政府専門家会議の提言(概要)
爆発的な感染拡大(オーバーシュート)を伴う大規模流行に警鐘
新型コロナウイルス感染症の政府専門家会議は19日、国内感染者が都市部を中心に増えており「今後、感染源が分からない患者が継続的に増加し全国に拡大すれば、どこかの地域を発端として爆発的な感染拡大(オーバーシュート)を伴う大規模流行につながりかねない」とする新たな提言をまとめました。
オーバーシュートは大都市圏の方が発生しやすいとも指摘し、起きた時は「取り得る政策的な選択肢はほとんどない」と警鐘を鳴らしました。
今後の対策は地域の感染状況に応じて
今後の対策は、地域の感染状況に応じて進めていく必要があるとしています。
具体的には感染が拡大傾向にある地域は、緊急事態宣言や一律の自粛要請の必要性について適切に検討し、感染が収束に向かい始めている地域などは、リスクの低い活動から徐々に解除を検討することになるとしています。
一方、感染が確認されていない地域では、学校の活動や屋外でのスポーツ観戦、それに文化・芸術施設の利用などで、リスクの低い活動から実施してほしいとしています。
国内の状況
大阪府と兵庫県の間の不要不急の往来を控えて
大阪府の吉村知事は19日夜、緊急の記者会見を開き、20日からの3連休新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、大阪府と兵庫県の間の不要不急の往来を控えるよう求めました。
一方、兵庫県の井戸知事も19日夜、記者会見し、国の感染症の専門家チームが18日兵庫と大阪府に入り、兵庫と大阪の往来を自粛するよう提案されたことを明らかにしました。
感染者の死亡率約3.4%と高いのは
我が国の医療水準がドイツや韓国より劣っているとは考えられませんが、感染者の死亡率をみると、ドイツの0.2%、韓国の1.1%、アメリカ1.4%に比して日本で3.4%と高いのは、重症化した患者及び帰国者・接触者以外の無症状や軽症の肺炎患者がPCR検査を受けられないことに起因しています。
爆発的な感染拡大(オーバーシュート)による医療崩壊が起きる前に、医師が感染を疑うすべての患者がPCR検査を受けられる態勢を整備することが急務です。
医師や看護師の感染は、感染が疑われる肺炎患者を手探りで診療しているから
各地で発生している医師や看護師の感染ですが、感染が疑われる肺炎患者であっても、帰国者・接触者相談センターに相談しても門前払いされるため、手探りで診療していることが原因のように思います。
医師や看護師が感染しても、どの患者から感染したのか経路が分からないということは、その患者が発症した医師・看護師より先に感染しているのですから、また別の病院などで診察を受ければそこでも感染を拡大してしまうことになりかねません。
新型コロナウイルスに感染している疑いのある肺炎患者をすべてPCR検査して、感染が確認されたら隔離する態勢を整えなければ、感染拡大は防げず、人口密度が高い都市部で爆発的な感染拡大(オーバーシュート)が起こってしまいます。
都内のNTTドコモコールセンターでクラスター発生の可能性
NTTドコモによると、このコールセンターでは18日までに8人の感染が確認されており、19日に確認された1人と合わせ9人になりました。
都は感染者集団「クラスター」が発生している可能性があるとみて調査しています。
クラスターが発生している姫路市の仁恵病院で新たに2人が感染
姫路市は20日、新型コロナウイルスの感染者が相次いでいる仁恵病院で、新たに入院患者2人が感染したと発表しました。
同病院ではこれまで看護師2人とその家族1人、入院患者8人の感染が確認されていて、関係者の感染は13人になりました。
国立病院機構大分医療センターで5人が感染
大分県は20日、国立病院機構大分医療センター(大分市)の医師や看護師、元患者ら男女5人が感染したと発表しました。
介護保険施設「グリーンアルス伊丹」の感染者43人に
兵庫県伊丹市の介護保険施設「グリーンアルス伊丹」で20日、新たに70~80歳代利用者ら男女5人の感染が判明し、同施設関連の感染者は計43人となりました。
爆発的な感染拡大(オーバーシュート)を伴う大規模流行に警鐘
新型コロナウイルス感染症の政府専門家会議は19日、国内感染者が都市部を中心に増えており「今後、感染源が分からない患者が継続的に増加し全国に拡大すれば、どこかの地域を発端として爆発的な感染拡大(オーバーシュート)を伴う大規模流行につながりかねない」とする新たな提言をまとめました。
オーバーシュートは大都市圏の方が発生しやすいとも指摘し、起きた時は「取り得る政策的な選択肢はほとんどない」と警鐘を鳴らしました。
今後の対策は地域の感染状況に応じて
今後の対策は、地域の感染状況に応じて進めていく必要があるとしています。
具体的には感染が拡大傾向にある地域は、緊急事態宣言や一律の自粛要請の必要性について適切に検討し、感染が収束に向かい始めている地域などは、リスクの低い活動から徐々に解除を検討することになるとしています。
一方、感染が確認されていない地域では、学校の活動や屋外でのスポーツ観戦、それに文化・芸術施設の利用などで、リスクの低い活動から実施してほしいとしています。
国内の状況
大阪府と兵庫県の間の不要不急の往来を控えて
大阪府の吉村知事は19日夜、緊急の記者会見を開き、20日からの3連休新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、大阪府と兵庫県の間の不要不急の往来を控えるよう求めました。
一方、兵庫県の井戸知事も19日夜、記者会見し、国の感染症の専門家チームが18日兵庫と大阪府に入り、兵庫と大阪の往来を自粛するよう提案されたことを明らかにしました。
感染者の死亡率約3.4%と高いのは
我が国の医療水準がドイツや韓国より劣っているとは考えられませんが、感染者の死亡率をみると、ドイツの0.2%、韓国の1.1%、アメリカ1.4%に比して日本で3.4%と高いのは、重症化した患者及び帰国者・接触者以外の無症状や軽症の肺炎患者がPCR検査を受けられないことに起因しています。
爆発的な感染拡大(オーバーシュート)による医療崩壊が起きる前に、医師が感染を疑うすべての患者がPCR検査を受けられる態勢を整備することが急務です。
医師や看護師の感染は、感染が疑われる肺炎患者を手探りで診療しているから
各地で発生している医師や看護師の感染ですが、感染が疑われる肺炎患者であっても、帰国者・接触者相談センターに相談しても門前払いされるため、手探りで診療していることが原因のように思います。
医師や看護師が感染しても、どの患者から感染したのか経路が分からないということは、その患者が発症した医師・看護師より先に感染しているのですから、また別の病院などで診察を受ければそこでも感染を拡大してしまうことになりかねません。
新型コロナウイルスに感染している疑いのある肺炎患者をすべてPCR検査して、感染が確認されたら隔離する態勢を整えなければ、感染拡大は防げず、人口密度が高い都市部で爆発的な感染拡大(オーバーシュート)が起こってしまいます。
都内のNTTドコモコールセンターでクラスター発生の可能性
NTTドコモによると、このコールセンターでは18日までに8人の感染が確認されており、19日に確認された1人と合わせ9人になりました。
都は感染者集団「クラスター」が発生している可能性があるとみて調査しています。
クラスターが発生している姫路市の仁恵病院で新たに2人が感染
姫路市は20日、新型コロナウイルスの感染者が相次いでいる仁恵病院で、新たに入院患者2人が感染したと発表しました。
同病院ではこれまで看護師2人とその家族1人、入院患者8人の感染が確認されていて、関係者の感染は13人になりました。
国立病院機構大分医療センターで5人が感染
大分県は20日、国立病院機構大分医療センター(大分市)の医師や看護師、元患者ら男女5人が感染したと発表しました。
介護保険施設「グリーンアルス伊丹」の感染者43人に
兵庫県伊丹市の介護保険施設「グリーンアルス伊丹」で20日、新たに70~80歳代利用者ら男女5人の感染が判明し、同施設関連の感染者は計43人となりました。
国内の感染状況

諸外国の感染状況


諸外国の感染状況
