東京五輪開催で人流減らず感染急拡大ｰ人々の意識大きく影響

国内の新たな感染者1万4207人、感染者の累計は97万1904人
国内では4日、新たに過去最多を更新する1万4207人の感染が確認されました。
東京都の4166人、埼玉県の1053人、千葉県の840人、福岡県の752人、沖縄県の602人、茨城県の290人、京都府の277人、群馬県の204人、静岡県の202人、栃木県の178人、滋賀県の103人、新潟県の78人、三重県の74人、山梨県の49人は1日の感染者としてはいずれも過去最多を更新しました。
これで国内の感染者は97万1192人、クルーズ船乗船者を含む感染者の累計は97万1904人になりました。
また、新たに確認された死亡者は14人で、累計は1万5246人です。
厚労省の発表によると重傷患者は23人増えて777人になりました。

都内の新たな感染者は4166人、感染者の累計は23万1096人
東京都では4日、過去最多を更新する4166人の感染が確認されました。
これで都内の感染者の累計は23万1096人になりました。
このうち、10歳未満から30代が2776人で全体のおよそ67%、重症化リスクが高い60代以上の感染者はおよそ6%の239人でした。
4日までの7日間平均は3478.7人で、前週比178.0%に急増しました。
なお、新たに確認された死亡者は1人で、累計は2301人です。

新規感染者数の動向


患者と死亡者の動向

国内事例・空港検疫の合計

都道府県の感染者数

重症以外は自宅療養－医療体制ひっ迫で
感染力が非常に強い新型コロナウイルスの変異株「デルタ」によって、首都圏を中心に感染者が急増し病床が確保できなくなっています。
これまでは中等症以上は入院治療を基本としていましたが、政府は重症者以外は自宅療養を基本にすると対応を変更しました。
中等症は、肺炎にかかっていて呼吸困難が続きますので酸素投与が必要ですし、医師による訪問治療、保健所による症状確認が不可欠です。
しかしながら、訪問治療や症状確認の体制は不十分ですので、症状急変により重篤化しても入院できる保証はありません。
同居する家族の感染リスクは従来型よりも高く、家庭内感染の可能性が高くなります。
なお、1月から6月までの半年間に自宅で死亡した感染者は84人にものぼりますので、中等症だから自宅療養と方針変更するのであれば、医師による訪問治療や保健所による症状確認などの万全の体制を整えるべきです。
中等症患者の命、同居する家族の命を軽視しているとしか思えない政府の対応の転換に私は反対です。

世界の感染者2億3万人超え、死亡者は425万人超え
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は日本時間5日5時21分の時点で2億3万1896人となりました。
また、死亡者は425万2958人となりました。

主な国・地域の感染状況