の立場から見ると1か月間で学ぶべき各教科の教育がされないので、進学はじめ学業に影響するのではとの不安も広がっています。

打撃を受けている観光関連事業者への支援
海外からの観光客に加え国内の観光客も大幅に減り、ホテル・バス会社・土産物などは倒産の危機に直面していますが、経営資金の支援、従業員の自宅待機や休業に対する補償や希望退職者募集や解雇の防止など雇用維持のための対策が予算を含め具体的に示されていません。

観光関連業のみならず感染拡大の影響を受ける全産業、特に中国で生産される部品や衣類などに依存する多くの企業が行うであろう一時休業などの雇用調整には少なくても数兆円規模の予算が必要です。

情報不足
マスクやアルコール消毒薬が確保できず、その不安からトイレットペーパーやティッシュペーパーも買い占められて入手困難になっています。
マスクを付けないまま公共交通機関を利用し咳き込むと周りの人から非難されたり、小中学校の児童生徒はマスク着用が義務付けされているなどからネットで高額出品されたり、ドラッグストアなどで不必要な高額商品と抱き合わせ販売しているものでも購入せざるを得なくなっています。
「中国の工場が閉鎖されたため日々の生活に欠かせないトイレットペーパーやティッシュペーパーが品切れになる」とのデマ情報が拡散されると、だれもが不安で買えるときに買っておこうと買いだめに走ってしまいますので、自宅近くのホームセンター・スーパーマーケット・ドラッグストアからたった2日で消えてしまいました。
また、感染者の具体的な情報に加え、移動した公共交通機関や利用した施設などの行動情報が公表されないため、「〇〇病院で感染者」、「感染者が〇〇ホテルに宿泊」、「感染者が〇〇スーパーで買い物」、「居酒屋〇〇で感染者が飲食」などといった様々なデマが飛び交いっています。
国民に分かりやすい正確な情報を随時発信することも政府の大切な使命のはずです。

検査体制と医療体制の整備も急務
感染が疑われるすべての人が新型コロナウイルスの検査を受けられるための体制を整備したとしつつも、重症化していない感染者は自宅で療養をとしています。
これでは濃厚接触者となる同居家族の感染リスクが高まりますので、感染拡大の要因になりかねません。
感染拡大を防げるかどうかこの1~2週間が瀬戸際と29日の記者会見で発表しましたが、関係各省に指示した感染防止の新法が2週間程度で成立し予算措置がされるとは到底思えません。

換気が悪い密集空間は感染リスクが高い!
厚生労働省は、屋形船やスポーツジムなどで複数の人に感染させた事例は、換気が悪く不特定多数の人が接触する恐れが高いなどの共通点があると指摘しました。
クルーズ船や韓国の新興宗教の教会なども、換気が悪い密集空間だったため感染が急速に広がったといえそうです。
満員電車やツアーバスなども感染リスクが高い密集空間ですし、コンサートホール・ライブハウス・屋内スポーツ施設・スポーツジム・ヨガ教室・居酒屋なども感染リスクが高い密集空間といえます。
「この電車に、軽症や無症状で検査を受けてない感染者が乗車してるのではないか」などの不安がさらに広がりそうです。
感染リスクから自己防衛するため、やむを得ない場合でも可能な限り換気が悪い密集空間に近づかないようにしましょう。